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中販店の店長が造るチラシ!

2010年01月29日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、中販店の店長が造るチラシです。

中古車販売店でチラシの効果が下がっているとよく耳にする。チラシを見て行動を起こすのは「その気」がある人だけである。これが、チラシ効果を下げている一番の原因だろう。

マイカーが不調でもないのでこのまま乗り続けても不都合はない。また、ボーナスも下がっているし、この先昇給もさほど見込めたいので、このまま乗り続ける、というのが今のカーオーナーの心理だ。つまり、乗り変えることに関心(消極的)がないのだ。

この購入に関心がないカーオーナーに向けてチラシをまいて、効果を上げるには、従来のような「こんな安い在庫がありますよー」的なチラシでは効果は期待できないのも当たり前ではないだろうか。

例えば、来場プレゼントを見て見ると、多くのお店で「カーグッズ」を粗品としてチラシに掲載している。有ったらいいなー、と思えるものもあるが、どちらかといえば、有っても無くてもいいものが多い。

今のカーオーナーの関心は「健康」「デジタル」「癒し」である。これをキーワードにした来場プレゼントを考えてほしい。当然、成約プレゼントも同様である。一つの例だが、女性向けであれば、健康としては「ダイエット」に関する品がいい。

チラシは、「告知」としての役割になるが、これだけ情報が溢れていると告知効果は下がざるを得ない。したがって、チラシは「行動」をおこさせる内容が掲載されていることが不可欠だ。

行動を起こさせるチラシのポイントとして、
 1.掲載車両のメインを配布地域の住民特性に合わせる
 2.したがって、キャッチコピーをターゲットに合ったものにする(安さだけではない)
 3.中古車の場合、一台ごとに特徴を掲載する(価格の根拠となる)
 4.購入後のアフター体制を明示い信頼感を訴求する
 5.保証を明示し安心感を訴求する
 6.HPと連動させてHPに誘導させる(会社の信用を見せる)
 7.マップを見やすく工夫する(配布地域により向きを変える)
こうしたチラシが欲しい。つまり、安い中古車がありきではなく、それ以前の企画ありきなのだ。

チラシには「マグネット」「話題性」「限定性」が必要だ。このことをしっかりと頭に入れて、企画を練り、その企画をチラシに表現することだ。

さて、ある会社で、年間600万円ほどの広告宣伝費(主にチラシ)を、半減させた。しかし、実績は何も変わらたい。また、ある別な会社では、一切広告宣伝を止めた(半年間)が、実績は変わらなかった。チラシはある意味麻薬的なところがある。チラシを止めてしまうと来店がないのでは・・・、といった不安が先に立ってしまうが、そうではない。

このことも頭に入れてチラシを含めた「広告宣伝費」を検討する時ではないだろうか。


株式会社ティオ
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