せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

オオシマザクラとヤマザクラ

2013-04-02 | 日記

朝、通勤途中の道を少しそれてオオシマザクラ?の植えてある公園を覗いてみることにした。朝日が差し込んできたので桜の観察にはちょうどいい。


小さな児童公園の割には4-5本のオオシマザクラと思われる桜とヤマザクラ、ソメイヨシノなどが植えられている。隣は広い畑になっているので日当たりがいい。


手前に見えている枝はヤマザクラ。


オオシマザクラ

月は数日前に見たときは満月だったのに今ではもう右半分が欠けている。


隣の広い畑にはナノハナが植えられている。桜の傘の下に入ってナノハナ畑のほうに目をやる。


満開の桜の下。


オオシマザクラはいい香りがする。


ここのオオシマザクラはどれも同じものはない。大きさも花弁の形もみな少しずつ違っている。ソメイヨシノはどれもみな同じクローンだから全く同じだけれど、ここのオオシマザクラは実生苗から育てたものなのだろう。個性があってそのほうがいい。



ヤマザクラ

ヤマザクラは新葉が茶色でがく筒や花柄に毛がない。もう少し散りかけている。


吉野山の桜はこのヤマザクラだそうだ。


花弁が散ったあとも雄しべ、雌しべが残っている。


いつまでもいつまでも長く咲き続けていてほしい。

ユキヤナギとヒメリュウキンカ

2013-04-02 | 日記
ユキヤナギ バラ科

早朝の散歩は天気のいい日に限る。まだまだ寒いし薄暗いと草木もまだ眠っている。今日4/2の日の出はAM5時27分で10日後の4/12は5時13分だから10日で14分早くなっている。春分、秋分の日前後がやはり日の出の時間が一番変わりやすいだろう。夏至、冬至は折り返し点だから日の出の時間はあまり変化がないはずだから。


先週の天気のよかった朝、公園のユキヤナギは最高だった。


小さな花だけれども拡大するとびっくりするくらい美しい。


後ろ姿。



ヒメリュウキンカ (Ranunculus ficaria) キンポウゲ科


昨年も一昨年も毎年このヒメリュウキンカを同じ場所で観察している。水辺のカエルのいるようなところに咲いている。幸いにも水は干上がっていて近くに行くことができた。学名にラナンキュラスRanunculusとあるのはカエルのすむ様な所に生えているからで、ficaria は「イチジクのような」という意味で根茎がイチジクに似ているからつけられている。


花弁状の萼片8-9枚の中心部に雌しべが集合して多数つきそれを囲むように雄しべがある。


花弁状の萼のさらに裏側に3枚の萼片があるのがヒメリュウキンカの大きな特徴(リュウキンカには3枚の萼片はない)。

ニワトコ

2013-04-02 | 日記

大学の裏手の藪の中に白い綿のような花が見えた。


ブロッコリーのようなつぼみも見える。桜の季節、林縁に新緑の若葉と白い泡立つような花を見つけたらそれはスイカズラ科ニワトコだろう。


つぼみから芽が吹き出す姿は力強く心湧きたつような勇気をもらうことができる。


新緑の葉に囲まれて小さな花をたくさんつけた円錐花序はよく見ると雄しべは5本、雌しべは1本の小さなな花からできている。雌しべは紫色で柱頭は短く先端は3裂している。夏には真っ赤な果実をたくさんつけることだろう。昔骨折の治療に用いたことから別名は接骨木(せつこつぼく)。

ハマダイコンとムラサキハナナ 

2013-04-02 | 日記

土手に沿って桜と菜の花が咲く。ナノハナに交じって同じアブラナ科の淡紅紫色の総状花序の花がちらほらと咲いている。


ムラサキハナナにしては花が小さく紫が薄い。おそらくハマダイコン。ダイコンの野生化したもので海岸の砂地に生えるという。


花。


下の方の葉はダイコンに似ている。


ムラサキハナナ アブラナ科

こちらは公園に咲いていたムラサキハナナ。別名オオアラセイトウ、ハナダイコン、ショカツサイなど。ハナダイコンとハマダイコンは違うものだから紛らわしいい。


ムラサキハナナの花。

オオバヤシャブシ?

2013-04-02 | 日記

川のほとりにある小高木が目を引いた。枝にはハンノキを思わせるような黒褐色の果実がたくさん残っている。カバノキ科ハンノキ属であることは間違いなさそう。雄花序に柄が無いのでハンノキではなくヤシャブシの仲間だろう。しかし葉がないから葉で確定はできない。


ちょうど花序ができ始めていている。雄花序と雌花序の位置関係が大事だという。どうも雌花序の方が雄花序よりも先端にあるようだ。ヤシャブシとヒメヤシャブシは逆に雄花序が雌花序よりも枝先側にあるらしい。しかも雌花序の数もヤシャブシは1-2個、ヒメヤシャブシでは3-6個と多く、オオバヤシャブシは1個のみ。


この木には果実は一個ずつしか付いていないからオオバヤシャブシの可能性大。


葉芽が展開しつつある。そのすぐ下に雌花序が上を向いて付いている。そして周りの大きな雄花序。


これは雄花序。