うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

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2005年06月30日 | 本のはなし
d long life designという雑誌を読みました。

ナガオカケンメイさんが編集発行人のタイトル通りロングライフデザインをテーマにした雑誌の創刊号(?)です。A5サイズで48ページで最近の雑誌にしてはこじんまりした感じの雑誌です。

特集は「ホンダスーパーカブという奇跡」でした。1958年に発売され、50年近く経った今も基本設計やイメージは変わらずに売れ続けているスーパーカブのお話です。なんとスーパーカブは誕生時より現在の方が販売台数が多いそうです。進化が早くて激しい工業製品でこれは驚くべき事です。

基本思想の「オートバイでもスクーターでもない、誰でもが乗れるバイク」を目指した話や、販売と言う面から売れた原因など興味深い特集でした。スーパーカブは前から欲しかったのですが、この特集でますます欲しくなりました。

他にも深澤直人さんが「ふつう」というおもしろい話を書かれています。INFOBARや無印などのデザインをされている人のデザイン論はなかなか興味深いです。ボクも最近ふつうって悪くないと思いますが、「ちょっといいふつうをつくりたい」ってカッコイイ言葉だと思いました。あれだけの物が作れるし、作ってきたからこそ言える言葉という感じがします。

他にもセイコーパワーデザインプロジェクトの話やヤマハのパッソルをデザインした坂紘一郎さんのインタビューなど面白い話がたくさん載っています。薄くて小さい雑誌なのに結構なボリュームでした。

編集後記で「情報誌のようで情報誌でないデザイン誌」「デザインをしないようにしてデザインのよさを伝える」ように作りたいと書かれていましたが、その通りになったと思います。

なかなか雑誌を初めから最後まで全部読む事はありません。そして読み返す事はもっと少ないと思います。でもこの雑誌は少ないページ数のためか、詰め込み過ぎていないためか全部読みました。そして、多分また読むと思います。そう思うといい雑誌だと思います。もう既に何冊か出ているのでまた他の号も読んでみようと思います。

NTT

2005年06月28日 | 日記
この間NTTから契約解除予告通知書が送られてきました。内容は「もうこれ以上支払いを猶予できない」「1週間以内に払わないと契約を解除する」「払わないと法的手段をとる」といった内容のものです。

4月分を支払うのを忘れていて送られてきたものですが、文面があまりにも高圧的で腹が立ちました。一度電話したのですが、時間外でやる気が失せて放っておこうかとも思いました。

しかし、確認だけはしないといけないと思いNTTに電話をしました。電話をかけると名前、電話番号、住所を言わされ、担当という人に変わられました。話してみるときつい文面とは違い「この通知ですぐ契約を解除する事はありません」との事でした。

話を聞いているうちに、多分文面に怒りを覚えて電話してくる人が多いのだろうという感じがしました。ボクは通知もなく気が付いたら電話を止められていた事や電話の権利などで不思議に思う事を確認したのですが、対応された人も会社と客との板挟みのようでした。

通知は腹立たしかったですが、電話対応してくれた人に怒っても仕方がないです。その人に怒っても、この間のJRの事故の時に駅員さんや車掌さんに嫌がらせをした人のように、全く意味がないどころか、問題の本質にたどり着けなくなるような気がします。だからといって、一個人が簡単にNTTのえらい人に意見を言えるわけではありませんが、すくなくともNTTの体質は少し分かったような気がしました。

NTTにしてもJRにしても官から民に移行した企業のすべてが悪いかは分かりませんが、少なくともこの二つの企業はかなり企業の体質改善が必要でしょう。JRなどはあれだけの事故を起こしてもまだ変わった(変わろうとしてる)とは思えません。時間はかかるのかもしれませんが、もういい加減変わっていってほしいと思います。

選挙

2005年06月27日 | 日記
もうすぐ兵庫県知事選と県会議員補欠選挙が行われます。ボクの地元でも補欠選で2人の候補者がいます。

今日のお昼駅前を選挙カーが通過しました。色々と大きな声で言っていましたが、気掛かりな事が多かったです。

まず、「○○は、今この車には乗っていません。○○は自転車で選挙区内をまわっています。真面目です」
選挙カーを使わずに自転車でまわっているから真面目?という事でしょうか。でも選挙カーは大音量でまわっています。それに坂ばっかりで自転車ではくまなくまわれないと思います。

「朝、5時から駅前で演説させて頂きました」
早朝から頑張っているのをアピールしたかったのかもしれませんが、駅前にも家はたくさんあるのに迷惑な気がします。

「大きな音で申し訳ありません」
じゃあ、止めてくれたらいいのですが、これを2度程言った後に、「ご理解ありがとうございます」と言っていました。一体誰が分かったといったのでしょう。かなり迷惑です。

