せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ハヤトミツバツツジ

2014-03-31 | 日記

つい先日職場近くの公園にトウゴクミツバツツジを見に行ってみたが全く咲いていなかった。しかし植物園では先週早々とミツバツツジ類の花が美しい澄んだピンク色を光に輝かせていた。なぜミツバツツジ類は花が遠くからでも目立つのだろうか?蛍光色素が入っているような感じがする。




名札にはハヤトミツバツツジと書いていある。ハヤトミツバツツジはミツバツツジ類のなかで最も開花が早い。鹿児島県固有種。




花だけをみてミツバツツジの区別ができるのだろうか?このハヤトミツバツツジは雄しべの数は10本。5本は短く5本は長い。ミツバツツジの雄しべは5本だからミツバツツジでないことはすぐにわかる。


昨年観察したトウゴクミツバツツジの花の花糸は無毛で花柱の下半分には腺毛がある点が特徴だった(2013-04-04 のブログ)。キヨスミミツバツツジは花糸も花柱も無毛であるという。


写真を見るとハヤトミツバツツジは清キヨスミミツバツツジと同じく花糸も花柱も無毛のようだ。子房には短い毛がある。

ムラサキハナナ、ハナニラ、バイモ、キケマン、モミジイチゴ、クサイチゴ、フッキソウ

2014-03-31 | 日記
遊歩道の横の草むらではハナニラ、ムラサキハナナ、バイモの花が咲き、子供たちが楽しそうに走り回る姿が見える。

ムラサキハナナ  アブラナ科

別名:ショカツサイ(諸葛采)、オオアラセイトウ、ハナダイコン(花大根)など色々ある。








ハナニラ  ユリ(ヒガンバナ)科







バイモ  ユリ科

別名はアミガサユリでユリ科バイモ属の半蔓性多年草。原産地は中国で、観賞用として栽培される。


花弁裏の網目模様が美しい。




キケマン  ケマンソウ科

キケマンはケマンソウ科キケマン属の越年草。葉は1-2回羽状複葉で、小葉はさらに羽状に深裂する。




モミジイチゴ バラ科キイチゴ属

遊歩道にかぶさる様に枝を垂らしているモミジイチゴ。キイチゴ。






クサイチゴ バラ科キイチゴ属

日当たりのいい草むらで見つけたクサイチゴの花。葉は奇数羽状複葉で、小葉は1-2対。




フッキソウ ツゲ科

フッキソウが野原の片隅の木の陰に咲いていた。花は花弁がなく雄花が上方に多数みられる。だいたい雄しべは3-5本ある。


雌しべはどこだろうと探すと雄花よりも下方に雌しべの先が2分していると思われる花があり、これが雌花だろう。


一番下の花が雌花と思われる。

カタクリとユキワリイチゲ

2014-03-31 | 日記
今はまさにカタクリの季節。見に行きたいが時間がない。職場から少し山の方に車を走らせればカタクリの群生地はたくさんあるのだけれど、暇がない。先週立ち寄った植物園で、立ち入り禁止の柵内の奥に目を凝らすと薄紫の花が群生しているのが見えた。やったカタクリ。近づけないからこの愛用の、ぼろカメラで目いっぱいズーム。


カタクリ





こうして遠くからそっと眺めるのもいいなあ。


カタクリの花には輝く美しさがある。



カタクリの群生している場所から10mほど離れたところに白い花が見えた。多分イチリンソウカかニリンソウだろうが近づくことができないので残念だなあと思っていたら、遊歩道のすぐ脇に白い可憐な花を見つけた。この花だったんだ。イチリンソウでもニリンソウでもない。何でしょうか?ネットで検索。一番近いのはキンポウゲ科イチリンソウ属 ユキワリイチゲのようだ。


ユキワリイチゲ

解説では「根生葉は3小葉で小葉は三角状卵型で鋸葉があり表面は濃緑色で白斑が入る。秋に地上に出て冬を越すため、春の葉は汚れたような淡褐色を帯びることが多く茎葉は3枚輪生する」とある。植物園内だから逸脱して増えて歩道脇にも広がったんだろう。






キンポウゲ科だから花弁に見えるのはガク片で10枚以上ある。