巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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生命の証

2017-07-02 19:14:31 | 
千年の孤独が僕の胸を打つ
君の嘆きは桃色吐息
もう取り返しがつかない
時は自然とともに流れる
山肌を伝う水の一滴一滴が
君の人生の断片だったりする

万年の粒子が僕の胸を裂く
僕の呻きは青色吐息
もうどこにも辿り着かない
時は自然とともに流れる
水面を照らす光の一条一条が
僕の生命の証だったりする

ホントのことは誰にもわからない
けれど時は嘘をつかない
僕ら、子供から大人になったけれど
それは、成長という名の時間の移り変わり
逆転することない、自然の営み

悠久の自然が僕達の魂を解放する
まだまだこの世に身を置いていいよと
僕達は諭される、この世に尽かす愛想を
涙は永遠に伝わっていくよね

すべての生命に僕は感謝してる
すべての存在に僕は感謝してる

今日も明日も死に物狂い

2017-07-02 18:28:27 | 
今日も24時間
僕らを取り巻くのは
どこまでも無限に広がる世界だね
視線の向こうに聳えるのは何だい?
屹立する巨大なスクラップ
風貌はまるでキリンみたいだね
壊れるのか、壊されるのか
飽きっぽいあなたにゃ
どんな風に映るのかね
どちらにしてもお似合いだよね
二人ともお互いバカだね
足掻いてるうちにこの有り様
透き通るはずの水色の空も
あくびして、落書きされるがまま
気を抜いた瞬間にモノクロームに染まる
昨日までの優しい顔もまるで別人のよう
もしも明日があるのならば奪い取る覚悟
僕らの未来づくりは死に物狂い

夢は見た者勝ち

2017-07-02 12:36:39 | 
雨降りの真夜中、走り出した君
どこを目指しているのか
誰も知らない終着点まで
アクセル踏み続けたまま

ある日突然、君の前に現れた僕
それはただの偶然ではなくて
ある必然を抱えた分だけ
君にはきっと疎ましいはず
そんな君を抱きしめて守りたい
夢は見た者勝ちだね
僕達人間には遠い存在
憧れとはまた違う未来へと
それぞれが想いを馳せる
一人ひとり脱落する
この世の落とし穴
這い上がり登って少し歩けば
また別の穴に堕ちる
バカバカすぎて、嘲笑って
嫌になるくらい生きてやる
そう、僕達は生きてるんだ
この世界の底辺を味わった分
強く、誰よりも強くありたい
そう願うんだ、真夏の白昼夢

夢の中、なぜか人恋しくて
未来を見通す君の姿を捉えたい