うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

粉雪、ether[エーテル]

2006年01月21日 | 音楽のこと
職場でラジオが流れているのですが、一日に2、3回はレミオロメンの「粉雪」を聴きます。

レミオロメンはスペシャで「雨上がり」を聴いてから好きになりました。ファーストアルバムの「朝顔」がいいアルバムで今も時々聴くくらい気に入っています。でもその後のシングルがボクの中ではまあまあくらいだったので、最近は新譜のチェックを全然していませんでした。

この間たまたまタワレコの試聴コーナーで「ether[エーテル]」を聴きました。試聴するときによく思うのですが、店のコメントなどでよほどおすすめとか、シングル曲でない限りまず一曲目を聴く事が多いと思います。ボクはほとんどの場合、まず一曲目を聴きます。

ここで、一曲目が良かったら他の曲も聴いて買おうかなと考えたりします。どのアルバムでも一曲目は重要ですが、「ether[エーテル]」の一曲目「春夏秋冬」はかなりいいです。ボーカルの伸びやかな声と澄んだメロディーで一気に気に入ってしまいました。他にもシングルはもちろんいいのですが、「深呼吸」も気に入っています。

「ether[エーテル]」を毎日のように聴いていたのですが、「粉雪」が売れているとは知りませんでした。考えたら職場のラジオで毎日のように聴いていたのですが、気づかずテレビでレミオロメンの「粉雪」が売れていると知り聴きました。ラジオで聞き流していた時と違い、ちゃんと聴くとほんといい曲でした。

しかもかなり売れているようで、ドラマの主題歌だったという事を差し引いても売れまくっているように思います。レミオロメンは明るい曲ももちろんいいのですが、「粉雪」や「電話」「ビールとプリン」など失恋ではないけど少し陰のある曲が抜群にいいです。ボーカルの藤巻くんの声やメロディーはもちろんですが、歌詞がいいです。

ものすごいキャッチーなわけでも刺激的な歌詞でもないのですが、徐々にじんわりと来て心に残ります。少し陰がある曲の方がその歌詞が声やメロディーにぴったりくると思います。「粉雪」もいくつかグッとくるような歌詞があって思わず泣きそうになりました。3月にはニューシングルが発売になるようですし、次の曲も楽しみになってきました。

粉雪
レミオロメン, 藤巻亮太, 小林武史
ビクターエンタテインメント

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ether[エーテル]
レミオロメン
ビクターエンタテインメント

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真心ライブ

2005年12月10日 | 音楽のこと
真心ブラザーズのライブに行ってきました。

活動再開後初のライブツアーです。約3年半振りの活動再開で、ボクがライブを見に行くのはもう4年以上振りになります。このライブはどうしても行きたいと思っていたのですが、元々ホールでも即日ソールドアウトするようなチケット。何回かチャレンジしたのですが、取る事ができませんでした。

ほんとに残念がっていたのですが、時々コメントをくださるkontitiさんにチケットのプレゼントがあったと教えていただき、ダメ元で応募してみました。するとなんと当選したのです。ほんとブログでのつながりに感動、教えてくださったkontitiさんには感謝、感謝です。

でも、プレゼントを教えていただいたり、当選したりとかなりラッキーだったにも関わらず、直前まで仕事の関係でいけるかどうかという状況でした。それでもなんとか行く事ができてほんと良かったです。実はボクがファンになった時(ループスライダーのあたり)、もうすでにホールばかりだったので、真心をライブハウスで見るのは初めてでした。

神戸のライブはチキンジョージでした。チキンジョージには何回か言った事がありましたし、YO-kingのソロでも行きました。だから雰囲気は想像できるはずでしたが、中に入ってビックリ。「ちょっと無理矢理詰め込み過ぎと違う?」というくらいの超満員でした。

とてもドリンクのところまで行けそうもないので、人をかき分けなんとか場所を見つけて後ろの方で見る事にしました。いよいよライブが始まり、MB'sとともに登場した二人は全然前と変わっていませんでした。それどころか休止前よりさらにパワーアップしたような気がするくらいです。

久しぶりだった事もありますし、「素晴らしきこの世界」以降から最新シングルまでバランス良く演奏してくれて、懐かしさも手伝いかなり楽しいライブでした。「素晴らしきこの世界」と書きましたが、メンバー紹介の時にドラムの人が「けじめの位置」からの付き合いという話になり、観客の声がきっかけで特別(多分)に即興で「どか~ん」を演奏してくれました。

実は一緒に行った友人が、真心はもちろん音楽にもあんまり興味がない人でした。元々約束をしていた人が仕事で行けなくなったので、直前に無理矢理頼んで来てもらったのですが、その友人も「どか~ん」だけは知っていました。ファンになった頃はたくさんいい曲があるのに「どか~ん」や「モルツのテーマ」のイメージばかりが先行していて嫌でした。でも今は純粋に楽しめるようになった気がします。

