うまくは言えないけど

日々思う事をとりとめもなく書いています

弾圧

2007年09月29日 | 時事問題考
政府、処罰要求を検討 武力弾圧は3日連続に 邦人銃撃(朝日新聞) - goo ニュース

ミャンマーで長井さんが死亡した事件で、NHKのニュースを見ていると長井さんらしき人が撃たれている映像が流れていました。

長井さんは治安部隊に至近距離から銃撃された可能性があるとして政府も究明に向かっているようですが、もし映像が長井さんなら流れ弾どころか狙って射殺されたことになります。

ただ、仮にその映像が長井さんでなかったとしても、治安部隊が威嚇ではなく射殺するつもりで発砲しているという事に衝撃を受けます。軍事政府はこの弾圧での死者を10人程度と発表しているようですが、あの映像をみるかぎりそんな人数ではきかないのではないかと思います。

ミャンマーが軍事政権になっているのは知っていましたが、遷都した事も知りませんでした。そしてその軍事政権の一番の支援国が中国だという事もです。中国が内政干渉を持ち出してミャンマーを守ろうとしてるのも驚きましたが、エネルギーの確保など中国のしたたかさにも改めて思い知らされました。

長井さんの事はもちろんよく調べてきちんと対応してほしいと思います。そして日本人が関係している事柄だけでなく、もっと様々な情報を報道してほしいと思いました。多くの人が知る事で変わってくる事もあるのではないかと思います。

新内閣

2007年09月26日 | 時事問題考
福田「背水の陣内閣」正式発足、重要政策は野党と協議へ(読売新聞) - goo ニュース

福田内閣が発足しました。顔ぶれはほとんど変わりませんでした。時間がなかったことも当然あるでしょうが、とりあえずは安倍さんの任命責任を残しつつ徐々に考えようとしているのかもしれません。それにほんとはどこまで福田さんが考えたかどうかは分かりません。森さんが日本にいませんから残念ながらとりあえず当たり障りのないようにしたのかもしれません。

ただ、町村さんが官房長官で拉致問題担当になり、外務大臣に高村さん、防衛大臣に石破さんと外交や防衛問題はしばらくは大丈夫ではないかと思っています。森さんや山崎拓さんなど理念なく権力だけが大好きな人たちの傀儡にならない事を願うばかりです。

ほんとは麻生さんも入閣してほしかったと思いますが、麻生さんなりの今後の考えがあるのでしょう。麻生派は入閣しませんでしたが、一応麻生支持だった甘利さんや鳩山さんが残ったので良かったのではないかと思います。ただ、内閣改造はそれほど先ではないかもしれませんから、その時どういった顔ぶれになるかで今後が見えてくるのかもしれません。

言われているように全体的には代わり映えしませんが、当然総理が変わったのですから今後どうやっていくか注目しなくてはなりません。民主も自民もバラマキ合戦で最終的に消費税などの増税でなんとかしようとしているように見えます。ほんとは年金も財政も消費税をちょっと上げたくらいではどうにもならないのですから、もっと根本的に考えなくてはいけないはずです。

民主党も小沢さんを党首にたてているようでは政権を任せたいと思えません。例えば選挙当日に健康問題と言って姿を現さないような(多分嘘でしょうが)国民を馬鹿にした態度、財源の裏付けなしの何でも対決政策、ほんとの健康問題、事務所費問題など宰相として不適格な事例が多すぎます。

どちらにしろ福田内閣は発足したのですから、ほんとに長期的に見て国民の事を考えた政治をしてほしいと思います。

病院会見

2007年09月25日 | 時事問題考
「一議員として力尽くす」安倍首相がメッセージ(朝日新聞) - goo ニュース

安倍さんが病院から会見を開きました。内容は言わされたものが多いだろうという感じではありましたが、それでも在任中に国民への謝罪と混乱の収拾を試みたのは、真面目な安倍さんらしい態度だと思います。

所信表明演説直後の辞任表明は初めから安倍さんも最悪なのは分かっていたはずです。テロ特措法の延長を国際公約にして所信表明演説までしたのに新法という形になりそうで、しかも小沢さんとの党首会談もかなわないとなれば、代表質問を受けられないと思ったのかもしれません。

もちろん体調がかなり悪かったのは事実でしょうが、それが最大の理由なら入院が先だったはずです。しかし新法になりそうな今の時点でいまさら言う訳にはいかないでしょうから、辞任の理由を健康問題にしたりするのも仕方がない事なのでしょう。

