うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

2005年01月31日 | 日記
国内唯一「鯨の橋」32年ぶりに改築…3頭分の骨で

鯨の骨を使った橋が修復されるそうです。だいたい鯨の骨を使った橋があること自体知りませんでした。写真見ても面白そうですし、大阪なら近いのでちょっと行ってみたいです。

捕鯨は反捕鯨国の政治的な道具(環境保護団体からの献金や日本バッシングなど)に使われて禁止なってしまっています。イメージばかりを先行させて科学的な証拠はうやむやにされているのが現状のようです。しかし、ミンククジラなど増えすぎて生態系が壊れてきているという調査もあるというのにおかしな話です。牛や豚、鶏と鯨の違いはなんでしょう。自分たちが食べるか食べないかで決められているように感じます。日本も努力しているようですが、道のりは険しそうです。

日本でも若い人の中には鯨を食べたことのない人も増えてきているのではないでしょうか。そういうボクも小さい時に親に鯨肉のしょう油炒めを作ってもらったくらいでした。食べる機会もなかったのですが、去年和歌山県の太地町に旅行に行ったときにくじらカレーと鯨の竜田揚げを食べました。結構美味しかったです。太地町というのは捕鯨の町でくじらの博物館があるくらいです。そこで見たのですが、日本は鯨を捨てるところがないくらい有効に使うそうです。捕鯨は日本の文化といっていいと思います。その文化が他国の意図でなくなるのは悲しいです。

正義の価値は  元捕鯨船員の方が制作されたページです。商業捕鯨撤退までの経緯が詳しく書かれています。その人の主張の中に「クジラを食べることが嫌いだから食べない、というのと、クジラを食べることが嫌いだから他人にも食べさせない、ということは全く違う意味を持っていることに気がついていないのか」とか「ミンククジラが絶滅しそうだというなら今すぐきっぱりと捕鯨をやめてやる。しかし、ミンククジラは増えているじゃないか。 あんたたちに食べろとは言ってない。嫌いでもいい、他人にまでそれを押しつける権利がどこにある」と言われています。民主主義と自由を唱えているのならまず他文化に対して敬意を払うことからはじめてほしいと思います。

少し重い話になりましたが、太地町はのんびりしたいならオススメです。くじら料理も食べられますし、イルカと一緒に泳げる施設もあります。太地くじら浜公園ではシャチやラッコを間近で見ることができたりイルカとふれあう事ができます。ボクは行ってないですけど落合博満野球記念館もあります(入場料2000円!)。少し場所がわかりにくいですが、美味しい焼きもちのお店もありますよ。
太地町のホームページです

恵方

2005年01月31日 | 日記
大阪発「節分」全国に

あと少しで節分の日です。ボクは昔から節分といえば歳の数だけ豆を食べるのと巻きずしを恵方を向いて切らずにだまって食べきるものだと思っていました。実は大阪だけの風習だったんですね。ボクは神戸にすんでいますが、昔からしていたので地域限定だとは思ってませんでした。今まで理由も分からず食べていましたが、巻き寿司は「福を巻きこむ」という願いを込めるためで、包丁で切らないないのは「縁を切らない」ためなんだそうですね。

他にも子供の時から当たり前だった事が実は地域限定な事は結構あるのかもしれません。家で食べるたこ焼きは三つ葉が入っただしにつけて食べるもんだと思っていたら、それは明石周辺だけの文化のようでした。たこ焼きといえばまず明石焼を思い浮かべます。家やお店で食べる「たこ焼」は明石焼きで、ソースのたこ焼きは夜店なんかで食べるものだと思っていました(地元の神社の祭りにはソースのたこ焼き以外に明石焼の店もでます)。

