ときぶーの時間

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悪あがき。

2014-08-07 06:12:17 | 日記

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NO665
昨日、本当は富岡の松ちゃんの所に行く予定を立てていたが、病み上がり直ぐなので取りやめた。
来週初めごろには行く予定を立てたい。

今週の月曜日、九州電力玄海原発のある佐賀県玄海町長選挙があり、再稼働積極派の現職が当選したとニュースで知った。
当然いい気分ではなかった。
鹿児島の川内原発といい、玄海原発も同じか・・・


http://www.jiji.com/jc/d4?d=d4_eco&p=gae706-jlp10894177から
佐賀県玄海原発
原発のすぐ近くに民家がある。
事故が起きたらすごく危ないと思った。

原発事故の悲惨さなんて体験していない県のみなさんに、いくら訴えたとしても届くわけがないか。
また聞く耳持たない人たちには、もっと届くわけがないとあきらめの気持ちになった。
松ちゃんが「どんだけ心で泣いたかわかんねぇ!」って言った事が、再び起こらないことを願うばかりだ。


2011.6月撮影。
松ちゃんが町に残された犬や猫に餌と水を与えて回っていた時に見た富岡町のある牛舎のすがた。
彼が今、牛を保護する事になった原点の写真。

餓死によってこの牛舎で120頭近くの牛が死んだ。
全ての動物を助けることが出来なかった無念を彼は心の中に収めている。
「体が一つしかねぇから助けたくても助けられなかった。どうしようもなかったんだ」と後に供述したが、苦悩の日々を彼の顔から見た時、動物たちの壮絶な最後を知った。

鎖に繋がれ飼い主を待ちながら餓死して行った犬や、弱肉強食の世界に様変わりした世界で強いものに食われる子猫たちの絶叫など、町の至る所に地獄絵図があった。
見たものにしか分からない壮絶な世界が。

玄海原発のニュースで「九州に電力を供給しているのは玄海町だ」と誇りを抱く町民も多いと書かれていて、福島のニュアンスとまったく違うことを知った。

福島原発は東京のために電気を作って来た、福島のための原発ではない。
ここら辺が大きく違う。


町を放浪し餓死と戦い、殺処分の魔の手から逃げ延びた牛たち。
こうして松ちゃんから餌をもらい生きている幸せな牛。

福島県民は福島原発で作られた電気を全く使わせてもらってなかったから、九州のために電気を供給していることを誇りに思っているという玄海町の人が少し羨ましかった。

誇りに思っているくらいだから、事故が起きても我慢できるんだべなぁ~それはそれで、すごい事だ。
ある意味、福島だけ特別な地域なのを再確認した。


九州の黒牛にはかなわないかも知れないけど双葉牛もなかなかです。
今は生かすだけの餌やりなのですっきりした体格ですが、餌をたくさん与えればもっと立派な体格になるそうです。

松ちゃんが、被災地に残された牛までも保護する羽目になったいきさつを知っている僕は、人間の避難もろくに計画されていない川内原発再稼働に文句もあるし、これでは家畜も福島と同じように置き去りにされるのでは?と思った。

九州地方では数年前に口蹄疫が発生し、牛や豚などの畜産業は大打撃を受けた。
鹿児島の黒牛や黒豚だって有名だし、玄海も同じく畜産が盛んと聞いた。
温暖で自然豊かな場所、そんな九州で原発が再稼働させられるとしたら、それはものすごく不快。

今は原発ゼロを夢見ているが、そんなに簡単なものではない事を知っているからこそ、福島を踏み台にして他の県が良くなればそれでいい。

だけど使用済み核燃料棒いわゆる核のゴミを子供たちに残すのは大罪だという事は変わらない。
これからも僕は、原発再稼働に反対していく。
国には、新しい日本のエネルギーを創造して原発ゼロを目指してほしい。
これからも棄民(国に捨てられた人)として、悪あがきをしていこうと思う。
今日は以上です。








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