石川遼のゴルフを記し始めて、10年以上が経過、アクセスもEagle eyeが100万度を超えたことから遼の第2章の活躍を望むカスタマーが増えてきたので、敢えて、シリーズを踏まえて述べたい。
日本シリーズ、久々にはらはらドキドキ感を漂わせたビッグな試合であった。
中島啓太、蝉川泰果の優勝争いにベストスコア62で、駆け上がった遼のす覚ましさ、ファイナルは、追いつけなかったが、久々に見せる遼の完成度は、第2章に相応しいゲームだった。スイングの簡素な完璧に近いのは、明白に観察できる状況である。観察者にも、大変参考になるスイングで、難しいスイングをしていない。最終日に追い付けなかったのは、3日目に比べて、安定度の比率が下がり、左に打った球が右に戻らないのは、今後の反省の一部になるかもしれない。後半で、少なくとも2つのバーデイで、中島と蝉川にプレッシャーをかけて、勝負すべきであったが、この二人は、小さいころからゲームを多くのこなしており、中島にあっては、世界ナンバーワンアマチュアだった金谷を下して賞金王になっており、まさに強敵に育ったのが、遼のゴルフを狂わせた原因と思われる。
トップクラスを観ても、若手20代の前半の選手層で固まっており、30を超えた遼や谷原などが、古い方のベテラン選手に見えて、男子の世界も。大いなる変化といえる。遼が、ドライバー295、蝉川が300,中島が300と日本も300以上でないと勝利に厳しい時代が到来した。中島は、195ヤードを、8番アイアン、遼が7アイアン、蝉川7アイアンでグリーンを攻めている。
第2章入りの遼が、これから優勝をしていくためには、パッテイングをさらに勉強していくほかはない。つまり蝉川、中島、金谷などは、パッテイングに問題を残していない。まだ。パットイップスになったことのない新鮮なプレヤーなのである。いずれ、彼らもイップスの死神が襲ってくるのは、時間の問題であろう。世界を風靡したトムワトソンやニクラウスも、その死神とは無縁ではなかった。
遼は、第2章のつづりかたを、今の調子で実践していけば、勝利の女神は、必ず、付いて離れなくなる。よく頑張った。遼は、遼君を卒業して、第2章の遼へ大変身したラストの試合であった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます