せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

クロモジとアブラチャンの花

2013-04-09 | 日記
クスノキ科クロモジとアブラチャンはその花があまりに地味で最近は好んで庭に植えることはないだろう。今ちょうど咲いているのにほとんど誰にも気付かれない。



クロモジ クスノキ科

落葉低木。雌雄異株。


葉の展開と同時に枝の節に散形花序を出し淡黄緑色の小さな花を多数付ける。


これは柱頭が見えるから雌花かな。



アブラチャン クスノキ科

落葉低木。雌雄異株。クロモジと同じ仲間。葉が展開し始めている。


花は葉に先立って咲くからもう花は大分落ちてしまっている。


雄しべがはっきり見えるので雄花かな。

ムスカリとタケノコ

2013-04-09 | 日記
ムスカリ ユリ科

4/6(土)の朝は晴れていたが4/7(日)は春の嵐で最悪。それ以後はいい天気が続いている。公園の片隅に咲いているムスカリを発見。


ムスカリはユリ科の球根植物。2-3年前に市内を流れる川の土手にムスカリが群生しているのを見つけたことがある。その時のことを思い出した。土手に腰をおろしてその対岸を何気なく眺めていたら家畜小屋があってヤギかヒツジを飼っているのが見えた。こんなところに畜産場があるなんて不思議な気がした。大学からもそう遠くはない。高速道路が近くを走ってはいるが通り抜ける道がなく誰も近くを通ることはできないから、いわば安全地帯でヤギがのんびりと土手の草を食べているのもうなずける。ずい分前に大学でネズミを使って研究をしていたときに大先輩の先生が「自分たちの頃は牛の膵臓を土手の横の畜産場でもらってきて実験したものだ」と言っていた。この近くには昔は畜産場がいくつもあったのだろう。土手のムスカリの小さな花とその対岸の畜産場はあの頃と同じようにゆっくりと進む時の流れの中でいつまでも存在し続けるような気がする。


下から覗いてみよう。



ムスカリに気を取られていると目の前にタケノコが生えてきている。山の中なら掘ってみたいところだ。もうタケノコの季節になったんだなあ。


竹林の隅に生えてきたタケノコは何とも可愛い。