巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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永遠の子供

2017-07-01 21:46:31 | 
余りにも広い虚空の一点を見つめて
僕は君と同じ空を見ていると知り
ようやく心から安堵する

数え切れない夜をスルーして
僕達は一日一日を刻んでいく

誰もがギリギリなんだ
だからセンチメンタルにもなる

僕が春を好きなように
君が秋を好きでよかった

巡りゆく季節を感じながら
僕達は自らの衰えを知る
こんな風に歳を重ねて
いずれオトナになるけど
子供の感性は失わずにいたい

何だかよくわからないけど
その願望とか執念みたいなヤツ
思い切り抱きしめてやりたい

君といつまでも永遠に
子供の心で

僕もまた夢追い人

2017-07-01 17:45:35 | 
悪魔の音を奏でる君
その音色は百獣の王を黙らせる
ファンタスティックな瞬間
僕は君を殺めるだろう
この世界を守るため
時間と空間が交錯する夜
月の変化を追いながら
僕達の魂はスパークする
大切な何かはきっと記憶の中にある
僕が僕である理由は何?
そんなことを思いながら
やはり僕は僕でありたいと願う
世の中に溢れる自死する人々に
僕は生命のスパイスを配って回る
君に流れる血潮は君自身にも止められない
この世界には夢が足りなさ過ぎるんだ
僕もまた君と同じく夢追い人
数少ない夢を育んできた
決して叶わぬ夢
あと少しで届く夢
どれも僕達の成長には必須だね
君の夢を聞かせてくれよ
目を輝かせて話す君が大好きだ
そんな風に回る世界を僕は愛する
さあ、西の空にオレンジ色が広がるよ
終わりが近付いた今日の総決算
僕は僕でよかったと心から思うんだ

夕闇通りで黄昏れる

2017-07-01 15:51:01 | 
ゆらり、ゆらり

陰を待っている間に
宙空を舞う言葉と言葉
ただ一度だけ信じてみても
泡のように尽き果てる

あなたは涙を流しますか
私との別れを悔やみますか

きっと帰ってはこない
二人きりで過ごした日々

懐かしく思い出しては
夕闇通りで一人黄昏れる

刻まれた傷痕を探っては
彷徨いながら、失いながら
何処に辿り着くのだろう
私は出血しながら前に進む

のらり、くらり

歩んでいく間にきっと気付く
大切が何かを

いま届け、心の叫び

2017-07-01 13:18:55 | 
あなたに届け、私の思い
裏表のない真実の言葉

裏切らないでよ
あなただけを頼りにしてた
この地平線を這って、いつか
あなたの影を捕まえてみせます

捨て去らないでよ
この世は誰もが自由すぎて
思わず怯えてしまうんだ
こんな日の心はブルー

急かさないでよ
今日が雨降りでも
そのうち晴れ間が見える
そのときを待ちわびてるんだ

蹴飛ばさないでよ
今は使い物にならなくても
いつかは化けてみせるんだ
あなたにギャフンと言わせてみせる

いま届け、心の叫び
捨てゼリフ決めて
わたしを振り切ったその後ろ姿に
後悔の渦を巻き起こします
覚悟してその時を待っててね