tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

いよいよ日曜日(8/24)、奈良酒縁日が開催されます!(2014Topic)

2014年08月21日 | お知らせ
本堂の屋根が半壊した正暦寺(しょうりゃくじ)を支援する「奈良酒縁日(ならさけえんにち)」は、いよいよ8月24日(日)12:00~17:00、「Si-Ro三条」で開催されます! 400円分おトクになる前売り券(前売チケット引換券=3,000円)をまだお持ちでない方は、ぜひお早めにお求めください。なお「奈良酒縁日」に関連して、以下のイベントが開催されると、ご関係者のYさんから、情報をいただきました。

8月24日の奈良酒縁日では開場時間の11時30分、入口付近におきまして、奈良市副市長・津山 恭之 様、奈良市観光経済部部長・川本 了造 様、正暦寺ご住職・大原 弘信 様、三条通ショッピングモール理事長・松山 和央 様をお迎えし「鏡割り」セレモニーを行います。13時と15時に三条通りにて「振る舞い酒」をさせていただきます。

当日17時から旭水公園で、三条通ショッピングモールさん主催で「ミニ盆踊り」を開催します。奈良酒縁日のあとは盆踊りで楽しんでもらいたいとの企画です。狭い公園なのですが、小さいながらも櫓を組んで本格的にするようです。「屋台」等も出てにぎやかになりそうです。こちらの企画にはノータッチですが、共同で告知うちわを作って配っていますので、お知らせします。



木、金、土、日と、三条通りで上記の「イベント告知うちわ」を配布します。三条通ショッピングモール加盟店のなかの協力店にうちわを持参して見せると、10%割引や、プレゼント進呈、一品 or ワンドリンクサービスという特典付きうちわで、24日のイベントと三条通ショッピングモールを盛り上げます。ぼく1人で配る予定なので、地味な活動です。

あと、当日「ちちんぷいぷい」(毎日放送)の取材も決まりました。奈良のお酒の良さと、その発祥の地正暦寺さんを広く知っていただけそうで、それだけでもイベント開催の価値がありそうです。



なるほど、これは賑やかになってきました。なお「奈良酒縁日」の前売チケット引換券はYahoo!のPassmarketで買えるほか、以下のお店でも販売しています。

『酒房 亜耶』奈良市高天町38-3 近鉄高天ビル B1F(TEL 0742-25-0272)
『グリル チェンバー』奈良市高天町38-3 近鉄高天ビル B1F(TEL 0742-22-3538)
『和洋遊膳 ほおずき』奈良市高天町38-3 近鉄高天ビル B1F(TEL 0742-24-5411)
『大和旬菜・魚・鶏 じゅん平』奈良市上三条町7番地(TEL 0742-31-7140)
『吟酒遊膳庵 厨』奈良市小西町2-1 ジャパンドビル2F(TEL 050-5834-9062)
『炭火焼のんき』奈良市高天町21-1(TEL 0742-24-7233)
『酒のあべたや』磯城郡田原本町三笠43番3(TEL 0744-32-4335)
『なら泉勇斎』奈良市西寺林町22(TEL 0742-26-6078)
『折衷旬彩 香月』奈良市下御門町28-1(TEL 0742-22-1018)
『路地裏のあじと』奈良市上三条町1-27(TEL 0742-93-8519)
『kaneyasu』奈良市東向南町2 パレスビル1F
『月のしずく』奈良市奈良市富雄元町2-6-40 川上ビル2F(TEL 0742-47-2550)
『土佐の恵み いだき』橿原市八木町1-9-10(TEL 0744-29-8141)
『小西町バル PAZ』奈良市小西町5番地アルテ館1階(TEL 0742-24-7756)

鏡割りに振る舞い酒、18もの酒蔵の奈良酒とジャズライブ、そのあと盆踊りに屋台と、とても楽しいイベントです。鏡割りには正暦寺の住職も来られます。皆さん、ぜひ前売チケット引換券をお買い求めの上、「Si-Ro三条」に足をお運びください!

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8/21(木)、不空院が新築の護摩堂で不動三尊の開眼法要を厳修!(2014Topic)

2014年08月20日 | お知らせ
高畑の不空院(ふくういん)は、その名の通り不空羂索(けんさく/けんじゃく)観音をご本尊とする真言律宗の寺である。場所は、新薬師寺の筋向かい(北東側)だ。そのお寺が護摩堂(ごまどう)を新築し、あわせて不動三尊の開眼法要を営まれる。産経新聞奈良版「護摩堂新築 不動三尊の開眼法要」によると、

「縁切り・縁結びの寺」で知られる奈良市高畑町の不空院で、護摩をたき修法を行うための仏堂「護摩(ごま)堂」が新築された。従来の不動明王像に加え、新たに造立した制多迦(せいたか)童子像と矜羯羅(こんがら)童子像の3体を不動三尊とし、21日に開眼法要が営まれる。

