tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

まほろばソムリエのヤマトロジー講座(クラブツーリズム奈良)/世阿弥をテーマに3月25日(土)開催!(2017 Topic)

2017年03月16日 | お知らせ
毎月第4土曜日の13:00~14:30に開催しているNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の講師による「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」、3月25日(土)は、同会理事の大山恵功(よしのり)理事による「世阿弥の生涯」、場所はクラブツーリズム奈良旅行センター5階(近鉄奈良駅ビル)である。

参加費は、香り高いコーヒーが付いて@1,200円。3月は特別に吉野杉の高級割り箸(2膳セット)がプレゼントされる。申し込みは同センターのHPから(電話の場合は 0742-90-1000)。HPには以下の説明文が紹介されている。

世阿弥は、大和猿楽四座の結崎座からうまれた観世座の始祖とされる観阿弥(かんあみ)の息子として生まれ、足利義満の庇護を受け父・観阿弥とともに能楽を大成したとされています。世阿弥は、奈良に非常に深いゆかりのある人物です。この世阿弥の数奇に満ちた生涯と、奈良の世阿弥ゆかりの地をご紹介します。


東京での講演資料(表紙)

同様のテーマで東京(奈良まほろば館)での講演を終えた大山理事はFacebookに、

東京の奈良まほろば館で「世阿弥と奈良」というテーマでお話をさせていただきました。世阿弥は奈良と非常につながりが深い人物であるにもかかわらず、来られた方の半分ぐらいは半信半疑でしたが、私の話を聞いて目からウロコが落ちた感じでした。

同会の雑賀耕三郎理事は、

大山さんは、世阿弥の足跡を辿って佐渡まで2回も行かれたと言うほど能と世阿弥に打ち込みました。世阿弥が分かるだけでなく、能を観たくなるようなお話です。ぼくも期待してます。

と太鼓判を押す。4月以降も、興味深いテーマが目白押しだ。詳しい内容は同センターのHPに出ている。私は6月に当たっている。

・4月22日:奈良とお茶(清水千津子)
・5月27日:奈良の鉄道よもやま話(柏尾信尚)
・6月24日:吉野のミカタ~異郷としての吉野~(鉄田憲男)
・7月22日:大和・遷都物語(徳南毅一)
・8月26日:會津八一が詠んだ奈良の寺(池内力)
・9月30日:新薬師寺よもやま話(小倉つき子)※この日だけ第5土曜日なのでご注意を


皆さん、ぜひ「ヤマトロジー講座」に足をお運びください!
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東大寺・北河原長老を迎え 観光シンポジウム(奈良市観光協会主催)/3月26日(日)開催!(2017 Topic)

2017年03月15日 | 奈良にこだわる
次の1300年を見すえた「NEXT-1300 NARA」プロジェクトの始動に伴い、こんなシンポジウムが3月26日(日)、東大寺金鐘ホール(東大寺ミュージアム内)で開かれる。参加は無料だが申し込みが必要である。申込先は、こちらのHPから。テーマは「C-MICE」。奈良ならではの「MICE(マイス)」のカタチを模索する。

なおMICEとは《企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称》(観光庁のHP)で、C-MICEとは、その小規模版。同イベントのニュースリリースによると、

「NEXT-1300 NARA」キックオフシンポジウム開催します
公益社団法人 奈良市観光協会


公益社団法人奈良市観光協会は、地方創生交付金事業として、平成 28 年度から平成 30 年度の 3 か年で、奈良ならではの MICE(=C-MICE)を軸とした観光力強化事業に取り組みます。本年度は、キックオフとして、構想ジャーニー及び公開シンポジウムの開催をいたします。

