巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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天国の番人

2017-08-05 22:39:03 | 
天国は空前の人集り
人恋しさなんて無縁
諍いの場に集う無能な強者
雄叫びを上げる無邪気な青二才
無価値なシュプレヒコール
三半規管が悲鳴を上げる

倒すべきを倒す、世界平和のため

ならばまずは自己粛清せよ
局所的な勘違いを正すポリス達
君達のチェック機能は正常?
自浄作用なら働かないのは自明
ならば外から攻めるのみ
実際、丸腰に近いけど僕は本気さ
君が欲しいのはイデオロギーじゃなくて
なんだっけ、もう意味不明、支離滅裂

みんな自分らしく生きて
引っ付いたり、離れたり
詰まるところバラバラなのさ
いい加減解散して僕達の負担を
グッと減らしてほしいんだ

変えたい未来は
消したい過去だね
現在を生き抜けば
次第に誤魔化せるね
それが君の望みならば

真っ直ぐに生きる人がいないから
天国の番人はあり得ない忙しさ
許し合う、誰かの悪戯を許してる
それは違うって、本気で向き合って
決して許されない真夏の一撃

永遠の応援者

2017-08-05 18:27:06 | 
あの頃に帰りたい
なんて懐古主義じゃないけど
確かに輝いていた頃がある
誰もかもが笑顔で
交わって、くっついて
意外とそれがしっくりして
一時代の終わりが訪れるなんて
誰も予期しなかったんだ

僕の心の情景
君の心の様相
覗いてみて、きっとわかるから
世界は変幻自在
運命かな、宿命かな?
僕は黄金の旗を振る
仲間を応援し、鼓舞し続けるんだ

僕の心は絶望で埋め尽くされてるけど
何に対してか、抗うことは重要で
それは老いに対してかもしれない
速すぎる時の経過に対してかもしれない

君の心は希望で埋め尽くされてるけど
それを叶える術を誰も知らない
だから僕は旗を振りかざして応援するんだ
君はもう君だけのために生きていい

美しい季節があっと言う間に過ぎて
抗いをよそに僕達はまたトシを重ねる
二人の愛は不器用極まりないけど
こんなのもアリかと君の横顔を見遣る

時が過ぎ、愛のカタチも変わる
僕はいつまでも応援者でありたい
希望と絶望の狭間にいる貴方の為に

自力本願

2017-08-05 11:50:18 | 
メロディーは期待はずれ
僕は僕で生きていればよかった
神よ、仏よ
この世を正しておくれ
人差し指に載ったあなた方は無力ですか
信じる者はバカを見る
後悔は読んで字の如く後に立つもの

この美しい愛の行方
絶世の美女を発見
そんなモノ、ハナから追ってないのに
何を奪い、何を失う
弱肉強食の時代でも頭脳次第
誰かが挙手した交代制の看守
出番が来る前に去るのが信条
そんなのガラじゃないから

バカ騒ぎしてさ
カラ騒ぎしよう
あるはずのない未来に乾杯
僕はいつまでも前に進めない
今日も、明日も、明後日も
戸惑ってるんだ
立ち尽くしてるんだ
僕達の未来は永遠に続かない
生活の断片があちこちに転がってるよ
僕は欠片を拾い上げては
パズルのように組み合わせる

僕は決して信じない
この時間軸の歪みを自力で正すのさ