JGA 日本ゴルフ界の総本山である。
いよいよ、秋来たらば、openの開幕である。まずは、女子openが9月29日から、烏山城カントリークラブで幕を開ける。放送は、NHK,4日間をLIVEで放映する。第一日目、優勝候補筆頭のイボミ選手が、体調不良で棄権、ファンのとっては、残念なニュースである。
世界のトップを走るチュンインジューUSツアーのメジャー、エビアン選手権を圧倒的強さを発揮して、優勝、インビーパクの後継者ともいわれている。その選手とテレサルーとUSツアーの宮里美香をペアリングにした。
烏山城は、井上誠一の終盤の傑作、故田村三作が全財産を投資して、開場にこぎつけた栃木県でもトップクラスのトーナメントコースである。長く深く続いた雨の前線で、心配されたコース状況だが、さすがの烏山城の佇まい。グリーンは、しっかりスピードをものにして、選手には、神経が震えそうな仕上がりだ。理事長は、JGTO副会長職の松井功氏が就任してクラブを充実させている。
JGAは、トーナメント運営に支障がないように一本化を図り、プレヤーの立場に立った目線で、クラブを選択して、近代化を目指している。JGAは、USGA,R&Aにかなりの遅れをとったのは、資金の調達力がなく、オリンピック同様、十分な企画実行ができなかった。もちろん、人材育成や登用にも、金が必要である。その監督にある文部省自体が、潤沢な予算計上はない。まだまだ、ゴルフは、贅沢なお金持ちスポーツと位置付けているために、アジア地区でも停滞した組織と思われているのだ。ここ一発、関係者は、粉骨砕身、自分の財産を投げ出して、未来志向のJGAを支えてこそ、スポーツのパトロンと呼ばれる。ゴルフ場の経営が、パチンコ企業やその関連企業、儲けることが第一と考えている人種に、相当数流れているのは、国難である。社会が信用しなくなったゴルフ界は、そこに問題を発していると断言できる。紳士のスポーツを貧士のスポーツにしないよう、注意を勧告する。
博打産業に手を貸してならないのである。
JGAをはじめ、ゴルフを真に愛する関係者で、ゴルフが至高のスポーツである所以を、喧伝し、未来に禍根を残してはならない。もう一度、緩んだタガを締めなおしてはどうか。JGAを雲の上に置いては、ならないのだ。最高のイベントを成就できるのは、JGAであるから、休む暇はない。
JGAには、派手さが必要ではない。渋いが淡々とゴルフの礎を堅固のしていくあくなき力の蓄積が第一である。JGAのキャビネットは、働く若いスタッフを
内部で責任を持たせ、未来志向を急ぐべきである。活動範囲が制限されるようでは、いい人材は育たない。まずは、YESMAN体制をNOMANの意見を具申と解析できように、進歩させこそ、R&AやUSGAを追っていけるエンジンとなろう。JGAの責任と義務は、これからが重くなる。
JGAは、関連ゴルフ団体とサミットを開催し、未来志向の礎を構築しなければならない。