せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

薬草園探検 ~ キセワタ、メハジキ、カワミドリ

2014-09-02 | 日記
荒れて手入れの追いつかないハーブ園の中に入ると、ヤブカの大群に出会い露出した皮膚はあっという間に刺されてしまった。熱帯の湿潤地域などに行けば蚊の大群などこんなどころではないのだろうなあ。最近デング熱が代々木公園周辺で発生している話を耳にすると、デング熱やマラリアなども熱帯亜熱帯の風土病だと人ごとのようにのんきに考えてはいられない。虫よけスプレーは絶対必要。


キセワタ  シソ科 メハジキ属



荒れた花壇に淡紅紫色の美しい花を茎に段々につけている草丈1mほどの植物があった。唇形の花の形からシソ科であることは一目遼前。見た感じはメハジキと似ている。ただしメハジキのように葉に切れ込みはなく楕円形で鋸歯がある。ネットで検索するとキセワタのようだ。


キセワタは山地の草原に生える多年草。
 



花冠は筒状で先は唇形、下唇は3裂。 上唇の上部には白い毛が生える。花の形はオドリコソウにも似ている。綿を着せているようにみえるのでキセワタという。


メハジキ シソ科 メハジキ属

また薬草園に戻るとちょっと元気がないけれどメハジキを見つけた。




メハジキの全草を乾燥したものは益母草(やくもそう)といい、母の益になる薬草という意味があり、中国では古くから婦人薬として利用されてきた。


カワミドリ シソ科 カワミドリ属

名札にはカワミドリとある。枝先に花穂を立て小さい紫色をした唇形の青い花を密につける。花の最盛期を少し過ぎているのだろう、多くの花は落ちて残った紫色のがく片が猫の尾のように伸びている。




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