ときぶーの時間

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お彼岸に。

2015-03-21 06:33:15 | 日記
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NO763
忙しく走り回る日が続き春の彼岸の真っ最中だったことを思い出した。
今日は墓参りに行こうと思う。


今日の写真はみなさんからたくさんご支援頂いている野菜を切る松ちゃんの写真。
ある人にカッターで切っているの?と驚かれ、それを松ちゃんに伝えたらいつの日か鉈に変えていた。

自分が生まれたのは3次避難先であるここ横浜なのだが、生まれてから2歳までしか住んでいない。
それ以降は親父の都合で地方を転々。
だから横浜の記憶なんて全くない。

なので横浜の友人には「なんちゃって横浜」と言われている。
横浜に生まれただけで「浜っ子」ではないという事。

僕の東北訛りはかなりひどく、とても横浜出身には見られないのだが、ここに生まれてしまったから横浜出身に変わりない。(笑)
まぁそんなことどうでもいいが、墓参りに思う事がある。


金時いもを切る姿。

原発事故の放射能汚染で強制避難区域に指定された町に残り、ふるさとの復興を夢見、残された動物たちと暮らして来た松ちゃんの事だ。

「誰も帰って来れねぇべ、だから代わりに俺が墓守してやんだ」と、住民に代わり線香をあげて回っていた松ちゃんの事を思い出した。
野に咲く花を切ってお墓の花入れに挿してたっけなぁ~。
あの時は震災の年の秋の彼岸だった。

やさしい男だと思ったよ、あの時。
放射能を恐れず動物たちを保護し、墓参りが出来ない住民の代わりに線香をあげる彼に感じるものがあった。


芋も結構堅いので僕がいも2箱分を切ると手が痛くなると思う。
意外と大変。

あの頃は町に簡単に入れないような状況だったから、墓守する松ちゃんの姿が特に印象的だった。
「線香って、以外に高いんだなぁ、まいっちまう」と箱に入った線香の値段が高いと驚いていた松ちゃん。
松ちゃん箱入りは高いよ。
袋に入っている2束100円ので良かったんでない?

今は町に簡単に入れるようになったから、墓参りする人も多くなった。
今日も被災地では墓参りにする人たちがたくさんいると思う。


野菜を牛たちに与え戻って来る松ちゃん。

もう、ここには帰らないと墓ごと引っ越しした人がいると松ちゃんから聞いた事あったが、松ちゃんの映画の映像からその事実を知り複雑だった。
目で見る映像は強烈だね。
本当にお墓がきれいになくなっていた。

あれから4年だ。
月日の流れと共に町の姿も住民の意識も変わりつつある。
仕方がない。
受け止めるだけ。
松ちゃんと同じ気持ち。

町はもう元には戻らない。
変わりつつあるあるものすべてを受け止めたいと思う。
これからも、ずっと。
















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