うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

今日の出来事

2006年01月29日 | 日記
普段はほとんど民放のニュースをみないのですが、昨日の夜たまたま、日本テレビの今日の出来事を見ました。

短い時間で、どこかの講演で麻生外相が「日本はたかられる」という発言をして今後物議を醸し出しそうですと報道していました。日本は戦える軍隊がなくて経済が発展しているからという趣旨のようです。

ボクはその前にNHKのニュースでこの講演のことを見ました。NHKは別の部分で、拉致問題や靖国問題についての発言を取り上げていました。靖国に関しては「日本の首相が、国内でここには行ってはいけないと外国から言われるのは通らない」と中国や韓国が内政干渉するのはおかしいという趣旨の発言のように見えました。これは別に今に始まった話ではないのでいいのです。

それより大切なのは拉致問題の事でもうすぐ日朝政府間協議が北京で行われるようですが、それに伴い日本側の最大の関心事は拉致問題であると発言した事です。日本政府が17名以外に30数名の拉致された可能性が非常に高い人についても話を聞き、妥協はしないとの発言をしていました。

ほんとは100人を越える日本人が拉致されているであろうという事ですが、それでも政府の態度は前進しているように感じられました。安倍さんや麻生さんが小泉首相に安易な妥協をさせないために強い意志を示しているように感じました。ボクは「たかられる」発言よりもこの発言の方が遥かに重要だと感じました。

この麻生外相の講演がどのくらいの時間があったのか分かりませんが、短いニュースの中で講演の全てを伝えるのは無理なのは当然です。重要な部分と思われるところを報道する側が選んで伝えるわけです。でもそのピックアップの仕方が大事なところというより、いかにショッキングかという一種ワイドショー的な視点で選ばれているように感じます。

だから拉致問題や靖国問題のように大事と思われるところよりも、無理矢理大ごとにしようと「たかられる」発言を取り上げて問題にしようとしたように思います。民放のニュースで浅薄な知識のキャスターが訳知り顔でどんなニュースもいかにも大変というような報道をしているのも問題ですが、その中でも日本テレビは特にワイドショー的な傾向が強いように感じます。

もちろん、NHKもキャスターの質や番組内容もとても納得できる内容ではありませんが、民放よりは大分マシです。一般の人が世の中の出来事を知るには、テレビや新聞、ネットなどほとんど誰かから伝えてもらわないと知る事ができません。でもその情報の全てがなにかしらの発信者のフィルターを通して伝わってきます。

ボクはニュースはいかに目を引かすかではなく、いかに中立で公平に情報を提供できるかではないかと思っています。そのニュースの重大性や意見は報道する側ではなく、受け手である一般の人が自分で考える事だと思います。ジャーナリストは正義の使者ではなく公平な伝達者であってほしいと思います。もっと公平で分かりやすいニュースをしてほしいなと思います。

マネーゲーム

2006年01月24日 | 時事問題考
ついにライブドアの堀江社長が逮捕されました。

強制捜査された時点である程度予測はできたのでしょうが、いざほんとに逮捕されると大きなニュースになっています。まあ、違反していたのは確かなのでしょうし、内容はニュースで見た程度なので、批判はさけたいと思います。

このニュースでいろいろな意見があると思いますが、マスコミはほぼ全体が逮捕される前から徹底した批判を繰り返していました。今まで散々いいように扱ってきておいて、手のひらを返したような態度です。やはりフジテレビ問題などで内心ではいいように思っていなかったのでしょうか。

どれだけ批判があろうが、勢いのある者に乗っかるのは当然でしょうが、あまりにもあからさまで、いつもにもましてニュースを見る気が失せます。民放はもちろんNHKもまた顔を出さない、声を変えて元ライブドア幹部とかいう人のインタビューを流していたりしていました。そんな事より事件の内容をもっと分かりやすく報道するとかやる事があるのではないでしょうか。

世代間で今回の事件に対する反応に差があるというようなニュースも見ましたが、それも結局はマスコミが作り上げたもののような気がします。堀江社長を認めないと古いと思われると思わされていた年配の方も多かったかもしれませんが、若くても堀江社長のやり方に違和感を抱いていた人も多かったと思います。

ニュースでも報じられていますが、ライブドアの株価は驚くほど暴落しています。もともと700円近くあった事も驚きですが、わずか4日ほどで250円程度まで下がるとはほんと驚きです。ついに監理ポストに割り当てられましたから、もうしばらく暴落したあと、またマネーゲームが始まるのかもしれません。そんな終わり方もまたライブドアらしいといえばライブドアらしいですが。

粉雪、ether[エーテル]

2006年01月21日 | 音楽のこと
職場でラジオが流れているのですが、一日に2、3回はレミオロメンの「粉雪」を聴きます。

レミオロメンはスペシャで「雨上がり」を聴いてから好きになりました。ファーストアルバムの「朝顔」がいいアルバムで今も時々聴くくらい気に入っています。でもその後のシングルがボクの中ではまあまあくらいだったので、最近は新譜のチェックを全然していませんでした。

この間たまたまタワレコの試聴コーナーで「ether[エーテル]」を聴きました。試聴するときによく思うのですが、店のコメントなどでよほどおすすめとか、シングル曲でない限りまず一曲目を聴く事が多いと思います。ボクはほとんどの場合、まず一曲目を聴きます。

ここで、一曲目が良かったら他の曲も聴いて買おうかなと考えたりします。どのアルバムでも一曲目は重要ですが、「ether[エーテル]」の一曲目「春夏秋冬」はかなりいいです。ボーカルの伸びやかな声と澄んだメロディーで一気に気に入ってしまいました。他にもシングルはもちろんいいのですが、「深呼吸」も気に入っています。

