POCO  A  POCO  協働舎

住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

奥様 お待たせいたしました。

2009-08-11 | まいにち

  今日は職場の盆踊り大会があったので、昼から出かけました。

  帰りに久しぶりに海田の町を通り抜けていると、暗い中女性たちが空き瓶の分別をしておられました。

  この街のごみの収集(先日の全国手話通訳問題研究集会:収集は韓国では文字通りコレクトの意味になるとか。ごみは回収だそうです。)はとてもおもしろく、瓶や紙類は驚くぐらいにとても細かく分類してあるのですが、一般ごみは大雑把です。

  そしてこれまたほんとに久しぶりに、未成年には 絶対酒を売らない という信念を持って酒を売っておられる丸本酒店(安芸区船越3-5-13 Tel.082-823-2005/Fax.-2099】【㈱丸本登勇本店】)の前を通りました。

     帰ってから、簡単に食事を作り食べたので、9時半過ぎとなりました。(奥様、お待たせいたしました)

広島ブログ←クリックしてね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月6日 ミゲル・デスコト国連総会議長のあいさつ

2009-08-11 | まいにち

 ミゲル・デスコト・ブロックマン第63回国連総会議長あいさつ

広島、2009年8月6日

英語正文

親愛なる兄弟の皆さん、

 私は、世界がかつて目にしたなかで最大の残虐行為を想起する、この最も厳粛な機会を皆様と共に過ごすことを光栄に思い、また深く心を動かされています。

 本日、私は国連総会議長としてだけでなく、個人的な立場からも、この場に臨席しています。

 ローマ・カトリック教会の神父及びナザレのイエスの弟子として、宿命的なB-29エノラ・ゲイ号の故ポール・ティベッツ機長が我々の教会の信者であったという事実に対し、私は心の底から日本の兄弟・姉妹の許しを請いたいと思います。後に、カトリックの従軍牧師であったジョージ・ザブレッカ神父が、この行為がイエスの教えに対する、想像しうる最悪の裏切りの一つであったと認めたことは、私にとってある程度の慰めではありますが、私は、自分の教会の名において皆様に許しを求めます。

 64年後、原子爆弾による破壊という恐ろしい現実は、悲しみと恐怖、そして、無理からぬ怒りを呼び起こす力を全く失っていません。

 地上から核兵器を廃絶するまで、そして、核兵器製造能力を信頼性があり永続的な国際的管理の下に置くまでは、核兵器が再び使用される危険性を取り除くことはできないですし、これまでもできませんでしたし、今後もできないでしょう。

 これが技術的にも政治的にも複雑なもので、難しい課題であることは理解しています。それでも、もし我々がこの核による最初の恐怖の犠牲者と遺族との誓いを守ろうとするならば、我々は、今この場で、完全な核軍縮という明確な目標に向けて進み始めるために、説得力のある行動をとることを決意しなければいけません。

 日本が核兵器による攻撃という残虐行為を経験した世界で唯一の国であり、更に日本が許しと和解の素晴らしい模範を世界に示してきたことに鑑みれば、私は日本こそが、最大限の道義的権威を持って、核保有国をこの象徴的な平和都市である聖なる広島に招き、世界に核兵器を一切許さない「ゼロ・トレランス」への道を進み始めることにより、我々の世界が正気を取り戻すプロセスに真剣に着手することのできる国であると信じます。

 ありがとうございました。

 広島ブログ←クリックしてね

略歴:第63回国連総会議長 ミゲル・デスコト・ブロックマン氏
2008年09月11日

ミゲル・デスコト・ブロックマン氏は2008年6月4日、第63回国連総会議長に選出されました。

老練な政治家であり、コミュニティ指導者であり、また司祭でもあるデスコト氏は、1979年7月から1990年4月まで10年以上にわたり、ニカラグア共和国の外相を務めました。在任中には、1980年代に中米で生じた内戦に終止符を打つためのコンタドーラ、エスキプラス両和平プロセスで鍵を握る役割を果たしました。同じく外相在任中の1984年には、ニカラグアに対する軍事・準軍事行動支援のかどで米国を国際司法裁判所に提訴するという政府決定を先頭に立って推し進めました。同裁判所はその後、ニカラグア勝訴の判決を下しています。

デスコト氏は2007年以来、ダニエル・オルテガ・サアベドラ大統領の上級外務顧問として、閣僚級のポストに就いています。また、ニカラグアの国家水委員会の委員長も兼務し、中米最大の水源であるニカラグア湖保全の取り組みにおいても、主導的な役割を果たしています。同氏はさらに、サンディニスタ国家評議会、および、サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)の最高意思決定機関である政治委員会のメンバーでもあります。