言葉も近畿圏以外の人は関西弁でくくるけど、大阪弁と神戸弁は結構違うし京都や和歌山もそれぞれ違います。どうも神戸の言葉は関西の中でもきつく聞こえるようなので、地元以外の人と会うときは結構気をつけています。これだけ交通網やメディアが発達しても地域の文化が根強く残るのは面白いですね。今年は関西以外の人も西南西(今年の恵方)を向いてだまって巻きずしを食べる人がふえるのでしょうか。

さすがは野茂選手

2005年01月30日 | スポーツ
野茂デビルレイズ、先発手薄日米通算200勝だ

野茂選手がデビルレイズとマイナー契約しました。出場機会を優先したとはいえマイナー契約です。昨季の年俸の900万ドル(9億4500万円)からメジャーに昇格しても80万ドル(8240万円)と10分の1以下です。メジャーに昇格して200イニング投げれば70万ドル(7120万円)のボーナスが付くそうですが、満額でも150万ドルと6分の1です。しかもこれは最高での話で開幕メジャーに昇格できなければ、これすらもらえず、最悪解雇もありえるようです。プロの世界ですから当たり前かもしれませんが、ほんとに厳しい世界です。1年間全く出場せずに年俸が下がり過ぎと怒る選手が多い日本のプロ野球とは大違いです。野茂選手ほどの選手ですからもう少し金銭的にはいい条件を出した球団はいたのではないかと思います。それでも投げられるチャンスが多くなるであろう球団を選んだのですから、野茂選手らしいです。

きっと野茂選手は開幕メジャーになると思います。「開幕メジャーの自信は当然ある。そうじゃないと契約しない」と当然本人もそのつもりです。でも野茂選手はプロの厳しさを誰よりも知っている選手です。年俸は実力で勝ち取るもので実力がなければそれまでと思っているでしょう。マイナー契約も自分の実力を信じての事でしょう。ただ、野茂選手は周りが騒いでいる日米通算200勝には別にこだわりはないように思うのですがどうなんでしょう。まあどちらにせよ結果は後からついてくるのですから、まずは開幕メジャーを決めてヤンキースやレッドソックス相手に活躍してほしいですね。

神戸休暇へ。新作

2005年01月30日 | 神戸のあれこれ
JR西日本の駅などに置かれているチラシに「神戸休暇へ。」というものがあります。内容は神戸の観光案内やスポット案内で普通といえば普通のチラシです。ただ、表紙の写真がいつもすばらしいです。カメラマンの方が誰か分からないのですが、ほんと神戸の魅力を存分に発揮した写真です。ボクはいつも新作が出るたびに2枚もらってかえって一枚は飾っています。

今回は関帝廟です。そういえば廟とはお墓のことで、中国ではお墓にランクがあるそうです。皇帝が入るお墓が陵で、聖人が入るお墓が廟というそうです。中国で廟に祀られているのは孔子とこの関羽だけだそうです(だいぶ前に中国人のガイドさんから聞いた話のうろ覚えなので間違っていたらすいません)孔子は儒教という中国の基本思想に多大な影響を与えた人ですからわかるのですが、関羽は中国史の中では後漢の三国時代と比較的狭い範囲の覇権争いで敗れた英雄の配下の一武将ですから破格の扱いです。非業の死を遂げたこともありますが、非常に義に厚く部下や民衆にやさしかったこと(逆に目上や同僚などに尊大なところがありそれが悲劇に結びついてしまうのですが)がいまだに中国の人から愛されている理由でしょうか。現在は義に厚いということで信用が大事な商売の神様として祀られているようです。

JR西日本 神戸休暇へ。

上原選手の本心

2005年01月29日 | スポーツ
ここのところ連日のように上原選手の契約問題が取りざたされています。
初めは年俸の事のこじれで、そのことが原因で巨人がいやになったと思っていました。この問題はここでも何回か書きましたし、コメントやTBをいただいた方などのブログやニュースを見ながら考えが少し変わってきました。

