例によって朝から近くの公園を散歩。目標は花壇の花々とキリとエゴノキの花。子どもたちが野球をしている草むらを歩いているとアヤメ科ニワゼキショウの薄い赤や少し青っぽいものなどがあちこちに咲いている。青いものと赤いものを比較して見ようと取り上げてみてびっくり。この青い花(左)はいつもの見慣れた赤いニワゼキショウ(右)とは違う種であることに気付いた。先入観にとらわれると見えていても見えなくなる。
ニワゼキショウは花弁に5本と3本の線が入っていて雄しべは奥に隠れている。この青いものは花弁に線はあるものの薄くて雄しべは花の外にまで突き出ている。花弁の先は尖っているのも特徴だろう。花筒もニワゼキショウに比べて短い。ネットで調べるとすぐにアヤメ科ルリニワゼキショウであることが判明した。北アメリカ原産の帰化植物。
そして何と花茎に広い翼がある。だからまるで葉の先端に花が咲いているかのように思われる。こんな花はめったにないだろう。ルリニワゼキショウの株。
こちらはニワゼキショウの株。
右のルリニワゼキショウには果実がついている。