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自整業の地域密着経営のすすめー5.地域密着の成果の指標

2011年05月27日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、自整業の地域密着経営のすすめー5.地域密着経営の成果の指標、です。

地域密着経営の良否を判定する「指標」を考えてみる。
といっても特別新しいものではない。

一つはエンジンオイルの販売量から密着度を判定する。
販売と書いたが、無料で交換したものもオイルの交換料としてカウントする。

全オイル販売量を台当たり平均交換量で除して、何台オイル交換で入庫したかを求め、
その台数を、実際の管理台数で除して、年間何回オイル交換で入庫したかを見る。

2回以上あれば密着度は高いと言えるだろう。
逆に1回以下であれば、密着度は低いと言える。
まあまあの回数は、1.5回と言ったところではないかと思う。

ここで問題になるのは、管理台数の定義だ。
私は、前回の車検入庫、または定期点検に入庫したクルマが基本的に
管理台数とみている。

この台数に、6カ月前までに車両を販売した台数を加算した台数が、
最終の管理台数とする。

自賠責保険だけの取引は、台数にカウントしないでもいい。
こうしたお客さまは、ある意味特別なお客さまで、そんなに多くいないので、
台数から除外する。

以上が、密着度経営の一つの指標だ。
もう一つ指標がある。それは、家庭内シェアである。

世帯当たりの保有台数のうち、自社と取引がある台数の割合を、
家庭内シェアとする。

例えば、ある家庭で3台保有していて、1台しか取引がなければ、シェアは33.3%
である。少なくても70%以上は確保したい。

ここで言う取引とは、車検である。理想は、車検に定期点検も加えたいところだが、
贅沢は言わずに、車検だけとしておく。

以上の二つの指標から総合的な密着度経営の判定をするといい。


株式会社ティオ
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