うまくは言えないけど

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MacとWork

2007年02月28日 | Macのはなし
今、ラーメンズが出演しているMacのCMの第2弾が流れています。

ボクはラーメンズのファンですし、Macも10年以上使い続けています。しかもこのCMはteevee graphicsの小島さんがディレクションしています。小島さんといえばラーメンズの小林賢太郎さんと「NAMIKIBASHI」をされていますから、ほんとならものすごく好きなCMになるはずでした。

現にCMを作品として見るとよくできていると思います。ラーメンズらしい掛け合いやセンスある映像などさすがはAppleといったところだと思います。でも肝心の内容がほんとに残念です。

基本的にはアメリカのCMをアレンジしたもののようです。アメリカではセキュリティーがPCにボディーガードがついたりして二人で完結する日本のCMとは多少違いますが、言いたいことは同じです。PCはウイルスが蔓延していて、動作は不安定、しかもたいしたソフトもなくつまらない。それに比べてMacがいかにすぐれているかという比較広告です。

確かにMacはウイルスの心配はほとんどありません。でもそれは狙う価値が低い(PCに比べはるかにシェアが低い、仕事で使われる事が少ない)からで、逆にセキュリティーの意識が低いMacでウイルスが蔓延すればかなりのダメージをうけると思います。

iLifeは優れたソフトだと思いますが、今はMacでできることはほとんどPCでできるでしょう。逆にMacに対応してくれていないソフトやHPの多さを考えればPCの方ができることは多いでしょう。優位性を強調しようとするわりにはofficeが使えるとアピールしたりとどうも主張が弱いように思います。

PCと比べるのはかまいませんが、Macのほんとの魅力はそんなことではないと思います。ボクはMacの魅力は美しさと使いやすさ、そしてそれをさりげなくこなしてしまうセンスだと思っています。人によっては革新性や筐体のデザインなどもあるでしょうが、ソフト面の使いやすさや心地よさはPCの比ではないと思います。

iPodのようなCMが作れるのだから、Macを宣伝したいのかPCの悪口を言いたいのかわからないようなCMよりも、Macの魅力が伝わるようなCMにしてほしいと思います。そんなCMにラーメンズが出演してくれたら言うことなしなんですけどね。