1300 年前の奈良は、シルクロードや遣唐使を通じて世界中の文化や芸術や技術が集まる最先端の国際都市でした。以来、脈々と受け継がれてきた奈良のDNA をベースに、次の 1300 年後の未来を見据えたイノベーションを創発していく、それが「NEXT-1300 NARA」プロジェクト。奈良の持つ力を掘り起こし、次の 1300 年を念頭に、ドキドキわくわくする奈良の未来を創造していきます。

※「C-MICE」とは、奈良ならではの歴史ある場所・体験を通した小規模で(Compact) 市民に開かれた(Civic)創造的(Creative)なイノベーションを共創、創発する場のことで、奈良から始まるこれまでにない MICE の形です。

日時および場所:
■平成 29 年 3 月 25 日(土)構想ジャーニー
地元で活躍されている皆様と様々な分野で活躍する外部イノベーターがチームをつくり、奈良での具体的な事業アイデアを創出します。
場所:奈良市内各所

■平成 29 年 3 月 26 日(日)公開シンポジウム
-「奈良ならではの新しい MICE」への取り組み宣言
-1300 年続く奈良における C-MICE の可能性
-構想ジャーニーで創出されたアイデアを市民に発表する場

場所:東大寺金鐘ホール 〒630-8208 奈良市水門町 100 番地

※詳細は別紙(チラシ)のとおり。
※スケジュール、プログラムは当日変更となる可能性があります。
―問い合わせ先―
公益社団法人 奈良市観光協会 連絡先:0742-27-8866 担当:山田・中村


前日の3月25日(土)には、奈良市内を巡って「C-MICE」のあり方を探るツアー(構想ジャーニー)も開かれる(参加者限定)。

3月26日(日)には、東大寺の北河原公敬長老や各種イベントで活躍される小川秀明氏(アルスエレクトロニカ ジャパン ディレクター)のトークや、前日のツアー結果のプレゼン(C-MICEで創発されたアイデアの発表)がある。参加は無料、申込先は、こちらのHPから。皆さん、ぜひお申し込みください!



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生駒聖天春の参道ご縁市2017/4月1日(土)宝山寺界隈で開催!(Topic)

2017年03月14日 | お知らせ
今年(2017年)も「生駒聖天 参道ご縁市(ごえんいち)」が、宝山寺駅(生駒ケーブル)~生駒聖天(宝山寺)界隈で開催される。主催は「生駒聖天さんどう会」だ。昨年の様子は、こちらに出ている。生駒聖天(宝山寺)のことは、こちら。同イベントのFacebookによると、

4月1日は、春の参道ご縁市です。春うららかなご縁日、いいもの・おいしいもの・たのしいことが参道のあちらこちらに。静かで風情のある参道へ、お散歩がてらゆったり遊びに来てくださいね!

チラシには、お土産物、お菓子、軽食、手作り小物、本に加え、「木工ワークショップ」や「お灸(きゅう)」!も。恒例の「参道きもの遊び」(着付け+着物レンタル=3,000円)は、3月25日(土)までに、メールか電話で下記へ予約を。着物に限りがありますので、ご予約は今すぐ!
ikomasandoukai@gmail.com
0743-73-4717(城山旅館)


今後の予定は、
6月10日(土)~25日(日)ムジークフェストなら
9月 お彼岸万燈会(まんとうえ)
11月 秋の参道ご縁市


皆さん、うららかな春の1日、ぜひ生駒聖天参道へ足をお運びください!



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考古学と奈良の遺跡(公開講座 by 田辺征夫氏)/奈良県立大学で4月開講!(2017 Topic)  

2017年03月13日 | お知らせ
こんな耳寄りな話がある。奈良県立大学(奈良市船橋町10番地)で4~7月の毎週火曜日(全15回)、田辺征夫氏(元奈良文化財研究所所長)による公開講座(特別講義)があるのだ。
※トップ画像は一太郎2017より

