こう言われていた方が
鹿児島県阿久根市の竹原信一前市長が専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏は17日、報道陣の取材に応じ、
「(副市長として)残るのは理にかなわない。ひくのが当たり前」と述べ、副市長を退任する意向を表明した。(2011年1月17日12時40分 読売新聞)
鹿児島県阿久根市の出直し市長選で落選した竹原信一前市長(51)は一夜明けた17日午前9時過ぎ、市内の事務所に姿を見せた。
吹っ切れたような表情で「頭の中をリセットしなければならない」などと語り、陣営スタッフらと後片づけをしていた。
竹原氏派で市議会リコール実行委員長の石沢正彰議員は「西平市長の公約が果たされるか、反体制側の議員として監視したい」。2月20日投開票の議会解散の賛否を問う住民投票に向け、「我々が始めたリコールであり、議会を変える責任がある」と語った。
竹原氏の専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏(61)は市役所で報道陣に「竹原さんと昨晩遅くまで話したが、(竹原氏の)行政改革への思いは消えていない。いろんなことにチャレンジしていくだろう」と竹原氏が政治活動を続けるとの見通しを示した。
同市高松町、パート女性(58)は「竹原さんに続けてもらいたかった。せっかく市民が改革に目覚めたのに元に戻ってしまう。また職員の給料が上がるのではないか」と心配した。(2011年1月17日14時39分 読売新聞)
仙波氏は元愛媛県警巡査部長。昨年7月、副市長に選任された。解任の辞令を受けて記者会見した仙波氏は、「竹原氏は素晴らしい市長だったと今でも思っている。誤解されている点をフォローするために来たが、住民投票、今回の落選と十分な補佐が出来なかった。これからは阿久根に残って行政改革の行方を見届けたい」と述べた。(2011年1月17日15時41分 読売新聞)
鹿児島県阿久根市の出直し市長選で落選した竹原信一前市長を支持する市民らは18日、「阿久根を考える会」を設立し、市役所1階ロビーで意見交換会を開いた。
意見交換会には50人以上が集まり、専決処分で副市長に選任され、17日に解任された仙波敏郎氏や、竹原氏が採用した市職員も参加。
代表に就任した仙波氏は「対話を重んじる市長が問答無用で私を解職し、総務課長も更迭した。報復人事だ」などと西平良将市長の批判を展開し、決起集会の様相を呈した。
竹原氏は意見交換会に先立ち、報道陣に「議会を解散し、市民側の議員を当選させなければならない」と述べ、議会解散の賛否を問う住民投票(2月20日投開票)に向けて活動していく考えを示した。 (2011年1月18日21時13分 読売新聞)