1960年代初頭、メリノール宣教会司祭に任命されたデスコト氏は、世界各地を巡り、ほとんどの国の首都を訪れたほか、立ち入ることが難しい遠隔地にまで足を伸ばし、貧しい人々の援助に多くの時間を費やしました。1963年には、労働者の権利擁護のための地域社会活動を通じ、サンティアゴ周辺のスラム地域(callampas)に暮らす恵まれない人々の地位を向上させるため、チリで国家人民行動研究所(INAP)を 創設しました。1972年12月の地震でニカラグアの首都マナグアに大きな被害が発生すると、デスコト氏は地震被災者に対する援助を結集。1973年に同氏が創設したニカラグア共同体総合開発基金(FUNDECI)は現在、ニカラグアで最も古く、かつ最も評価の高いNGOの一つとなっています。

デスコト氏は1970年、メリノール宣教会ニューヨーク本部の社会コミュニケーション部長に就任し、Orbis Booksを創設しました。Orbisはメリノール宣教会男子会の出版部門として、しばしば第三世界の視点から、精神世界や神学、時事問題に関する著作を刊行し、瞬く間に宗教書の一大出版者へと成長しました。デスコト氏はさらにニューヨーク在住中、ニカラグアのアナスタシオ・ソモサ独裁政権打倒を目指すFSLNの闘争を支持する進歩的、民主的有識者や専門家からなる「12人グループ(Grupo de los Doce)」の発起人にも名を連ねました。同氏はソモサ失脚後間もなく、ニカラグア外相に任命されました。

レフ・トルストイやマハトマ・ガンジー、マーティン・ルーサー・キング、ドロシー・デイをはじめとする人々の生涯や作品に深い感銘を受けたデスコト氏は、多国間主義と国際法順守の標榜者であるとともに、積極的非暴力、連帯および社会正義の諸原則を深く信奉しています。こうした原則は深い倫理観とともに、同氏の政治活動の基盤を形成しています。

デスコト氏は数多くの報賞を受けていますが、具体的には、カトリック大学「救い主の聖母」(UNICA)が同氏の平和への貢献を認めて授与した最高の名誉「ミゲル・オバンド・ブラボ枢機卿勲章」(2007年)、同氏の世界平和への貢献に対して授与された「トーマス・マートン賞」(1987年)、同氏の国際法への貢献を認めてFSLNが授与した最高の名誉「カルロス・フォンセカ・アマドル勲章」(1986年)、ソ連から授与された「国際レーニン平和賞」(1985/86年)、アルゼンチンの国際関係研究所から授与された「ラテンアメリカ・カリブ海平和・民主主義フリオ・コルタサル賞」(1985年)、および、ニカラグア国民を代表して同氏が受賞した「アルフォンソ・コミン平和賞」(初の受賞者、バルセロナ、スペイン、1984年)などがあげられます。デスコト氏は今年6月、第63回国連総会議長候補として、国連のラテンアメリカ・カリブ諸国グループ(GRULAC)から全会一致の支持表明を受けました。

ミゲル・デスコト氏は1933年、カリフォルニア州のロサンゼルス生まれ。幼少期をニカラグアで過ごした後、1947年に留学のため再び渡米。1953年にメリノール(ニューヨーク州)のカトリック神学校に入学し、1961年には司祭に任命されました。1962年には、コロンビア大学ジャーナリズム科大学院(Pulitzer Institute)から修士号を取得しています。

COPYRIGHT(C)UNIC ALL RIGHTS RESERVED.
国際連合広報センター【 United Nations Information Centre 】
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 UNハウス8F
Tel : 03-5467-4451/FAX : 03-5467-4455

 

レーガンはニカラグアの人々を虐殺した

ミゲル・デスコト神父
米国のコミュニティ・ラジオの番組デモクラシー・ナウ!に語ったもの
CounterPunch原文
2004年6月10日


編集者注:ミゲル・デスコト神父はニカラグアの首都マナグアのカトリック聖職者で、1980年代サンディニスタ政権で外相を務めた。このとき、米国はサンディニスタに反対するコントラ「死の部隊」を武装し支援していた。ロナルド・レーガンはコントラのことを「彼らは我々の強大であり、自由の戦士であり、我々には彼らを助ける責任がある。彼らは道徳的に、米国建国の父たちと同格だ」。以下のテキストは、米国の全国ネットを持つコミュニティTV/ラジオ番組デモクラシー・ナウ!からの抜粋である。


