おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、配慮していますか周辺住民のことを、です。
苦情やクレームは、中古車の販売や整備だけではない。
ある新車ディーラーで、板金工場を新設した。その3か月後に移転し再建築した事例がある。
工場が新設されて、修理作業が始まったら周辺の住民から「うるさい」「臭い」などといった苦情やクレームが続出し、工場を移転しなければならなくなったのだ。
こうした苦情やクレームにも、対策していくことが求められているのだ。いわゆる取引以外の苦情やクレームにも、さまざまに取り組んで行かなければならない時代なのだ。
こんな話を整備工場の社長にすると、俺がここに工場を建てたころは、周りは畑や田んぼだった。俺の工場がここにあることを承知で移転してきて、勝手なことをいうのは許せない、といったたぐいの話を聞くが、時代が変わったのだ。
今や、エコの時代である。エコとは、環境にやさしい、ということがキーワードになる。だから、整備工場は当然だが中古車販売店においても、地域の住環境にやさしいお店でなくてはならない。
新車ディーラーもそうだが整備工場や中古車販売店は、地域密着型の商売である。地域密着とは、とりもなおさず地域とともに生活し、仕事をし、共存共栄を図ることだ。
だから、周辺住民とは常に良好な関係が保たれていなければならない。中古車販売店や整備工場は、周辺住民が健康で明るく生活できる住環境を健全に保つ責任がある。
常に、騒音や悪臭には気配りをして住環境を壊さないように、先回りして対策を講じることが求められる。うるさいとか臭いなどといった苦情やクレームが発生すると、最悪前述のようなことになる。
ある大型車を扱う整備工場では、完成検査を10時から12時の間に行うように作業工程を組むという。ディーゼルスモークの検査の時に、アクセル全開をするが、この時のエンジン音に配慮してのことだ。
また、ある板金工場は、極力あて盤を使わないようにして鈑金をするようにしている。これも騒音対策として取り組んでいることだ。それと、路上駐車にも注意が必要だ。道路を自社の駐車場代わりにしている工場や中販店もある。これも止めるべきだ。
定期的に周辺の住民を招いて、環境への取り組み工場見学会などを開催し、廃油の処理やバッテリー、古タイヤなどの保管・処分のプロセスなどを見ていただき、意見などを聞くこともいいのではないだろうか。
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