巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
【連絡先】
cosgyshow@gmail.com

傷を癒す

2017-12-31 09:16:53 | 


信心深い罰よ
胸騒ぎがするね
待ちくたびれたのは
君のせいじゃないさ
気まぐれな太陽のせい
今日は顔を出さないんだね

臆病な初老の田舎者は
鍬で田圃をほぐし続け
彼の季節外れの労働は
痴呆の為せる業ですか
嫌な予感がするからだ
心を鎮める為に無心で

苦しみの真裏にある
心のあったかいところを
探り当てて撫で回して
哀しみを消し去ろう

君は何を、何処を見てるの
視線を合わせていきましょう
何もかもすれ違ったとしても
生きてくことが窮屈だから

言わずもがな大好きなんだ
黙って君の心を覗き回して
僕の笑顔を見つけ出すこと
饐えた心が晴れ晴れするね

僕が引き寄せた灰色の雲が
視線の中心から消滅してく

そうさ、今日は特別な一日
僕を救う陽光がキラリ
コメント

吉凶惑わず

2017-12-30 22:43:07 | 

今宵も夜の帳が下りて
世界は柔らかな黒に包まれる
至極当たり前の事実を前に
僕はひとり不意に泪する

堕ちゆく烏を迎え撃てば
太陽は裏側へ、見えぬほう
動いて、隠れて、導くでしょう

捨て置いて、無駄だから
捨て置いて、逃避だから

僕達が手にした柔らかな原石は
脆くも砕き割られてしまうけど
その破片をポケットにしまって
また再び産まれる赤児の息吹を
病んだ心で微かに期待するんだ

ゆらゆら揺れる大人生
波は何処へ何処へと打ち寄せる

僕はこの年を安寧に納め
最後の大博打を打つと決めた
吉凶は気の流れと時の運
敏感に感じ取ったこの僕は
勝負に出ると決めたんだ

人生に勝ち敗けなんて
成功失敗なんてないけど
僕は僕の駆け引きをしたいだけ
誰を出し抜くでもなく僕は輝く

永遠の放浪者に敗北はなし
コメント

サボタージュ

2017-12-30 11:45:08 | 


夢現
現人神
祈る僕らは労働者
芸で食っていきたけりゃ
腐れた冷や飯も仕方ないね

オトナのやせ我慢
自然と年齢を重ね
陽射しに焦がれて
湿分が干されます
均衡を保ちますか
それとも私ひとり
揺れましょうかね

それが私のサボタージュ
人生は怠惰、と肘をつく

愛が生まれりゃそりゃいいね

抱き止めて
抱き寄せて
抱き締めて

未来は言うほど遠くない

怠け心が泥を吐く
意気込んで空回り
時代はもう過ぎたのか
神か悪魔かわからぬ人間存在
ならば諸共に御陀仏か
それさえも受け容れぬ
煌めく生真面目な太陽
コメント

再生さる過去

2017-12-29 16:53:00 | 


霞みの狭間に光が揺れる
陽がストンと地に堕ちて
楽園の扉がバタンと開閉
心は大胆なくらい裏腹だ
誰も彼も大小焦ってるね
本当は忘れたい、すべて
光速で首都高を飛ばして

昨日に向けて走るフリで
君は僕は誰を欺きますか
この先全てをムダにして
あるべき何かを探ります
何かを作り直しましょう
ゆえに本気と勇気と狂気
必要なだけ譲り受けるよ

君が仮に消え去ったとき
僕の未来あっさり消えた

瞳に一陣の風が吹くよう
君が放った言葉の群れは
誰かの心を射抜くだろう
君は次どこに現れますか
誰かの将来を破滅させる
彼は未来を作りたいんだ
君は過去を壊したいんだ

破綻する作りかけの未来
またひとり新たな犠牲者
過去に住む君もそろそろ
誰かを愛してみないかい
幸せを感じたことのない
過去を愛す不遇な堕天使
コメント

真実と偽善

2017-12-28 00:45:30 | 


砂埃が舞い立つ夜更け
風と音と噂と影と
心にさざめくザワザワ感
水底に誘う渦巻き
北風に歯向かう僕
自分勝手は自由だね

心変わりなんて奇跡だから
暗黒に幸せをばら撒こう
世の中で大切なことは
すべて胸に刻んできた

形式的でない形がほしい
多くを望み過ぎなのかな
僕はいったい何を求める
数え上げてみてごらんよ

駆け抜けた先は京阪淀屋橋
明日会いますか、有楽町で

度数が高すぎるんだ
ホント疲れちゃうよね
飲み干すと喉が焼けるから
そっとしておくといいかもね

駆け抜けた先は海辺の横須賀
憧れ目指すはやっぱり東京?

ほら誰も丹念に爪を研いでる
いつかは這い上がろうって
この先はずっとミッドナイト
勝負は夜の絡め手だね

みんな誰もオトナになりたくて
なりたくてウズウズしてるよね
人生の経験値が足りないから
すべてを手に入れられないもどかしさ
僕が伝えるよ、教えられる範囲で

本音を言うなら、君のすべてがほしい
感情を削ぎ落とすとそれだけ
いまだに愛してるんだ
いまだに離れられないんだ

じゃあ、君はどうする
数ある選択肢の中、何かを選んでくれ

真実はどこに?

僕らが守るべきは偽善だったりするのかなぁ
僕が選んでほしいのは心の中では僕だったりする
コメント