護摩堂は本堂に隣接する庫裏の一部を改築。約9平方メートルの道場があり、屋内で護摩木をたいて祈ることができる。石仏の不動明王像はこれまで屋外に置かれていた。また、奈良市生まれの彫刻家、故・奥田秀雄氏作の不動明王像(木彫、高さ約1・5メートル)を客仏として迎え入れる。

三谷弘範住職は「長年望んでいた護摩法要が屋内できるようになり感謝に堪えない」と話している。開眼法要は午前9時から。問い合わせは不空院(電)0742・26・2910。


お寺のニュースリリースによると、奥田秀雄(奥田龍王)氏は寺のご近所に住んでおられたというスゴい彫刻家だ。

(ご参考)奥田秀雄(龍王)様のプロフィール  
大正7年12月5日奈良県生まれ
昭和7年 能面師吉田重誠氏に師事
27年 37回二科展「男坐像」初入選
30年 40回二科展「坐像、抵抗」特選
34年 44回二科展「木像、首」二科展会友の推薦
45年 55回二科展「立像、女」二科展会員、審査員に推薦
49年 奈良市功労賞
52年 62回二科展「水、呑む」会員努力賞
58年 奈良県展審査委員
59年 奈良市展審査委員
60年 奈良市有功賞
平成14年 逝去


法要は9時に始まり短時間で終わるようだが、午前中は施餓鬼供養などが行われているという。ご本尊の不空羂索観音は秘仏なので、春と秋の特別公開期間中しか拝観できないが、境内には「えんむすびさん」(市杵嶋姫大神・黒竜大神)と「えんきりさん」(法竜大善神)が祀られ、鳥居が建っている。この機会に、ぜひお参りいただきたい。
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大仏鉄道(ええ古都なら・近代化遺産ある記)

2014年08月19日 | 奈良にこだわる
南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」では、本年(2014年)4月から「近代化遺産ある記」を連載している。近代化遺産とは《江戸時代からおおよそ今から50年前までに作られた、我が国の近代化を支えた産業、土木などの建築物や構造物、設備、各種機械類のことをいう》(『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』より)。これまでに3回、掲載された。

4月 旧 奈良女子高等師範学校(現 奈良女子大学)旧本館・守衛室(附 正門)
5月 南都銀行本店(旧 六十八銀行)
6月 日本聖公会奈良基督教会 礼拝堂・渡廊下・親愛幼稚園舎

4回目となる今回(8/6)紹介されたのは「大仏鉄道」(奈良側の遺構)である。

奈良と加茂を結んだ懐かしの鉄道跡
奈良といえば大仏。かつて、その「大仏」を路線名にもつ「大仏線」が、奈良と、京都の南山城を結んでいたことをご存知でしょうか。大仏線が開通したのは明治31年(1898)。当初は京都の加茂駅から、奈良市法蓮町に設置された大仏駅までを結んでいましたが、翌年には奈良まで乗り入れとなり、加茂-奈良間の約10kmを真っ赤な蒸気機関車「電光号(いなずまごう)」が走りました。

"大仏鉄道"の通称で親しまれ、多くの観光客を運び、大仏参拝の拠点として人気を博した大仏線でしたが、その後、路線の整理が進み、明治40年(1907)に路線廃止、わずか9年の歴史に幕を下ろし、同年、経営していた関西鉄道も国有化されました。しかし大仏鉄道の築堤跡や橋脚跡、隧道(ずいどう)は、いまも加茂-奈良間によく残っており、全長約12kmの廃線跡ウォークを楽しむことができます。


「御影石のアーチ・鹿川隧道(ずいどう)」「消えた黒髪山トンネル」(奈良一高い跨道橋)「幻の築堤・橋台跡を追え!」の3ヵ所が「チェックポイント!」として紹介されている。「ええ古都なら」をご参考に、鉄道ファンならずとも、ぜひ現地をお訪ねください!
※お問い合わせ先 0774-73-8191(木津川市観光協会)
※関連サイト 大仏鉄道研究会公式ホームページ
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絶品!たなか吟製・むかし柿の葉すし

2014年08月18日 | グルメガイド
柿の葉すし本舗たなかさん吟製「むかし柿の葉すし」をいただいた。販売は8月10日で終了しているが(通販限定商品)、あらかじめお願いして、1週間遅れの8月17日(日)に到着するよう、クール便で送ってくださったものだ。同封されていた説明書きによると、

柿の葉すしは、魚(鯖)の旨味と柿の葉の香りをすし飯に移して食べるおすしです。よって、作り立ての新鮮さを良しとする江戸前寿司やネタの彩りを競う大阪の押し寿司とも一線を画します。



味の決め手となるのは重石をすることによる熟成のすすみ具合です。仕込んですぐは塩辛く、2日めは塩の角が取れてまったりと、そして味の真髄は3日目で、熟成から生じる甘さが感じられます。

昔ながらの手にぎりと重石にこだわり、旬の青葉で包みました。形は不揃いであっても味わい深い「地元のほんまもん」を味わってみてください。すでに熟成が始まっております。冷蔵庫には入れずに、お早いうちにお召し上がりくださいませ。 たなか敬白


