今日は、整備工場・中販店の経営計画書を作ろうー1の経営計画書はマニフェストだ、です。
最近参院選が近くなてきたためか、ニュースなどでマニフェストという言葉を多く耳にする。昨年の衆議院選挙時にも、各政党がマニフェストを掲げ、激しい選挙を戦った。そんなこともあってマニフェストは「選挙公約書」とし理解されてる節もあるが、必ずしも選挙用語ではない。
マニフェストとは、Wikipediaによると、宣言・声明書の意味で、個人または団体が方針や意図を多数者に向かってはっきりと知らせること、またはそのための演説や文書である、と解説している。選挙の専売特許ではないということだ。
これを会社経営に当てはめると「経営計画書」になる。4月になり新しい経営年度のスタートを切った。今年度の経営の方針や目標、ゴールまでの達成課題・行動などを明確にし、社員や取引先、お客さまに向けたメッセージを書面にしたものが、マニフェストという経営計画書である。
したがって、整備工場や中販店において、経営規模の大・小、法人・個人にかかわらず、経営に無くてはならない必需品が経営計画書なのだ。立派な経営計画書を作り、ホテルの会議室を借りて、社員や取引先、お客さまを招いて「発表会」を開催する企業もある。
その一方で、「そんな柄でもない」などと、経営計画書を作成しないで経営している企業もある。経営計画書の品質レベルなどを気にしないで、作るべきものは作ることが経営者の責務である。
当てのない旅行もあるが、一般的に旅行をしようと思い立ったら、色々と旅行の中身を組み立てるはずだ。今のシーズンだったら「桜観賞に行きたい」と言うことになれば、それが旅行の目的になる。
目的が決まれば、場所、方法、日程、予算などを詳細にしろ大雑把にしろ立てて旅行の準備を整えて当日に備え、計画を実行に移す。旅行後は、旅行について写真などを見ながら、好き勝手言って棚卸(反省会)をする。こうした意味と同じことが経営計画書である。
経営するには、まずは経営計画書というマニフェストを作り、関係者に対して宣言しようではないか。
明日は、経営計画書の目的とメリットのお話し。
株式会社ティオ
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