久々に真心のライブを見て、相変わらずほんとにオーソドックスでした。ステージに凝るわけでもなく、びっくりするような演出があるわけでありません。ただ、演奏して時々ゆる~い話をするだけです。でも、それがいいんです。ほんとにストレートでそれがまた魅力でもあります。

ある雑誌で桜井さんが、活動再開にあたってボーカルがYO-kingだからど真ん中の曲を書きたかったと言っていました。確かにYO-kingの歌声には他のボーカリストにはない優しく、そして強いメッセージを感じられます。歌唱力も声もズバ抜けてスゴい訳ではないかもしれませんが、そういう意味では大げさではなく歌も歌詞もジョン・レノンに似ているかもしれません。

再開後のシングル「Dear,Summer Freiend」はそれほどいいなと思っていなかったのですが、ライブで聴くと好きになってしまいました。「空にまいあがれ」など歌ってもらえなかった曲ももちろん多々ありますが、2時間の中ではかなり濃厚なライブだったように思います。

やはり真心は絶対ライブハウスの方がいいと思います。まあ、二人ともそろそろ40の声が聞こえてくる頃ですので、最後の方で少し疲れなのか気が抜けたのか分かりませんが、少し息切れしたような気もしました。それにチケットがなかなか取れないのも問題ではありますが、やはり二人にはもっとライブハウスでやってほしいです。今度は新しいアルバムでもつくって、またライブハウスに来てほしいです。

I’m in Love
真心ブラザーズ, 桜井秀俊, CHOKKAKU, 倉持陽一
KRE

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KING OF CLIPS

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PHOTO IS

2005年12月08日 | 音楽のこと
今日はジョン・レノンの没後25年だそうです。

25年と言えば、ボクが子供のときはまだジョンは健在だったという事になります。でも、音楽として意識するようになったのは高校生くらいのときにサンテレビ(神戸ローカルのテレビ局)で夕方に、見ていたビートルズアニメが初めてでした。だからちゃんと知った頃にはもう亡くなっていたことになります。今でも大ファンというわけではありませんが、聴くとやはりいい歌だなと思います。

MacPowerという雑誌を読んでいるのですが、そのなかで箭内道彦さんが連載されているページがあります。箭内さんと言えば、タワレコをはじめ数々の有名なCMなどを手がけているディレクターの方です。今月は富士フィルムのCMについてのお話でした。少し前まで流れていたオノ・ヨーコさんが「PHOTO IS ...」というCMです。

今まで人々に「かけがえのない写真の価値」を問いかけてきた富士フィルムが、次のステージに進むにあたって新しいキャンペーンの立案を箭内さんに依頼したそうです。箭内さんは「問いかけからメッセージに移行」し、企業として写真の価値を明確に定義し世の中に提示する事を目指したそうです。

シンプルに、そしてストレートに写真を撮る事、そして写真を残す事の素晴らしさを伝えたい。そのメッセージが「PHOTO IS ...」であり、メッセンジャーがオノ・ヨーコとジョン・レノンだったそうです。オノ・ヨーコさんは快く出演を承諾し、そして曲は「イマジン」(日本初の原曲を使用しているそうです)が選ばれました。

テレビで見るときは短いバージョンが多いし、あまり意識していませんでしたが「PHOTO IS ...」の順番はオノ・ヨーコさんの強い希望で「LOVE」から始まり、「PEACE」で終わるそうです。ジョン・レノンの優しい歌声とオノ・ヨーコの力強い声、あまりにもあいすぎていてゾクッとします。

なんとなく気になるCMではありましたが、連載で内容と趣旨を理解し、CMの全容をもう一度見て思い出すとほんとにいいCMだと思います。ファンでなくてもあのジョンの歌を聴くとしびれます。「拝啓ジョンレノン」の歌詞のように、少年のように純粋に愛と平和を訴えられるジョンの声はとても優しく感じられます。

イマジン
ジョン・レノン
東芝EMI

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Double Fantasy
John Lennon, Yoko Ono
Capitol

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BONNIE PINKライブ

2005年12月03日 | 音楽のこと
BONNIE PINKのライブに行ってきました。

「Golden Tears」と最新アルバムのタイトルと同じツアータイトルで、ボクはNHK大阪ホールに行ったのですが、大阪がツアーファイナルだったようです。ボク自身ボニーピンクのライブに行くのは2、3年振りで、アルバム「Present」の時のなんばHacthでのライブ以来でした。そしてホールでボニーピンクを見るのは初めてでした。

