ときぶーの時間

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神奈川県民ホールにて。

2012-09-11 07:53:22 | 日記
NO-231
昨日、かながわ東日本大震災県内避難者支援ネットワークが富岡町役場に協力を呼びかけ、神奈川県内在住の被災者同士の情報交換や町からのお知らせなどをするため県民ホールで懇談会があった。


昨日は車で行くのをやめて電車で会場に向かった。上から降り注ぐ霧が涼しかった。

僕も出席したが、今日のTVニュースでは、東日本大震災の被災者36万人(福島・宮城・岩手)が仮設住宅等で暮らし帰れないでいると発表された。


県民ホールの2F会場で。

福島の原発被災者は、いつまで待てば答えが出るのだろうか?補償問題もそうだが、このまま長引けば避難先での暮らしが固定化して帰れなくなるだろう。

昨日の出席者の中にも焦りと不安を口に出して言う人が多かった。早く帰還したい人・もう帰るのをあきらめた人・除染しても絶対に元には戻らないと言い切る人・この除染が一部の人(ゼネコン等)の利益になっていて無駄だと言う人・家が朽ちていくと嘆く人・色々な意見が出た。

僕らの町も町の中心部を少し離れたらすぐに林や山があり、山菜やキノコや柿や栗などを食べることが出来るようになるまで何年かかるだろうか?そしてそこまで住民は待てるのだろうか?

考えるだけで気の遠くなるような話だが、そこまで待てない。これは現実論として事実だと思う。だからみんな落胆し、諦めている人も多いのだ。

住んでいた住居を失うということは、地に足が着いていない事と同じである。だから、そんな被災者に5年先10年先のことなど想像がつかないし、今の事だけで精一杯のため考える余地がないと思う。

山林の除染を本当に考える事がある。どうしたら除染出来るか?と。莫大な費用が掛かるからか?一度は国も山間の除染は必要ないとしたが、林業関係の団体や企業から猛反対を受け、少しだけ歩み寄った判断を下した。

それでも完全なものでないから、評価できない。「元に戻してくれ!」これは原発事故で多くのものを失った人たちの叫びである。同じ原発被災者としてこれからも書き続けようと思う。
コメント
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