NO413
昨日も第一原発の海に近い井戸の地下水で高濃度のセシウムが検出されたニュースが流れたが、汚染水は海にも流れていて近海の魚が食べられなくなる日が来るのではないかと思っている。
故郷・富岡町はすでに鮎やますなどの川魚も汚染されて食べられないのだが、魚好きの僕には海も汚染させられるのはつらい。本当にもう勘弁してくれ!である。
僕が松ちゃんに会う時はいつも朝7時頃なのだが、富岡に着いてすぐにやる事と言えば、彼の愛犬石松の朝の散歩から始まる。つい最近はライバル?(子猫のシロ)の登場でやきもちをやいてる石松がいる。
まだ2歳にならないのに、体も大きく力を付けて来た石松君。
僕はそんな石松の散歩に付き合うわけだが、松ちゃんはいつもこごみ・蕨・しどけなどの食べられる植物が自生している場所や食べる時期などを僕に教えてくれる。
そういう意味では僕にとっても故郷富岡町の事を少しでも知る事が出来るし、野草や山菜などの勉強にもなるので彼は僕に楽しい時間を与えてくれる。
放射能汚染で食べる事が出来なくなった事を嘆く彼がいた。彼は「山菜や野草などを採って料理して食べる事が、町の人には楽しみだった。今はそれも出来なくなっちまった。」と言った・・・・
食べ頃を完全に逸し、のびのびになったこごみだったと思うが、僕を案内してくれた時の写真。
そんな山菜や野草を僕に見せて「俺は、こういう稙物などを検査してぇんだ。毎年、毎年、セシウムがどう減っていくのか知りてぇし、町のみんなに教えてあげてぇ。これって貴重な資料になるべ!」と・・・
僕はすぐに「その機械っていくらぐらいするの?」と聞いたら「何百万かするべぇ~」と返って来たから僕は「えっ!」と驚き閉口した。
何百万???おいそれと買える代物でもないよなぁ~・・・彼はいつもやりたい事・やるべき事を本気で言う。確かに事故後のセシウムの汚染度が分かった方がいい。
彼は続けた「本当は県や国がこういう事してくれたらいいんだよなぁ~。」と、また彼は事故後2年が経過してしまった事を少し悔やんでいた。
一年目でいくら、二年目でいくら汚染度が下がったか?などのデータを残せなかった事に対してだったが、この高価な機械どこかで貸してくれないかなぁ~と僕は思う。
震災の年だったが、彼は自分の絞ったハチミツとか友人・知人宅の野菜やくだものに自分の田んぼで作った米に、釣った魚などそれは本当にたくさんの食物を調べてもらった事がある。
全て汚染されていて、それを食べたら完全に被曝してしまうので、町の住民が少しでも被曝しないようにするにはこれは大事な事である。
彼は動物の保護活動をしながら町を散策し、自生する植物たちを見て調べたいと思ったのだ。国はこの汚染された町に住民を戻そうとしているが、いつになったら帰れるのか全く分からない。
今は電気が来るようになって、インターネットで調べ物をする松ちゃん。たった一人この被爆地に残り、ろうそくを灯しながら動物たちを保護するために生きてきた彼の唯一の楽しみ?の時間だ。
彼は住民が帰還出来る時が来たら、キノコや山菜や果実などのセシウム濃度を調べ「ここのはOKここのはNGと町に帰る住民に教えてあげたい」と言った。
こうして故郷・富岡町の植物まで気を配る松ちゃんの事を、僕はこれからも書き続けてみなさんに知ってもらおうと思った。
昨日も第一原発の海に近い井戸の地下水で高濃度のセシウムが検出されたニュースが流れたが、汚染水は海にも流れていて近海の魚が食べられなくなる日が来るのではないかと思っている。
故郷・富岡町はすでに鮎やますなどの川魚も汚染されて食べられないのだが、魚好きの僕には海も汚染させられるのはつらい。本当にもう勘弁してくれ!である。
僕が松ちゃんに会う時はいつも朝7時頃なのだが、富岡に着いてすぐにやる事と言えば、彼の愛犬石松の朝の散歩から始まる。つい最近はライバル?(子猫のシロ)の登場でやきもちをやいてる石松がいる。
まだ2歳にならないのに、体も大きく力を付けて来た石松君。
僕はそんな石松の散歩に付き合うわけだが、松ちゃんはいつもこごみ・蕨・しどけなどの食べられる植物が自生している場所や食べる時期などを僕に教えてくれる。
そういう意味では僕にとっても故郷富岡町の事を少しでも知る事が出来るし、野草や山菜などの勉強にもなるので彼は僕に楽しい時間を与えてくれる。
放射能汚染で食べる事が出来なくなった事を嘆く彼がいた。彼は「山菜や野草などを採って料理して食べる事が、町の人には楽しみだった。今はそれも出来なくなっちまった。」と言った・・・・
食べ頃を完全に逸し、のびのびになったこごみだったと思うが、僕を案内してくれた時の写真。
そんな山菜や野草を僕に見せて「俺は、こういう稙物などを検査してぇんだ。毎年、毎年、セシウムがどう減っていくのか知りてぇし、町のみんなに教えてあげてぇ。これって貴重な資料になるべ!」と・・・
僕はすぐに「その機械っていくらぐらいするの?」と聞いたら「何百万かするべぇ~」と返って来たから僕は「えっ!」と驚き閉口した。
何百万???おいそれと買える代物でもないよなぁ~・・・彼はいつもやりたい事・やるべき事を本気で言う。確かに事故後のセシウムの汚染度が分かった方がいい。
彼は続けた「本当は県や国がこういう事してくれたらいいんだよなぁ~。」と、また彼は事故後2年が経過してしまった事を少し悔やんでいた。
一年目でいくら、二年目でいくら汚染度が下がったか?などのデータを残せなかった事に対してだったが、この高価な機械どこかで貸してくれないかなぁ~と僕は思う。
震災の年だったが、彼は自分の絞ったハチミツとか友人・知人宅の野菜やくだものに自分の田んぼで作った米に、釣った魚などそれは本当にたくさんの食物を調べてもらった事がある。
全て汚染されていて、それを食べたら完全に被曝してしまうので、町の住民が少しでも被曝しないようにするにはこれは大事な事である。
彼は動物の保護活動をしながら町を散策し、自生する植物たちを見て調べたいと思ったのだ。国はこの汚染された町に住民を戻そうとしているが、いつになったら帰れるのか全く分からない。
今は電気が来るようになって、インターネットで調べ物をする松ちゃん。たった一人この被爆地に残り、ろうそくを灯しながら動物たちを保護するために生きてきた彼の唯一の楽しみ?の時間だ。
彼は住民が帰還出来る時が来たら、キノコや山菜や果実などのセシウム濃度を調べ「ここのはOKここのはNGと町に帰る住民に教えてあげたい」と言った。
こうして故郷・富岡町の植物まで気を配る松ちゃんの事を、僕はこれからも書き続けてみなさんに知ってもらおうと思った。