故郷の戸数20軒ほどの小さな集落には、カタクリの花の群生地があります。
曽井川の小さな流れに沿った山の斜面にたくさん咲くのです。
村の皆で大切にして、毎年「カタクリ祭り」をしてましたが、コロナの影響で
この2年はできていません。でもカタクリは今年も一斉に咲いてました。
毎年草刈したりして、咲く場所が広くなっていってます。
山の斜面なので下から見上げることが出来、下向きのカタクリの花の写真を
撮るのには、とても良いのだそうです。
曽井川の岸辺から北を見ると、ドジョウ谷と呼ばれる細い谷間の奥に
那岐山が見えます。
南を見るとこれもいい感じです。この桜の右側の斜面がカタクリ群生地です。
ちょっと出るのを急いだワラビも伸びてきて、子供の頃はここはワラビを採る
絶好の場所だったことを思い出します。
そのころにはこの小川には水車もあって、ゴットン・ゴットンと
村の家々のコメを精米していたのでした。