社会福祉士「とど」の うつ病と脳卒中の闘病日記

医療ソーシャルワーカーだった「とど」が、うつ病と脳卒中に。
それからの闘病の様子や趣味の事などをつらつらと…。

介護保険の送迎に思う

2016年01月31日 00時05分01秒 | 社会福祉
介護保険で大きな役割を担っている通所介護(デイサービス)と通所
リハビリテーション(デイケア)。

私もデイサービスにお世話になっています。

両方のサービスに共通しているのが送迎

この送迎には運転手の確保が不可欠で、これについて厚生労働省は『介護施設における高齢者の送迎は、安全確保のために運転を専門とする事業者に委託することが望ましい』としています。

NHKが全国の警察に行った取材では、昨年(2015年)1月~6月の半年で122件の事故があり、うち高齢者の死亡が8件。いずれも介護職員の運転だったということです。

専門の事業者に委託といっても、介護報酬が不十分であるため、送迎に対する費用が施設経営を圧迫する等の理由から、実施されている事業所は少ないのが現状ではないでしょうか。
少なくとも、私は委託している事業所を知りません。

結局、介護職員が送迎の運転をする事になりますが、サービス提供の前後に送迎の運転までするのはかなり大変でしょう。
身体的にもそうですが、精神的にもかなりの負担があると思います。

今月(1/25)には仙台市で送迎車の事故により5人が怪我、1名が死亡という惨事がありました。

4月、介護報酬は更に引き下げの方向です。

介護保険制度開始(介護保険法施行)前の、自治体による「措置」でのサービス提供の時の方が良かった部分も多いように感じます。

以前は病院のMSW(社会福祉士)として患者さん、ご家族、介護支援専門員と共に事業所にお世話になり、いまは利用者としてお世話になっています。

介護保険の事業所と、そこで働く職員の方々には頭が下がります。

厚生労働省も机上論ばかりでなく、現場の状況を本当の意味で理解し、介護報酬や法・施行規則に反映してくれる事を願ってやみません。

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