ときぶーの時間

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県民フォーラムに。

2012-11-19 12:28:31 | 日記
NO-270
17日の土曜日に神奈川県福祉会館にて、とみおか子供未来ネットワークの市村さんが開催したフォーラムに参加させて頂いた。県外に避難している富岡町の住民のために開かれたものだが、みんなが精神的に厳しい暮らしをしているのを知った。



全国の47都道府県に散らばった避難者がいるのだが、市村さんはその人たちの声を国に届けようと全国各地を回る計画を立てている。今回の横浜でのフォーラムではいつもの3倍から4倍の意見が出されたとの事。


中央右の方が市村代表。左は事務局の藤田さん。二人とも富岡町出身です。

あの3月12日の町民一斉避難の時、「親戚などの引受先がある人はそこに避難して下さい!」と役場職員の声に素直に従って避難したのに、県外避難者には今の町の状況や行政の進め方などの情報も少なく不安な生活をしている。

国の機関は被災者の声を集めてると言ったらしいが、福島県内の仮設住宅だけを回って集めているだけで、県外避難者の声は皆無でありその実態を知らない。

ある出席者は飲食店(地元では結構有名なお店だった)を富岡で経営していたが、今後福島に戻って店を再建したいと考えていた。

だが、小さなお子さんがいて奥さんも「放射能があるから、絶対に帰りたくない!」と大反対!もちろん彼も子供の将来を考えたら子供は返さないと決めていたが、福島で店を再建するには家族と離れ離れになり一人で立ち上げなければならない。

しかも3000万円の借金をしてである。二重生活の費用にこの借金。僕なら年も年なので、彼のように勝負出来ない。ましてや福島に店を持ったら神奈川にいる家族にはいつ会えるようになるだろうか?

これは結構つらいものがあり、彼は決断を迫られていた。僕は彼を知っていたので彼に聞いてみた。本当に大丈夫なの?と。返ってきた言葉は「勝負を決めるしかない!やるしかないんだ!このままこんな暮らしをいつまでも続けている訳にはいかないから。」と・・・・

避難の仕方はそれぞれの避難であった。今回の参加者は全員僕の知っている人たちであったが、それぞれが今一番苦しんでいる問題や悩んでいることなどを聞いて、懐かしさもいっぺんに吹き飛んでしまった。

子供の未来。除染と放射能の事。仕事。健康問題。家や土地の事。仮の町構想についてなどなど、20を超える色々な問題や悩んでいることが出て時間を超過しフォーラムを終えたがこんな時に、あ~やっぱり僕も被災者なんだと思い知らされた。

原発事故は人の人生のすべてを壊してしまいます。こんな被害者は福島の僕たちだけで、本当にたくさんです。人間も動物たちも昆虫や草や花などの全ての生命体に、被曝という大きな十字架を背負わす放射能を撒き散らす原発再稼働と建設に僕は絶対に反対です。












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