「真面目な男です」
そんな事言われてもなあという感じです。

あんまりにもうるさいから、対立候補にしようかと思いました。対立候補のスローガンが、「若さで勝負」「本音で話し合い」というような感じでした。結局どちらの人も自分の人としてのアピールは分かりましたが、公約は何一つ分かりませんでした。

選挙カーの候補の人は後で、ボクの家の近くもまわってきました。静かな住宅地を大音量で名前を連呼していました。微妙に自然とか子供の未来とかキーワードは出ていましたが、結局どうするというのは分かりませんでした。

もういい加減名前を連呼して記憶に刷り込もうとするような事は止めてほしいものです。大音量で住宅地をまわらずに人の集まる所で演説して堂々と政策を掲げてほしいです。ポスターも当選したら必ずこれはするというような事を書いてほしいです。これではどちらの人も投票する気がしません。

ダイヤ

2005年06月26日 | 時事問題考
相変わらず、JRは遅れまくっています。

昨日の終電も今日のお昼も神戸線の下りは遅れていました。今日のお昼はダイヤがかなり乱れていたようです。元町駅から乗ったのですが、快速と普通が同時に駅についていました。

普段、元町駅はホームの片側しか開放していないのに2つの電車が同時にいたので、乗れる時に乗っておこうと思い快速に乗りました。そうすると姫路まで各駅に停車するという車内放送がありました。神戸駅までは普通電車と一緒に動いて、そこで普通を置き去りにして出発しました。意味が分かりません。どうして普通がいるのに快速が各駅に停車する必要があるのかさっぱり分かりませんでした。いつから動き出したのかは分かりませんが、車内もどうしようもないほど混んでいるわけでもないし、結局垂水駅まで説明もありませんでした。

宝塚線が再開しましたが、いろいろと批判もあるようです。JRは安全対策をしっかりしたと言います。国土交通省もそれを許可しました。しかし、事故の原因は特定できていません。話題になった「日勤教育」も「過密ダイヤ」も必ずしも原因とは言えないかもしれないという状態です。ATSにしても同様です。

なのに形ばかりダイヤにゆとりをもたしたとか、制限速度を落としたとか、ATSを設置したといって大丈夫と言っています。もちろん、これらの事はやった方がいいとは思います。しかし、だから大丈夫と言う事にはなりません。

神戸線のダイヤにしても遅れてもいいというように感じられます。もし、過密で無理があるのなら宝塚線以外でも今すぐダイヤ改正をすればいいと思います。逆に甘ているように思います。それは今日のようなめちゃくちゃな運行をしていても説明をしないところにも現れています。

被害者に対しての対応もそうですが、言われた事だけやポーズの安全対策ではいけないと思います。運転再開がいけないかどうかは分かりませんが、JRの悪い体質はまだ直っていないように感じます。JRはこれまで以上に安全に対して大きな責任と義務が生じています。この場をやり過ごして記憶の風化を待つような事だけはしないでほしいと思います。

須磨海岸

2005年06月26日 | 日記
暑い日が続きます。海開き前の須磨海岸に行ってきました。

海の家はまだ建設中で、いくつか浮き輪などを貸してくれる所が空いているくらいでした。建設中の海の家を見て、きちんとコンクリートの基礎を作ってるのにも驚きました。やはり2か月とはいえ、須磨程人の来る所はきちんと作らないといけないということでしょうか。

須磨の近くに住んでいますが、夏の須磨には行った事がほとんどありません。人が多いのが嫌で夏以外の季節にしか行きません。今日はまだ、海開きはしていませんが、この暑さでかなり人が多かったです。

フリスビーをしていて人のすぐ横に滑り込んでも謝りもしない人、タバコを吸って砂浜に灰を捨てる人、砂浜からほんの数メートルの所で、水上バイクを乗り回す人などがっかりさせられる人のオンパレードでした。

そういえばすぐ近くに女の子のグループが来たのですが、その中の一人が周りを見渡して「みんなむっちゃ細いやん、痩せとけばよかった」とまるで、浮き輪持ってくれば良かったとかと同じような口調で言っていました。そんな簡単に痩せられると思っているなら太らないと思うのですけど、冗談みたいでなく結構本気で言っているみたいで不思議な感じでした。

ボクが夏の須磨に行きたくないのは、人が多過ぎて泳げるような状態ではないだろうと思っていたからでした。海は汚いし、人は多いし、ナンパばっかりだし(今日もしていましたが)楽しくなさそうだから行く気がしないのですが、今日言ってみるとまあ、当然と言えば当然かもしれませんが、かなりマナーが悪いです。

すごく刹那的というか、今の世の中の良くない所が凝縮されたものを見せられるようでしんどかったです。また、須磨には夏が終わってから行こうと思いました。