「ether[エーテル]」を毎日のように聴いていたのですが、「粉雪」が売れているとは知りませんでした。考えたら職場のラジオで毎日のように聴いていたのですが、気づかずテレビでレミオロメンの「粉雪」が売れていると知り聴きました。ラジオで聞き流していた時と違い、ちゃんと聴くとほんといい曲でした。

しかもかなり売れているようで、ドラマの主題歌だったという事を差し引いても売れまくっているように思います。レミオロメンは明るい曲ももちろんいいのですが、「粉雪」や「電話」「ビールとプリン」など失恋ではないけど少し陰のある曲が抜群にいいです。ボーカルの藤巻くんの声やメロディーはもちろんですが、歌詞がいいです。

ものすごいキャッチーなわけでも刺激的な歌詞でもないのですが、徐々にじんわりと来て心に残ります。少し陰がある曲の方がその歌詞が声やメロディーにぴったりくると思います。「粉雪」もいくつかグッとくるような歌詞があって思わず泣きそうになりました。3月にはニューシングルが発売になるようですし、次の曲も楽しみになってきました。

粉雪
レミオロメン, 藤巻亮太, 小林武史
ビクターエンタテインメント

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ether[エーテル]
レミオロメン
ビクターエンタテインメント

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インテルマック

2006年01月16日 | Macのはなし
ついにインテルプロセッサを搭載したMacが発売になりました。

元々噂があってアップルからの発表があっての発売なので驚きはありませんが、ついに出たかとなんか感慨深い気持ちになりました。ほんとは普通のユーザーにとっては、CPUが何かなんてどうでもいい話だと思います。しかし、あれだけG4やG5の方が優れていると刷り込まれていたMacユーザーにとっては何とも言えない気持ちです。

iMacは2倍、PowerBookは名前もMacBook Proに変わり4倍のスピードだそうです。デザインはどちらもあんまり変わっていないようです。今のMacのデザインは全体的に、心が踊りません。Mac miniは魅力的ですが、iMacはなぜアップルほどの会社があのデザインにしてしまったのだろうと思います。よくジョブズが認めたなと思っています。

昔に比べればMacも大分安くなったしいいのですが、CPUもデザインもMacの独自性が薄れていくようで少し寂しさもあります。どうせOSが違うのですからプロでもないかぎり、Windowsとのスピード競争なんて意味がありません。そんなことよりも今までのように所有欲を満たしてくれるパソコンであってほしいな思います。

ポツネン

2006年01月05日 | 日記
ラーメンズの小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン」を見てきました。

去年はGoldenBallをはじめたり、今回のソロライブをしたりと新たな活動をしていて面白かったのですが、ラーメンズのライブがなかったのが残念でした。二人そろってのコントをもっと見たかったです。相方の仁君は久々に「落下女」でテレビに出ていますが、やはり舞台でこそ魅力を発揮するような気がします。

ライブですが、オープニングはチャップリンのような格好の小林賢太郎さんが、謎のペットを捨てに行くという話です。いかにも小林賢太郎さんが好きそうな構成になっています。

次に勝手に人の電話に出るおせっかいな人の話と続くのですが、この話は面白いというよりもあり得ないのだけど実際にあるかもしれないと思わされるような話で、ちょっと怖くてボクは素直には笑えなかったです。

その次にアナグラムのあなと題した少し変わった趣向のコントです。「アナグラムとは言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって全く別の意味にさせる遊び」。ようは言葉遊びなのですが、スクリーンを使い見せ方が面白かったです。

また、もう一種類スクリーンを使ったコントがありました。teevee graphicsと小林賢太郎さんのユニット“NAMIKIBAYASHI”の映像を使い、映像とコントを織り交ぜながらのコントです。これが活動写真ような感じなのですが、古いような新しいような不思議な感じで、かなり面白い作りになっていました。

他に卵、小麦粉、鰹節、青のり、ソース、キャベツ、鉄板が悪魔から3つ願い事を叶えてもらうという話もありました。どれも3つめに人間になることを望みます。そしてその願いは1年の期限付きで叶えられます。悪魔はなぜこれらのものを期限付きで人間にしたのか。理由はばかばかしくも切ない内容になっています。

その他にもいくつかのコントがあり、再び「アナグラムのあな」もありと盛り沢山な内容でした。そして最後にパズル遊びのようなコント。これ単体でもよく考えられていますが、最後はゾクッとするような驚きがありました。

最後におまけでアナグラムのあなをしてくれました。神戸はちょうどルミナリエの時期だったので、それにちなんだアナグラムでしめてくれました。

ラーメンズ、KKプロデュース、GoldenBallsなどそれぞれ違うスタンスでやっていましたが、それらを凝縮してさらに一人だからこそできるようなコントもあり、究極のシンプルなラーメンズの舞台と比べると道具なども凝っていて、これぞ小林賢太郎というような、なかなか面白いライブでした。以前に宮藤官九郎さんとの対談の中で、策好きといっていましたが、まさにその通りの作りなっています。マジックと同じで素直に策にハマって楽しむのが一番だと思います。

いつもラーメンズの舞台を見ると年がたいして変わらない人がこんなスゴイものを作るという事に愕然とします。それと同時に大きな刺激を受けます。別にクリエイティブな仕事をしている訳ではありませんが、何かしたくなります。また、近々ソロコントライブをするようなので、また見に行きたいと思います。

ラーメンズ DVD-BOX

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小林賢太郎プロデュース公演 「PAPER RUNNER」

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teevee graphics/NAMIKIBASHI VIDEO VICTIM2

角川エンタテインメント

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