ホール自体でライブを見るのは久しぶりで、たまにはイスがあるのもいいもんだなと思ったりしました。ライブが始まると舞台に映像が映し出されたのですが、ステージの両端には大きなスピーカーがあり、ボクは1階の端っこのほうの席だったので映像が半分くらい見えませんでした。ツアーですから、大阪だけの事を考えて演出を決められないとは思いますが、少しは配慮してほしかったです。

その映像がしばらく流れた後、ツアータイトルにちなんで金色のドレスをまとったボニーピンクが登場し、最新アルバム(多分)から次々と曲を歌い、会場も盛り上がっていました。でもボクは「Present」以降のアルバムをほとんど聴いていなかったので、前半はほとんど知らない曲ばかりでした。

ライブに行くのだから最近のアルバムを聴いておけば良かったのですが、ちょうどデビュー10周年という事で後半は以前の曲を中心に演奏してくれて良かったです。キーボードを弾きながら歌ったり、ダンサーが登場したり、グリーンサンタ(最近ボニーピンクは環境問題に興味があるそうです)が出演するなど色々な演出がなされていました。

ボクが初めてボニーピンクを知ったのは、今から7、8年ほど前です。当時、スペースシャワーTVで音楽評論家の萩原健太さんが番組をしていたのですが、ボニーピンクも一緒に出演していました。髪の毛がまっピンクという以外は普通の女の子という印象でした(ちなみにこの番組は真心もワンコーナー出演していました)。

でも、曲を聴きその声、歌唱力、メロディー、音楽性の良さに驚かされました。ボクは昔からなぜか女性ボーカルにあまり興味がなかったのですが、彼女は特別でミュージシャンとして存在感に圧倒されました。洋楽とも邦楽とも違う、ボニーピンクという独自の世界があったように思います。

それからよく聞くようになり、ライブにも行きました。そして名盤中の名盤「evil and flowers」をリリースしたのですが、このアルバムはボクが今まで、聴いたアルバムの中でも、2番目に良かったアルバムでした。ほんとに全部の曲が良く、しかもアルバムとしてまとまりも文句なしです。ボニーピンクとトーレ・ヨハンソンの才能に感動しました。

それ以降、時々いいなと思う曲はあったのですが、ついつい以前の曲ばかり聴いていました。でも生で彼女の歌声が聴けると思うとついついライブに行きたくなってしまい、あまり曲も知らないのに行ってしまいました。

曲はあまり知らなくても久々に聴くボニーピンクはやはり良かったです。きれいな歌声やうまい歌手の人はたくさんいますが、ボクの中ではやはり別格でした。やっぱり行ってよかったです。また、最近のアルバムもちゃんと聴いてみようかと思いました。

evil and flowers
Bonnie Pink, トーレ・ヨハンソン
ポニーキャニオン

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Heaven’s Kitchen
Bonnie Pink, Tore Johansson
ポニーキャニオン

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全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ

2005年11月20日 | 音楽のこと
かなり長い間更新をさぼっていましたが、またボチボチ書きたいなと思います。

更新をさぼっていた間にサンボマスターの新曲「全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ」を買いました。

前の「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」はドラマの主題歌にもなってかなり話題になりましたが、今回はあまりラジオなどでもききません。そういえばこの間、サンボマスターがミュージックステーションに出演するという話があったのですが、出ませんでした。そのかわりか、「修二と彰」が「ほんとは先週で終わりだったはずが急遽今週も出ることになりました」と言っていました。

どういう事情なのかしりませんが、残念なような良かったようなという感じです。以前、ポップジャムに出演した時に司会者と全くかみ合っていないのを見て、サンボマスターはあんまり民放には向いていないような気がしました。いい、悪いの問題ではなく、あまりにもああいう番組にでるような他のアーティストとは距離があるのかもしれません。NHKのトップランナーのようにじっくり時間をかけて見れる場合はいいと思うので、そういう番組に出てほしいです。

それはさておき今回はかなりメロディアスで、歌詞も対比と繰り返しを多用しています。今までのサンボマスターの曲の中でもかなり覚えやすく聞きやすい仕上がりになっていると思います。前の曲も良かったですが、今回もボクは結構好きです。もっとあちこちで流れてもいいように思います。

カップリングの和田アキ子さんのカバー曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」もかなり良いです。CMでも流れているので、少し聞き慣れた感じもしますが、フルコーラスで聴くとやはり迫力があります。もちろん和田アキ子さんの歌もいいですが、サンボマスターが演奏するとまた違った力強さが出て、思わず大声で歌いたくなる感じです。

3曲めの「離れない二人」もこれまたサンボマスターらしいアップテンポの激しい曲です。3曲ともサンボマスターらしい曲で満足のシングルでした。

全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ
サンボマスター, 山口隆, 阿久悠
ソニーミュージックエンタテインメント

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