受講料は無料で要申し込み(全15回分一括)。定員50名を超えた場合は抽選になる。申し込み期間は3月16日(木)~21日(火)まで。同大学のHPによると、

特別講義 平成29年度前学期「教養講義Ⅲ」
~日本考古学と古代奈良の遺跡~

この特別講義は、本学の 田辺征夫 特任教授が、考古学の立場から奈良の歴史や文化を探究する魅力ある講義です。本学学生を対象とする講義ですが、一般の皆様にも開放して開講します。

平成29年度講義は、奈良の7世紀代遺跡の考古学的な発掘成果から日本古代の国家と文化が成立する過程や奈良の歴史的な位置を学びます。

◇講義名:「教養講義Ⅲ~日本考古学と古代奈良の遺跡」
◇場 所: 奈良県立大学 3号館2階多目的ホール
◇開講期間: 平成29年4月11日から7月25日まで 15回開講(5月2日は除く)
◇開講時間: 毎週火曜日の午後1時00分~午後2時30分(90分)
◇聴講資格: 本講義は、本学学生1年生以上を対象とする講義ですが、一般の皆様にも開放して開講します。この聴講は、事前に申し込みが必要です。
【定員:50名】応募者多数の場合は、学内にて抽選を行います。抽選結果は、後日文書でのお知らせとなります。
◇費  用: 無料
◇申込期間:平成29年3月16日(木)~3月21日(火)
◇申込方法
■メールでの申込み先:koukai-kougi@narapu.ac.jp ※着信時刻が、3月16日午前0時~3月21日午後11時59分までのメールが有効
■はがきでの申込み先:630-8258 奈良市船橋町10 奈良県立大学 ※3月16日着分より受付、3月21日消印有効
<必要事項>
①郵便番号、住所、氏名、連絡先電話番号(自宅と携帯)、E-Mailアドレス メール・はがきの表題 ②「平成29年度 教養講義申込み」
上記①②をご記入ください。※1通につき1名様までの申込みとなります。

聴講決定通知(抽選結果)は、下記期間内に順次郵送いたします。
3月29日~3月31日
通知が期間内に届かない場合は、大学学生課まで連絡をお願いします。

◇問合せ先: 奈良県立大学 学生課
(〒630-8258 奈良市船橋町10番地 TEL:0742-22-4978)
◇開講日程: 下表参照

4月11日 考古学とはどんな学問か(奈良県立大学特任教授 田辺 征夫 氏)
4月18日 考古学の歴史と歴史考古学
4月25日 創建法隆寺は焼失したか-いわゆる法隆寺論争
5月 9日 創建法隆寺(若草伽藍)の発掘と論争の結末は?
5月16日 法隆寺昭和の大修理と斑鳩宮の発見
5月23日 宮殿の中枢部を掘る-藤原宮の発掘
5月30日 日本最古の寺、飛鳥寺の発掘がもたらしたもの
6月 6日 仏教伝来の頃の飛鳥
6月13日 奇異荘厳の寺、山田寺とはどんな寺か
6月20日 国の寺-川原寺
6月27日 天皇家勅願の寺と都の守り(1)大官大寺そして百済大寺
7月 4日 天皇家勅願の寺と都の守り(2)本薬師寺から薬師寺へ
7月11日 飛鳥宮遺跡とその周辺
7月18日 ゲスト講義 橿原考古学研究所 所長 菅谷 文則 氏
7月25日 ゲスト講義 ACCU奈良事務所(ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所)所長 西村 康 氏
※各回の日程・テーマおよびゲスト講師は、都合により変更することがあります。


いかがだろう。現実に発掘を担当された奈良文化財研究所の田辺元所長の貴重なお話である。それでいて、費用は無料だ。申込期間は「3月16日(木)~21日(火)」に限定なので、注意していただきたい。奈良好き、古代史好きの皆さん、ぜひお申し込みを!
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紀の川じるしの見本市( in 紀の川市)に森・里・海の幸が大集合!/3月17日(金)~20日(月・祝)開催