もう二度と総理にはなれないとか弟に地盤を譲ってあの若さで引退と様々な否定的な話が流れていましたが、議員活動を続ける意欲を示しました。これは拉致問題の解決を念頭においての発言だとボクは思っています。

国政に停滞と混乱を招くような辞任は責められて当然で、今後も議員を続けるのであれば言われ続けるでしょう。それでもあれほど弱っていても議員を続ける意思を示したという事は拉致被害家族の方も少しだけかも知れませんが安心されたのではないでしょうか。

希望も込めてですが、福田さんに変わりますが麻生さんの大健闘もあり、簡単には北朝鮮に譲歩できなくなったのではないかと思います。安倍さんも早く復活してまた精力的にがんばってほしいと思います。

厳しそう

2007年09月22日 | 時事問題考
自民党総裁選、共同記者会見の主な内容(gooニュース) - goo ニュース

いよいよ明日自民党総裁選です。残念ながら福田さんの優勢は変わらないようです。

安倍さんはギリギリまでがんばったのでしょうが、あんな辞め方をしてしまい一番やりとげたかったはずの北朝鮮問題を考えが真逆の福田さんに委ねなくてはならなくなった事をどう思っているのでしょう。麻生さんが討論会で少しは釘をさしましたが、どれほど効果があるかは分かりません。

麻生さんは小泉改革の成果と継続を言いますが、当の小泉さんが福田さんを支持してしまって劣勢を跳ね返せなかったのかもしれません。小泉さんは結局郵政民営化さえできればよくて北朝鮮問題をはじめとした外交はどうでもよかった事を自らばらしてしまいました。

任命責任でいうなら安倍さんを首相にしたのは小泉さんなのですから、責められて当然なのにいまだ大きな影響力があり、しかも安倍さんを首相にしておいて今回福田さんを支持するのはほんとおかしな話です。勝負勘のするどい小泉さんですが、もしかしたら今回は読み違えたかもしれません(希望も含めてですが)。

前回安倍さんを担いで今回福田さん支持をしているような議員は信用できません。中でもその張本人の森さんのような人は今すぐ辞めてほしいと思います。もしかすると一番日本に悪影響を与えてる政治家かもしれません。

ただとりあえずでしょうが、福田さんは主要閣僚を留任させる意向のようなので、町村さんや高村さんが残ってくれるのはせめてもの救いかもしれません。

麻生さんには最後までがんばってほしいです

ジレンマ

2007年09月20日 | 時事問題考
「万死に値、命で償え」=遺族が陳述、うつむく被告-光市母子殺害・広島高裁
(時事通信) - goo ニュース


弁護側のやりかたのひどさと対照的に、最後まで本村さんは立派でした。犯罪被害者の家族がものを言えるようになったのも本村さんの努力がかなり大きいと思います。そのおかげで裁判が注目を浴びて弁護側のやり方に批判が出るようにもなってみんなが裁判について考える機会を得る事ができたと思います。

この事件は情状酌量の余地がないと思いますし、これほどの事件を18歳で起こした人間が改心するとは考えにくいです。本村さんのいう通り再犯の可能性がかなり高いでしょう。遺族の方が極刑を望むのも当然だと思います。

ただ、ボクはこの弁護団や被告人は許せないと思いますが死刑には反対です。人間が人間を裁くのに絶対はないと思うからです。アメリカではえん罪が頻発しているそうですが、当然完璧という事はないと思います。それに死刑は結局誰かが人を殺さなければならないという問題もあります。

問題は死刑と無期懲役の差が激しすぎる事にあると思っています。ボクが聞いた話では無期懲役といっても最短で7年ほどで出所できるそうです。それがどこまでほんとかは知りませんが、無期といっても出所できるのはほんとだと思います。

だから個人的には死刑と無期懲役を廃止して、事件に応じて懲役を重ねていけばいいのではないかと考えています。例えば懲役250年とかで刑が短縮されても最大半分で恩赦も認めないというように絶対生きている間に出所できないようにすればいいと思います。

そうやって死んで終わりではなくて一生かけて罪を償うようなシステムを作った方がいいと思っています。ただ、もし当事者になったらと思うと許せないと思います。これを機会にどうすればいいのかみんなで考えられればいいなと思います