せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ゴンズイとシジュウカラ

2010-03-10 | 日記
久しぶりの青空。駐車場そばの林縁に黒紫色の太い棒が立っていた。ちょっと驚き。先端に細かい細工を施された王様の杖のようにも見える。これはミツバウツギ科ゴンズイの幼木で冬芽と葉痕は大きい。

ゴンズイはなんと言っても秋の果実が特徴的だ。果実は袋果で果皮は肉質で厚く、赤く熟すと裂開し、黒い光沢のある種子が1~2個顔を出す。トキリマメの果実にも似ているなあ。これは2009/9/27撮影。

ツーピツーピと鳴く声がするので見上げるとクマノミズキ?の枝でシジュウカラが忙しそうに動き回っている。頬は白くて、喉から下尾筒(尾羽の付け根部の下面)までの中央部分は黒い。

マユミ

2010-03-10 | 日記
職場近くの広い県立公園ではマユミが芽吹きはじめている。枝ぶりもいいバランスで十字対生なのがよくわかる。

果実の殻を残した枝。やじろべえのように左右釣合いをとっている。角ばった印象のマユミではあるが、枝はしなやかで昔はこの木から弓を作ったことから真弓と名前がついたらしい。昔の友人で、型にはまって四角張り融通の利かない性格のためその反対のマルというあだ名をつけられたのがいた。偏った気質を持っているときに何とかそれを変えようとする努力がいい人格を生むような気がする。マユミのようにバランスよくて簡単には折れない木になりたい。

果実は四角いさく果で、淡紅色に熟して4つに深く割れ赤い種子が現れる。これは2009/12/13撮影。