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ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

女子プロの昨今の変遷と未来

2020-09-11 | 危うい日本のゴルフの世界

変遷激化の女子プロの世界

 

7年前になろうか、記者は賞金女王の候補3名を掲載した。その名は、渡辺彩香であり、藤田光里であり、日本女子アマ選手権覇者、比嘉真美子である。理由は、簡単で素朴であり、かつ、大胆さが売り物と解釈したからだ。しかし、渡辺は、レキシ―トンプソンと競り合い、自分を見失った。藤田も、北海道敵なしのアマで堂々とプロの世界に飛び込み、新人にして、初優勝を遂げた。顔だちもよく、マスコミに追われて、有頂天になったのが、運尽き、勝負魂が必須である世界を甘く見て、自分を取り戻す原点が見えなかった。比嘉は飛距離も十分で、宮里由香を軽く40ヤードは置いた。比嘉は、日本アマタイトル保持者でプレーの経験も深く、トップに入りるには、申し分のない力量を持っていた。時のチャンプは,イ。ボミである。競って競って凌ぎを削るプレーオフでパー3を左池に入れて、万事休す、運を自ら逃がして、地獄を見る。頂点を目指すプレヤーが、自信を失うと転げ落ちる。また、賞金王の実力者もカムバックは用意ではない。ゴルフスポーツは、やさしいようで、落とし穴が、待ち受けているのだ。森田里香子の凋落は、言葉がない。賞金王になることはできる。しかし、それを、樋口や不動のように、トップを何年にもわたって、維持するのは,至難の業だ。記者は、間違っていたのだろうか。上記3名の優れたプレヤーに期待したのだが、その言い訳を探しても見つからない。環境の性だよ、練習不足だよ、訓練が間違っているんだよ、コーチがいないんだよ、などなど不適切に聞こえる外聞が、頭をかすめる。女子プの世界は、今や、幼少のころから、コーチをつけて、ゴルフを覚える。すでに、ステージに立つときは、15年の経験を積んでいるのだ。だから、新旧交代が激しい。今や、笹生優香などは、高校生ながら、トップをいく。強打とグリーン周りの旨さは,新鮮に映る。スター気取りもなく、化粧もない。アスリートそのもの出る。本物が出てきたという実感がわく。間違いなく、賞金女王になる可能性を持つ新人である。

記者が見てきた樋口久子や岡本綾子、大迫たつ子などのデビューにも似て歴史が同じようなページがめくられて不思議である。

記者は、畑岡、騒がれ過ぎた渋谷日向子などめぼしいプロが活躍してるいるが、笹生優香は、次のヒロインとして、ゴルフ界に革新を起こすと思いを新たにする。女子プロの寿命は短い。アニカにしても,ヤニーツヱンにしても、オチョアにしても、同じである。旬の間に、自分の金字塔を打ち立てる強いアスリートであるべきである。化粧をして、美人プレヤーと敬称される時代は、過ぎたのかもしれない。それだけに、前述の3名の女子プロの真なるカムバックを記者は祈ってやまない今日である。(法眼 勉)

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