巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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ほんのり、はんなり

2017-07-24 19:09:16 | 
夜の帳の中で立ち尽くす
ルールなどない世界にも慣れた
真っ赤に燃える夕陽すら
僕にとって脅威ではないんだ

世の中の平穏を祈る亡者達
待ち受けるカタストロフィー
僕達はテレパシーを使って
未来の自分と交信を試みる

僕は生きる、このカオスの中で

ほんのり、はんなり

逃げも隠れもせず、ゆらゆらと漂うように

僕の趣味の押し付けかもしれないが
君だけに聴いてほしい歌がある
とんがったメロディーラインは
爪弾くギターで優しく変調する

愛について

ミュージシャンに憧れた少年時代
僕は今も変わらぬ未来を夢見ている
ギターを弾く僕の腕が錆び付いても
僕は心の中であの曲を繰り返すのさ

ああ、黄金の月が僕達を優しく包み込む

ほんのり、はんなり

僕はいつのときもそうありたい