うまくは言えないけど

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優先座席

2007年10月18日 | 日記
阪急が「優先座席」を復活 “譲り合いの精神”挫折

阪急電車で優先座席が復活したそうです。「全席が優先座席」という考え方で電車内から優先座席を撤廃していたそうですが、実際には譲り合いがなく高齢者などから復活の要望があったそうです。

ボクもこの全席が優先座席という考えは賛成でわざわざそんなものを作る方がおかしいと思っています。実際優先座席だからといって席を譲っている人をあまり見た事がありません。ボクは基本的に優先座席にはなるべく座らないようにしていますが、譲る人は別にどこに座っていても譲るのではないでしょうか。

でも最近見た例では3人がけの席で大人の男性が一人座っていました。そこに小学生くらいの兄弟をつれたおばあさんが乗ってきました。すると小学生の兄弟は当たり前のように席にすわりパンかお菓子を食べ始めました。その前に荷物を持ったままおばあさんが立っていました。見かねた男性が席を譲って3人で座ったのですが、どうも釈然としませんでした。

ここで立つのは孫らしき小学生でしょう。この子たちを当たり前のように座らせてお菓子を食べさせているおばあさんに問題があると思います。ボクは席を譲ったときにお母さんやおばあさんでなく子どもを座らせたらものすごく嫌な気持ちになります。それにお年寄りも電車で並ばなかったり混んでても荷物をどけない、携帯電話で通話するなど問題のある人も結構多いと思います。

もちろん体が不自由な方やお年寄りに席を譲るのは当然だと思います。しかし、譲り合いであるならば譲られる側もお互いが気持ちよくなるようにしなくてはいけないと思います。だいたい優先座席を復活させたのもどれだけの苦情がきたのかもわかりませんからこれでモラルの低下を断じるのもどうかと思います。

阪急電車は携帯電話の電源OFF車両も実施していますが、あんまり効果はないように見えます。電源OFF車両を減らすようですし、こちらの方は駅員さんが注意しても過ぎたらまた話す人もいましたし、モラルのあまりの低さにあきらめたのかもしれません。確かに年々車内で携帯で会話する人は増えたと実感として感じます。

優先座席に関してはあまりにも問題があるなら優先ではなく専用座席もしくは専用車両を作るなりして別料金にする(もちろん優先座席にすわるべき人は免除)なんかもいいかもしれません。携帯電話は個人的には技術的に可能であれば、携帯電話し放題の車両と禁止の車両を作ればいいと思っています。そして携帯禁止の車両には電波が通じないように例えば妨害電波であるとかしたくてもできないシステムにすればいいと思っています。

電車は不特定多数の大人数が使用する交通機関です。もちろん長期的にみれば道徳教育の充実などが必要でしょうが、現時点で一人一人のモラルにたよるだけでは無理があると思います。なので残念ですが、システムとしてできるようにするしかないような気がします。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この国は、滅んだ方がいいです。 (hasshin)
2007-11-05 10:55:43
老いも、若きもどうしようもない状態になってます。
私は、阪急電車(以前は、かなりマナー良いと言われてました)を利用してますが、この電車でさえ目を覆いたくなるような状態です。扉が開けば降りる人優先のはずが、年配の夫婦がおかまいなしに乗り込んできたりと……特に関西はひどいようですね。
多分、もっともっと悪くなっていくと思います。道徳を備えてない人間が子供を育て、その子がまた子を育てるネズミ算式に増殖していきます。こういう連中ってストレスを感じませんからね。被害に遭わないようにするだけしか出来ないと思います。
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残念ですね (hasshinさん)
2007-11-05 18:12:29
コメントありがとうございます。

確かにマナーの悪さは年齢に関係ないように思います。どちらかというと大人といわれている人の方が悪いように思います。大人がきちんとしていないのだから子どもができないのは当然なのかもしれません。

それにこのまま放っておけば、おっしゃる通りどんどん悪くなっていくでしょう。本文でも書きましたが、長期的には道徳教育の充実を、短期的にはちゃんとするしかないような性悪説にたったシステムを作り上げる事が必要ではないかと思います。

どうすればマナーが回復するのかは難しい問題だと思いますが、多少の強制力(例えば条例等)を持たせてでも、社会を変えて行かなくてはいけないのかもしれませんね。
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