せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

カンヒザクラ

2010-03-07 | 日記
県立公園で見たいものがあったので小雨にもめげず仕事帰りにに寄ってみた。それはカンヒザクラ。サクラは1週間遅れるとあっという間に散ってしまう。よかった、なんとか咲き始めている。周りは日差しがなくて暗いのにカンヒザクラの濃い赤のため遠くからでもとても目立つ。下向きにつき満開でも花弁は半開きで花は釣鐘形。がく片まで真っ赤、紅紫色というのだろうか。しかしさすがに見る人はほとんどいない。

ふと反対方向を振り返るとサンシュユとカワヅザクラが満開で重なって素晴しい姿を見せていた。サンシュユの花の黄色を背景にサクラが浮き出ている。やはり苦労しても見に来てよかったなあ。カンヒザクラもカワヅザクラも葉の展開よりも花が先に咲く。しかもソメイヨシノより早いので早咲きということになる。

キンモクセイ

2010-03-07 | 日記
小雨が降っていた。仕事の帰りに、駐車場と藪との仕切りになっている垣根の常緑樹を確認してみるため近寄ってみると、どこにでもあるキンモクセイだった。しかし若芽は意外にも素晴しい形をしていてこの発見はちょっとうれしい。

葉は虫に食われて枝はつるに巻きつかれていたが新芽を出し始めている。芽が出ればまた一から始まる、と言っているようだ。

秋に雄花が咲きいい香りを漂わせる。これは2009/10/12撮影。

ヤマウコギ

2010-03-07 | 日記
昨夜は当直だったから週末がないようなものだ。最近は雨が多いのでなかなか散歩できない。職場の廊下の隅においてある観葉植物のパキラの掌状複葉を見ていたらヤマウコギを思い出した。職場の駐車場脇の藪の中あちこちにヤマウコギが自生しているが、今は落葉して樹皮にある棘だけが異様に目立つ。恐竜の背中の突起を連想してしまう。一昨日、古館一郎のニュース番組で、恐竜絶滅の原因がやはり6500万年前の小惑星の衝突であったという雑誌サイエンスの記事を紹介した。1万年でも遠いのに、それよりもはるか昔に起きた天変地異を生き延び、形を変えて進化してきた地球生命の何としぶといことだろう。
春になるとヤマウコギ独特の掌状複葉の葉をつけるのが楽しみだ。掌状複葉に何故か魅かれるなあ。自分の手のひらを感じるからだろうか?地球生命として共有するものを感じるからだろうか?

太い幹はごつごつしていてまさに恐竜だ。

棘は葉痕や短枝のすぐ下にある。雌雄異株で散形花序の花をつける。これは2009/4/29撮影。