マナグア・ニカラグア

最初に、レーガンは今や死亡したことを言わなくてはなりません。そして、私としては、それが彼にとって唯一のよいことだったと言いたいと思います。むろん、レーガン大統領の死を悼む多くの米国市民の感情に鈍感なわけではありません。けれども、彼が私の国の人々の虐殺に責任を負っていることに、5万人ものニカラグア人の死をもたらしたことについて神が無限の慈悲と寛容で彼を許すよう祈ると同時に、私たちは、彼が偽りの「自由と民主主義」の名のもとに犯した犯罪を忘れることはできませんし、忘れるべきではありません。

恐らく他のどの大統領よりも、レーガンは世界中に、米国は偽物で大うそつきだということを確信させることに成功しました。民主的でない、というだけでなく、実際の所、米国は人々の自決権に対する最大の敵だったのです。レーガンは「偉大なるコミュニケータ」として知られていました。これは、偉大なコミュニケータというのが偉大な嘘つきだということを信じている人にとってのみ真実だと私は考えています。たしかに、彼はその意味では偉大なコミュニケータでした。少しも眉をひそめることなく、かつてないほどの大嘘をつくことができたのです。我々がユダヤ人を虐待し存在もしていないシナゴーグを焼き払っているとレーガンが言うのを聞いて、私は、彼が本当に悪魔に支配されているのではないかと信じさせられたほどです。率直に言って、当時のレーガンも今のブッシュも、実際に、「明白なる運命」という悪魔に取り憑かれていると考えています。

むろん、こう言っている今も、私は、「アメリカ新世紀プロジェクト」の面々がレーガンの死が大きな痛手と考えていることははっきり知っています。レーガンそしてその精神の継承者であるジョージ・W・ブッシュが故に、今日の世界の安全と治安はかつてないほどまでにひどく悪化しました。実際、レーガンは国際的な無法者でした。レーガンが米国の大統領になったのは、ニカラグアでソモサ---米国が事実上半世紀にわたってニカラグアに押しつけていた独裁者です---が、サンディニスタ民族解放戦線を中心としたニカラグアの民族主義者により追放された直後でした。レーガンは、ニカラグアを再征服しなくてはならないと考えたのです。彼はニカラグアを失ったとしてカーターを非難しました。あたかも、ニカラグアがニカラグアの人々以外の所有物ででもあったかのように。そのときから、レーガンが作り出し、悪化させ、資金提供し、指示した戦争---コントラ戦争---が始まったのです。コントラ戦争について、彼は人々に嘘をつき続けました。そうして米国人が世界中で最も無知な存在へとなるよう仕向けていたのです。私は無知といったのであって、知的でない、と言ったのではありません。けれども、米国が外国でやっていることについて世界中で最も無知なのは、米国人なのです。

人々は見ようとさえしません---もしそうしていたら、反乱を起こすことになるでしょう。そうして、彼は人々に嘘をつきました。ちょうど、ブッシュが今日、人々に嘘をついているように。そして、米国はあらゆる法、人間、神の上にあるという考えを推し進めています。ニカラグアは米国を、レーガン政権の米国を、世界法廷[国際司法裁判所]に提訴しました。当時私はニカラグアの外相でした。私が責任を持ってそれにあたったのです。そこで米国は最も厳しい判決を受けました。世界の司法の歴史の中で、最も厳しい非難を受けたのです。1920年代前半から、米国は、他国と比べて自らの道徳的卓越性に対する一つの証明は、米国が国際法を遵守し世界法廷に従うことだと主張してきたにもかかわらず、実際に米国がニカラグアでしていることをめぐって世界法廷に提訴され、批判判決を受けたとき、米国は判決に従うことを拒否しました。そして、米国は、今でも、200億ドルから300億ドルの負債をニカラグアに対して負っているのです。これは、私たちが政権の座を去ったときにレーガンの戦争がニカラグアに与えた170億ドル相当のダメージに対する賠償です。この額は、国連ラテンアメリカ経済委員会、ハワード大学、オックスフォード大学、パリ大学の研究チームなどが中心となってまとめたダメージの推定で、とても控えめな推定です。世界法廷は、米国にダメージの賠償を払うよう命じたのです。ブッシュはそれについて私と話をしたがりさえしませんでした。私は次のように言いました:「世界法廷の判決に米国が従うよう、会談を持ちましょう」と。彼は、2通の手紙で、私に、話すことは何もない、と言ってきました。

レーガンは、今この番組で私の言葉を聞いている人々が想像も出来ないほど巨大なダメージをニカラグアに与えたのです。レーガンがニカラグアに対して行なった犯罪的で殺人的な介入の影響は、今後も50年以上続くでしょう。

デモクラシー・ナウ!は全国ネットのラジオ/TV番組で、220局以上で報道されている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする