ときぶーの時間

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隣町の苦難。

2013-06-12 06:33:50 | 日記
NO376
昨日は朝5時40分に名古屋の方と富岡町に入るため、横浜駅西口ターミナルで待ち合わせをして松ちゃんの所に向かった。夜の9時に帰って来るまでの時間とにかく走っていた感じ。

僕たちは出掛けていて会えない松ちゃんの仕事(ダチョウと猫4匹と石松の餌と水の補給)だけ手伝い、第一の柵と第三の柵の牛たちの所へ様子を見に行ったのだが、牛たちはのんびりしていて安心した。

このあと来月の写真展に使う被災地の町の姿を撮るため駅や体育館・公民館に、津波で壊れた堤防や隣町の水産種苗研究所などの公共施設を回った。


震災後初めて行った研究所を見て唖然とした。ひどかったから・・・


車に同乗していた名古屋の方も「地球にやさしいエネルギー原子力の標語」が白けさせると言っていたが、本当に嫌味を込めて白々しいと言いたい。

この原発事故のおかげで町の人口96%の方が帰還困難区域に指定され町に帰れない大熊町の苦難を思った。

何処が地球にやさしいんだ!放射能の中を生きる動物も植物も被曝の恐怖を知らないで生きているのに・・・

昨日は富岡町の帰還困難区域に入り隣町の大熊町まで車を走らせたのだが、行く手を阻む鉄のゲートに何度もUターンさせられ正直思うように動けなかった。


東京電力福島第一の敷地に近い所まで行ったが、今しきりにニュースで流れる汚染水問題のタンクが目の前に現れて、ものすごい数のタンクが原発構内に設置されているのを実感。

昨日は行き止まりになり道幅が狭くUターンを出来ない道を、バックで車を走らせなければならない何とも首が疲れる一日でした。

大熊町の海岸線は瓦礫の山が所々にたくさんあり、この町の復興が遠い世界にあることを否応が無しに教えられた日でもあった。本当に手つかずだった。

午後3時に松ちゃんから電話をもらい富岡町のスポーツセンターにいた僕らは彼の家に行った。


彼は車屋さんと一緒にいた。彼に先日紹介した経済誌「先見経済」を渡しその本を手に取り、車屋さんと話す写真。

昨日は新横浜から9時台の新幹線に乗って帰る名古屋の方を送るために、彼と話す時間が一時間ほどしかなく充分話せなかったが、また来週にでも行きたいと思います。

それではみなさん、明日またお会いしましょう。









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