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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

短期的な仕事と長期的な仕事

2005年12月09日 | お金の話
今週は3日間、朝から晩までの終日研修の講師で、大手通信会社の幹部候補生向け
に「2010年の中期経営戦略」の策定指導を行った。

2010年はユビキタス社会が本格的に到来すると言われている。
ユビキタス社会とは、「いつでも、どこでも、誰でも欲しい情報が手に入る社会」
のことである。

こうした外部環境と自社の強み・弱みを分析して、2010年のあるべき姿を
戦略的なシナリオにダイナミックに落とし込んでいく。

こうした内容の指導を行っていた。

ともすれば、日常業務に忙殺されてしまうと、目先に追われ、3年後5年後のこと
を考える時間が持てなくなりがちだ。

たださすがに経営資源の豊富な大手通信会社だけあって、全国各地から1週間は
研修センターに缶詰にして、徹底して中期経営戦略について考えさせるシステム
をつくっている。

伸びる人間と伸びない人間の思考パターンは次のように言われている。


①伸びる人間 … 過去10%以下、現在30~40%、未来60%

②伸びない人間 … 過去50%以上、現在30~40%、未来10%以下


やはり伸びる人間は未来への展望が明確に描けているのだ。

このことは「社長のお金の世界」にも当てはまる。

やはり目先の資金繰りに追われると、営業戦略や商品開発など長期的視点の
求められる仕事に物理的に取り組めなくなる。

逆に京セラの稲盛会長の言葉にもある「土俵の真ん中で相撲を取る経営」が
出来ると、短期的な仕事のみにとらわれることなく、長期的な視点で仕事に
取り組める時間がおのずと出来る。

経営者には短期的な仕事と長期的な仕事のバランスが求められる。
短期的な仕事は極力スタッフで廻る仕組みを作り上げ、長期的な仕事の時間を
しっかり確保しなければならない。

しかし、長期的な仕事はある意味、脳ミソに汗をかく仕事なため、経営者に
とっては苦痛だ。

一方、日常業務を廻すという短期的な仕事は、肉体的には汗をかくが、
脳ミソに汗をかくことが比較的少ない分だけ楽かもしれない。

そこで、ある程度事業が軌道に乗った会社では、社長が脳ミソに汗をかくこと
をおっくうがって、日常業務を自分がやり、新規事業の推進を社員に任せる。

ただ中小企業の経営の現場において、会社の未来を担う新規事業を社員任せに
して、売上が上がるような虫の良い話は本来ありえないだろう。


「経営者業=未来創造業」と言われるが、会社の誰でもなく、優秀な経営者は
自ら率先してダイナミックに未来を描くことが出来る。

逆に資金繰りに追われる経営者は、目先の細かい銭勘定に追われ、ダイナミック
な発想が持てなくなる。

こうして、ますます両者の格差は広がっていく…

中小企業のお金の現場では悲しいかな、こうした現実がある。

経営者の皆さん、3年後、5年後の明確なビジョンがありますか?
2005年も終わろうとしている今、お互い自問自答していきましょう!




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