せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

コウヤボウキ

2010-11-14 | 日記

2週間前にインフルエンザの予防注射してからずっと調子が悪い。睡眠不足のせいもあるかもしれないけれどなかなか微熱がとれない。予防注射のせいにしてはいけない。



やや日当たりのいい感じの林で落ち葉や下草にまぎれて白い花びらを放射状広げたような花があちこちに咲いていた。2-3cmくらいの小さな花だが、他に花が見られないこの時期では貴重な存在。よく見るととても美しい。


キク科コウヤボウキは1年目の枝の先端に花が咲く。花は小さな筒状花が13個ほど集まったもので、筒状花はリボン状に深く5裂している。

 
コウヤボウキの葉は両面有毛。1年目の葉は広い卵形。

アカソバ

2010-11-14 | 日記

タデ科ソバの花は白だと思っていたら赤いソバの花が花壇一面に植えてあった。


ソバは中国雲南省、ヒマラヤ、ネパールがソバの原産地でそれを品種改良したアカソバ(高嶺ルビー)という園芸品種のようだ。気温が下がると赤味が増すらしい。


 
葉はミゾソバとも似ている。果実はそう果。

シロダモの花

2010-11-14 | 日記
クスノキ科シロダモ


県立公園の大イチョウの横には今シロダモの花が満開。クスノキ科の花は皆似ているらしい。花期は早春3月のダンコウバイに始まり、クロモジ、アオモジ、ヤマコウバシと続き、5月にはゲッケイジュ、クスノキ、タブノキ、6月ヤブニッケイときて、8月カゴノキ、ハマビワ、そしてシロダモと11月まで咲く。


シロダモは雌雄異株。雄株と雌株があるので当然果実は雌株のみで見られる。果実は一年がかりで赤く熟すので、今は花と赤い果実が同時に見られる。

 
左は雄花。右は雌花。シロダモの葉の裏は白い。果実は赤くて楕円形。

 
雄花は雄しべ6、雌しべは1本あるが結実はしない。

 
雌花は雌しべ1、仮雄しべ6。

センニンソウの果実

2010-11-14 | 日記
キンポウゲ科 センニンソウ

事実は小説より奇なりというが、自然のつくりだした形は人間のどんな想像をも超えている。細部に分け入りさらに遺伝子に至るまで、自然の作り上げたからくりが明らかになればなるほど、その精密な設計に驚かされるばかり。


公園のツツジの生け垣にツル性植物がからんでいる。その先端には不思議な風車のように羽毛をつけた果実が放射状に並んでいる。これがどんな意味を持つかはわからないけど、この形でなければならなかった必然性もあるに違いない。


花柱が長く成長して長い毛を生じる。この白い羽毛状のものを 仙人のひげとみてセンニンソウと名がついたのか?


2009/8/18撮影のセンニンソウの花。