2017年03月12日 | お知らせ
こんな楽しいイベントがある。森と水の源流館(奈良県吉野郡川上村)のO事務局長からのメールによると、

源流から海まで、紀の川の流れによる森・里・海のかかわり、つながりを食をつうじて「見える」「わかる」「なるほどと思う」イベント「紀の川じるしの見本市」を開催します。

2017年3月17日(金)18日(土)19日(日)20日(祝・月)
9:00~17:00 会場:ファーマーズマーケット紀ノ川「ふうの丘」直売所

(紀ノ川農業協同組合)和歌山県紀の川市平野927(電話0736-75-3173)


18・19・20日の3日間 源流の水、中流域の米、海の一品を添えた森里海共演の「茶がゆ」をふるまいます。各日11:00から100食限定。なくなり次第終了。

奈良県と和歌山県にわたる1本の川、紀の川(吉野川)。上流には林業、中流域では農業、河口付近では漁業と豊かで上質な第一次産業をつなぐのがこの川の特徴です。期間中、約20の団体から紀の川流域で生産・製造された農産品、海産品、加工品、木工品を出店します(一部の商品は、開始時点から揃わない場合があります。ご了承ください)。

なお「紀の川じるし」の取組みについては昨年、第4回環境省グッドライフアワードにおいて環境大臣賞グッドライフ特別賞を受賞いたしました。
http://www.goodlifeaward.jp/glaentry/glaentry-3876

第一次産業が元気であることは紀の川流域の水環境や景観・風土そして生業を守り育てていくことにつながる…そんな思いで、消費者に選択行動を働きかける取組みを続けています。お彼岸ちかくの春の一日、ぜひ、お出かけください。


よく「紀ノ川」と表記するが、国土交通省が定めた正式名称は「紀の川」である。なお環境省のHP(グッドライフアワード)には、以下の通り紹介されている。

プロジェクトが目指している事、今後やりたい事
紀の川でつながる森・里・海において、今後さらに産業の従事者をはじめ、企業・団体、行政、そして学校などのキーパーソンと出会い、連携する拠点を増やします。それと同時に、それぞれ一般消費者との接点において、流域の産業と環境、そして人を育む「紀の川じるし」をアピールし、みんなで良くなる、みんながよくなるためのプラットホームを目指します。


私は紀の川沿いの紀州・九度山生まれだが、昭和53(1978)年から奈良市に移り住んでいる。最初の5年間ほどは、なかなか「吉野川」と言えず、つい「紀の川」と口をついて出た。小説『紀ノ川』(有吉佐和子著)の主人公の花は、慈尊院(九度山町)から下流の六十谷(むそた 和歌山市)へ嫁入りする。それは父親(大御っさん)のこんなひと言で決まった。

「紀ノ川沿いの嫁入りはのう、流れに逆らうてはならんのやえ。みんな流れにそうてきたんや。自然に逆らうのはなによりもいかんこっちゃ」

「お前はんのお母さんは、いうてみれば紀ノ川や。悠々と流れよって、見かけは静かで優しゅうて、色も青うて美しい。やけど、水流に沿う弱い川は全部自分に包含する気や。そのかわり見込みのあるつよい川には全体で流れ込む気迫がある」


神武天皇(イハレビコ)は熊野からではなく、紀の川・吉野川をさかのぼって川上村に着いたという話がある。川上村から橿原神宮へは、目と鼻の先である。

私は常々、勝手に「紀の川・吉野川文化圏」と呼んでいる。言葉遣い(方言)も茶粥も柿の葉寿司も、奈良県とか和歌山県というより紀ノ川筋、いわば「紀の川・吉野川文化圏」の産物なのである。

紀の川・吉野川が流れる地域で育まれた、とっておきの品々を集めた見本市。会場では生産者から産品の話を聞くこともできる。皆さん、ぜひ足をお運びください!
※「紀の川じるしの見本市」のFacebookは、こちら




コメント (2)
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