せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

イズノシマダイモンジソウとキヨスミギク

2013-12-04 | 日記
先日、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の中で棋士、羽生善治が「若い頃の記憶力や集中力は年とともに衰えてくるけれども、その代わりに大局観や直感というもので補われてくる。」と言っていた。大局感、直感と言うものは、言葉や論理では説明できない経験に基づいた深いところから煙のように湧いてくるものらしい。勝負の世界で駆け引きとか、攻め時の好機など流れを見極める力は、確かに理屈ではない百戦錬磨の経験からふっと出てくるものなのだろう。



紅葉の季節。山に入ると、足元には小さな白い花が咲いている。

イズノシマダイモンジソウ ユキノシタ科





これがダイモンジソウかな?と思って見ていたら、近くの人がイズノシマダイモンジソウだと教えてくれた。ダイモンジソウの変種で茎や葉に毛が多く、葉は厚く腎円形で基部は心形ごく浅く裂ける。5枚の花びらの長さと並びが漢字の「大」の字に見えるから名付けられている。自然の中のダイモンジソウは園芸店のダイモンジソウとは違って地味で目立たない。


園芸店で見たダイモンジソウ



派手で美しく目を引く園芸用のダイモンジソウ。



キヨスミギク キク科 シオン属



一見シロヨメナ?かなと思ったが、これも近くの人がキヨスミギクだと教えてくれた。見慣れた人はよく知っているものだ。別名アキバギク、アキワギク。学名Aster ageratoides subsp. 学名からいくとシロヨメナと同じくノコンギクAster ageratoidesの亜種ということになる。道理で葉はざらざらしている。ただしノコンギクよりも花は小さい。シロヨメナの葉は3葉脈が目立つ点がキヨスミギクと異なる。

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