ときぶーの時間

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原発ゼロに。

2012-11-28 09:12:55 | 日記
NO-273
今年の冬は暖冬だと言われているが、冬用タイヤ(スタッドレス)に今年は早めに履き替えた。万が一の時に、福島や会津に行かなければならなくなったら履いていないと安心できないからだ。

それでも僕が行くときは何故か天気が良く、今のところ穏やかな日が続いている。浜通り(福島県の沿岸部)と中通りの気温が違うので、どちらかと言えば、やはり温暖な浜通りの方が好きである。

今、その浜通りの双葉郡は強制避難区域の解除を目論む国と町との会議がなされているが、先日会津に避難した友人から電話が入った。

友人によると「帰還宣言された町に戻った人たちが今になって失敗した。」と嘆いているらしい。これは笑えない話であり、どういう事か聞いてみた。


先月だったか地元の新聞から富岡町の遠藤町長の談話。

東電福島第一原発の作業員の人の昼食時の食堂での話らしいが、線量がゼロ(無いわけでなく微量ある)に近いから帰還したのに、積算計を見て少しづつ増える放射線量に怯えているという。これによって癌の発症率が10倍くらい上がるらしい。

まさか小さな子供を連れて帰った人はいないと思うが、微量な放射線でも塵も積もれば山となる。これから10年20年と暮らしていくのに、小さな子供にとって笑い事ではない。


警戒区域を解除された隣町の除染風景。落ち葉を広い集め袋に詰め込む写真。

10年後20年後に自分の子供が癌を発症したら後悔してもしきれないし、親として取り返しがつかない事だと思う。僕なら絶対に子供は返さない。10年後20年後のはるか先の話だけど子供たちは守りたい。


こうしてこのまま放置?中間貯蔵施設が無いため行き場のない放射性汚染物。

除染しても今の除染の実効性や信用性を考えると、みんなが言うように大手ゼネコンとその関係会社が利益を貪っているという話が本当で、今やっている除染は無駄な事なのかなぁと思ってしまう。


富岡町の松村代表の柵で、のんびりと暮らす牛たち。

人間も動物たちもこの原発事故で住む世界を変えられた。大きな苦痛を伴って暮らしている原発難民に安心して暮らせる日はいつ来るのだろうか?故郷はいつになったら元に戻るのだろうか?

今度の衆院選は3.11後の選挙で大きな意味合いを含む。

今の福島を救ってくれる政治家は本当にいるのだろうか?原発ゼロを確実に公約し、実行してくれる政治家は出るのだろうか?悩みは尽きない。








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