上原選手はほんとは巨人にやりたかったと思っていたのではないかということです。もちろん以前からメジャー指向だったでしょうし、去年の日米野球で気持ちが盛り上がったのも事実でしょう。しかし、それだけでここまで性急に問題がこじれるものでしょうか。上原選手は契約問題については話しませんといっています。事実と報道のズレにいらだちを感じているのでしょう。これは球団も上原選手も代理人も契約に関わる事ですべてを話せないという事情もあると思います。しかし報道の人は手に入れた情報を基に報道するのですから、材料が中途半端では出来上がるものが事実と同じになるはずがありません。

ただ、これに関しては上原選手にも非があると思っています。きちんと報道してほしければきちんと話す事です。もちろん人のすることですから、いくらきちんと話してもどれだけ正しい報道をされるかもわかりません。しかも今回は代理人を介しています。自身のHPの1/4の日記で交渉内容を聞いてカッとなったと書いていましたが、それはあくまでも又聞きの話です。金額の開きばかりが問題視されていましたが、ほんとは査定内容が問題でしょう。事実ライバル視していた高橋選手は上原選手への提示額より500万ほど多い額でサインしています。だから上原選手もそのラインで考えればここまでこじれるハズがありません。

代理人の加藤君人氏がどういう方かは知りませんが、調べてみた限り映画の著作権などエンターテーメントビジネスの交渉に長けた方のように見えます。加藤氏がどれだけ日本のプロ野球やスポーツビジネスに明るいかは分かりません。それに日本の代理人交渉のシステムはまだまだ始まったばかりで代理人側も球団側もノウハウのある方はそんなに多くないのではないかと思います。しかも加藤氏は球団側ともめた経緯もありますし、どうしても主観も入ってしまうと思います。上原選手は加藤氏からの報告だけをたよりにしているのです。それにこのオフから巨人は査定方法を変えているようです。言葉は同じでもニュアンスが違えば受け取り方も大きく変わります。

それはもちろん加藤氏が悪いという事ではありません。自分以外の人に頼むのですからこういう事態も起こりえると思います。金銭面だけが問題なら代理人は有効な手段のような気がします。しかしほんとは球団の評価に対する不満から端を発しているのではないかと思っています。それならば直接話す事が重要ではないでしょうか。自身の性格が交渉に不向きだから代理人に頼んで良かったと言っていますが、代理人はピッチャーでもありませんし、もちろん上原本人でもありません。評価の細かいニュアンスを完璧に伝えたり、疑問をぶつけたりできるわけがありません。金銭面は代理人に任してもかまいませんが、評価の細かい疑問はやはり本人にしか理解できないのではないでしょうか。今後の自分の野球人生に大きく関わる問題ですから福留選手のように納得するまで話し合えば良かったのに思います。

上原選手は井川と同じじゃないと言っていますが、その真意は自分は何がなんでも今すぐメジャーでなく、ほんとは巨人が好きで球団にきちんと理解してほしいだけなんだと考えているからではないでしょうか。ちょっと好意的かもしれませんが、ボクは別に上原選手のファンではありません。ただ、そんな風に思っているような気がしています。それなら急にポスティングやトレードの話が出てきたのも分かる気がします。ただ、ほんとにそうならやり方が稚拙で性急だと思いますし、それが批判をあびている要因でしょう。

本人はいろいろと傷付いているでしょうが、それは上原選手自身が招いたものでもあります。論点をずらしたりせず、ほんとに不満に思っている事をとことん突き詰めるべきだったと思います。ボクは上原選手がこのままほんとにポスティングやトレードが認められて満足するとはどうしても思えません。全て想像なので真相は分かりませんが、もしこれに近いのであればきちんと球団と話して、ファンに謝罪しいいプレーをすることが上原選手とファンのためになるのではないでしょうか。今回の件で上原選手がどれだけ人気があるかよくわかりました。ファンだからこその厳しい意見も多かったように思います。それだけ応援してくるファンがいることを考えて今後の発言や行動をしてほしいと思います。