ときぶーの時間

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きのこの話

2016-09-30 17:31:36 | 日記
みなさん、こんばんは。
今日は動物の話でなく話題を変えて富岡町のキノコの事を書きます。

原発事故が起きてから絶対に食べてはいけない食べ物になってしまったキノコですが、今回の帰宅でたくさんのキノコを見たのでご紹介します。


松ちゃんの友人の自宅に生えた真っ白なキノコ。
見た時に僕はダチョウの卵の殻を庭に置いているのかと思った。
大きさは15cmくらいありました。

バレーボールくらいの大きさになる食用キノコとの事ですが食べた事無いので味は分かりません。
帰って調べてみたら正式名称オニフスベというレアもののキノコでした。
初めて見ました。

この日、食用と聞き食べてみたいなと言ったら松ちゃんに「きのこは絶対にダメだ~って」と、きつめの忠告を受けた。

友人から「バレーボールくらいになった大きいのが2つあったけど処分した」と聞いてそれを見せてもらった。


松ちゃんが小さめのキノコを長靴で半分にしキノコの断面を見た時の写真。
それは落ち葉?を集めた葉っぱの下にあった。
土まみれで汚れてきたなくなっていましたが、かなり大きなキノコでした。

帰ってから調べた時にレアもののオニフスベと確信したんです。
シラタマタケは外は白くても中が真っ白でないから。

オニフスベとシラタマタケはあまりにも似ているので良く間違えられるらしいのですが、こんなレアなキノコが普通に庭にあるなんて、ちょっと感動でしたね。


松ちゃんはこの後もこの小さなキノコの観賞を続けたみたいで「あれから何回か見に行ったけど、あのキノコ一気に大きくなったぞ!あそこには菌糸がいっぱいあって環境がいいんだべなぁ~」と。

この日は町の中を走り色々なところへ移動した。
時間があったのでほんと一日中付き合えました。

牛たちの餌やりを終えてから町中を走ってはトラックを止めて、その都度色々と説明してくれた松ちゃんでした。

ある家の塀の下に出てたキノコを指して松ちゃんが「食べられるキノコだよ」と。


僕はこのキノコの写真を撮っていたら「それでねぇ~って、となりのだ~」と。

僕はサルノコシカケみたいなこのキノコが漢方で有名な霊子みたいなもの?と思っていて写真を撮っていた。
キノコの知識もまるでない僕は汗でした。(笑)
言われるまで疑いもしなかったけど、見た目にもこれはまずそうだし食用ではないわなぁ~。汗


上の写真のキノコの左側にこのキノコがあった。
名称はナラタケだそうです。

松ちゃんちの家まで上の道路から入る40mくらいの道路の法面でもたくさん見ました。

イノシシが毎晩出没している栗の木の下にもたくさんのキノコが出ていた。

一ヶ月前に行った時に松ちゃんが「今年はキノコがすごく出てる」と言っていましたが、今回一諸に見て回って納得しました。
ほんとに至る所でキノコを見ることが出来た。

自然観察は楽しかったです。
少年時代に戻った感じ?


イノシシが来る栗の木の下に生えたキノコ。
これを手に取る松ちゃん。

そのキノコは食べられるのか?と聞いたら毒キノコだと。
ダメじゃん。

なんでも大昔(30年くらい前?)に松ちゃんのお母さんがキノコを採って来て、朝食の味噌汁に入れて食べた時の話なんですが、お父さんとお母さんがキノコにあたってひどい目に遭った事を話してくれた。

両親があたって自分だけ食あたりしなかったのは「俺は会社に行くのに飯食わないで行ったんだ。だから俺だけ助かった訳よ~、熱は出るし上から下からホントにひどかったみたいで、あれからおふくろがキノコを採って来ることは一度もなかったなぁ~、あん時よっぽどひどい目にあったんだべなぁ~」って。


キノコの所に行ってはキノコを割いて生育を調べた松ちゃん。

本当にお腹が空いていたので、食べられるキノコなら食べたかったです。


松ちゃんちの家の道の法面に生えたキノコ。

松ちゃんが食べられるキノコだと教えてくれた。
これは本当にたくさん出てた。

町の中で食用のキノコはたくさん生えてました。
野生のイノシシはキノコを食べないんですね?きっと。
手つかずの食べられるキノコがたくさんありましたから。


松ちゃんは「この辺でコガネダケって言われてるキノコなんだけど、今じゃぁ~採る楽しみも食べる楽しみもねぇ~んだからな~、季節季節で採れる山菜やキノコなど旬の時期をみんな楽しみにしてたのにな」と呟いた。

山に入るのは体を動かすから健康に良いし、山に入るのにもお金はかからず、美味しい旬の食材を採れたのだから、みんなの楽しみの一つだったのは間違いない。

原発事故が起こる前、町の住民は春の山菜採りや秋のキノコ採りを楽しんでいた。
もちろん鮎釣りなど太公望たちは、釣りの解禁日を待ちに待っていたものです。

富岡町には山があり、川があり、海があり、きれいで豊かな自然に恵まれ本当に色々な楽しみがあった。

松ちゃんはその姿を思い出し憂いていたんだと思う。
キノコが食べられるようになるまで、どのくらいの年数がかかるんだろうか?
出来るだけ早く元に戻ってほしいと強く思う。

今年の雨で全国各地でキノコが大発生と聞きました。

毒キノコを食べて食中毒になった人のニュースが時々流れますが、みなさん間違っても食べないようにして下さいね。

今日も長々とお付き合い下さいましてありがとうございました。
今日はふるさとのキノコの話でした。
それではこの辺で失礼します。
また、お会いしましょう。
















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