つい先日職場近くの公園にトウゴクミツバツツジを見に行ってみたが全く咲いていなかった。しかし植物園では先週早々とミツバツツジ類の花が美しい澄んだピンク色を光に輝かせていた。なぜミツバツツジ類は花が遠くからでも目立つのだろうか?蛍光色素が入っているような感じがする。
名札にはハヤトミツバツツジと書いていある。ハヤトミツバツツジはミツバツツジ類のなかで最も開花が早い。鹿児島県固有種。
花だけをみてミツバツツジの区別ができるのだろうか?このハヤトミツバツツジは雄しべの数は10本。5本は短く5本は長い。ミツバツツジの雄しべは5本だからミツバツツジでないことはすぐにわかる。
昨年観察したトウゴクミツバツツジの花の花糸は無毛で花柱の下半分には腺毛がある点が特徴だった(2013-04-04 のブログ)。キヨスミミツバツツジは花糸も花柱も無毛であるという。
写真を見るとハヤトミツバツツジは清キヨスミミツバツツジと同じく花糸も花柱も無毛のようだ。子房には短い毛がある。