時よ、止まれ！

〆らない毎日の始まりに
成功も失敗もないと思うんだ
とりあえず今日は終わるだろう
白痴みたいに楽観的な僕
明日がどうなるかなんて
異端たる僕の関心事じゃない

今、時を止めて
考えたいことがある

毎日酒呑んで、くだまいて
気ばかり大きくなって
頭痛を抱えて朝を迎えれば
所詮はチッポケな自分に気付く

後悔なんてしていないけど
この人生に誇りや自信など
僕は一切持てやしないんだ
君だってきっとそうだろう
嘘でも格好よくありたいけど
積み上げてきた過去が薄くて
これ以上を求めるのは酷だね

苦しみは絶頂を越えた後に現れる
地味な努力でも継続した者の勝ち
それに気付くのは絶頂を過ぎるとき
要は負けた後に気付くのが定番なんだ

運命は残酷だね
君が酔って酔ってダメになるのを
アイツはよく知っているはずだよね
知ったかぶりを無表情なマスクで黙殺
まさにモノ言わぬ盲目の殺人鬼

今、時を止めて
考えたいことがある

今日が、すべてが終わる一瞬前に
僕の人生の勝敗を