こういう状態で送られてくる。木箱にギッシリと詰め、重石がわりにゴムバンドで押している

クール便で着いたが、発泡スチロールやボール紙で梱包されているので、ほどよい温度に保たれていた。到着後、早速いただいたところ、鯖は厚く大きく、ご飯もたっぷりで、これはうまい!これは昔懐かしい柿の葉寿司だ。ちゃんと「2日めは塩の角が取れてまったりと」という具合に仕上がっている。



故郷の九度山町(和歌山県伊都郡)では、秋の祭りのときに自宅で柿の葉寿司を作った。だから実家には木箱(型枠)と重石があった。母の故郷(奈良県吉野郡大淀町)では、6月1日の吉野川の川開きのときに作ったという。祖母(母の母)の作る柿の葉寿司はとても美味しくて「製法特許を取っておけば良かったのに」とよく母が言っていた。鯖に塩をよく利かすことがコツだそうだ。塩を利かしても、熟成が進むと角が取れるから美味しいのだろう。


市販の柿の葉寿司より、ひとまわり大きい。葉は、目に染みるほど青々している

3日目の朝を迎えた今、もう一度いただいたところ、「熟成から生じる甘さが感じられます」という言葉のとおりで、まろやかに熟成した鯖の味がご飯にも移り、絶妙な味に変化している。そこに青々とした柿の葉が香りを添える。これをもっと早くから知っていたら、柿の葉寿司グルメの酒仙堂さんに教えてあげれたのに…。


鯖はこんなに大きくて、ご飯を包み込んでいる

年間を通じて販売される柿の葉寿司の葉っぱは、塩漬けにして保存しているそうだ。だから柿の葉に包んで時間が経つと、葉から塩分が染み出てくるので、寿司が塩辛くなる、と聞いたことがある。「むかし柿の葉すし」の葉は、収穫したばかりの青葉をそのまま使っているので、葉の塩分が味を邪魔することがないのだろう。

吉野でも紀北(和歌山県北部)でも、手間のかかる柿の葉寿司を自宅で作るという家は、激減していることだろう。ぜひ、たなか吟製「むかし柿の葉すし」で、昔ながらの味を楽しんでいただきたいものだ。私も来年は、ぜひ夏のギフトに使わせていただきたい。



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畿央大学・やまとフォーラム(第6回)は、8月31日(日)開講!(2014Topic)

2014年08月17日 | お知らせ
畿央大学(北葛城郡広陵町馬見中4-2-2)恒例の市民公開講座「やまとフォーラム」が、今年も開催される。基調講演の講師は、奈良国立博物館から帝塚山大学に移られたばかりの西山厚氏で、演題は「江戸時代の大仏復興~公慶上人の生涯~」。基調講演を含め、お1人3コマまで受講できる。参加は無料だが申し込みが必要である。同フォーラムのHPによると
※トップ写真は、同大学のホームページから拝借

夏の公開講座「やまとフォーラム」を開催します!

学校法人冬木学園は地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。やまとフォーラムでは、畿央大学をはじめ冬木学園各校の教員をはじめ、地元地域で活躍されている方がたを講師に招いて14の講座を開講いたします。基調講演を含めてお一人様3講座にご参加いただけます。もちろん、参加費は無料です。



日時 2014(平成26)年8月31日(日)受付12:30~ 基調講演開会13:00~
会場 畿央大学
プログラム
ご挨拶 13:00~13:20
基調講演 13:20~14:20
 講師:西山 厚 (帝塚山大学文学部文化創造学科教授)
 テーマ:「江戸時代の大仏復興~公慶上人の生涯~」
公開講座Ⅰ限目 14:40~15:40
公開講座Ⅱ限目 16:00~17:00
申し込み方法 申し込みフォームは、こちら、各講座の内容の詳細は、こちら

※Ⅰ限目に7講座、Ⅱ限目に6講座を開講します。Ⅰ限目から、Ⅱ限目からの参加もできます。
※参加される方は、お申込みの上、直接会場にお越し下さい。(公共交通機関をご利用ください) 

■やまとフォーラムのお問い合わせ
畿央大学 企画部 TEL 0745-54-1601 担当:水野、横沢、増田、伊藤

基調講演のほか、今年も興味深い公開講座がラインナップされている。私が注目するのは、Ⅰ限目の「奈良は清酒発祥の地」(講師:正暦寺住職 大原弘信さん)とⅡ限目の「奈良酒を世界に向けて」(講師:油長酒造社長 山本嘉彦さん)。日本清酒発祥の正暦寺は、大雪で半壊した本堂屋根の修理のため、浄財を募っておられる。油長酒造は「風の森」「鷹長」で知られる老舗で、輸出に注力されている。

このほかⅠ限目の「斑鳩地域における飛鳥時代の様相」(講師:斑鳩町教育委員会事務局 平田政彦さん)、「古事記1300年の幕開け」(講師:奈良県神社庁参事 中川行夫さん)、Ⅱ限目の「日本の国の成り立ち、知っていますか?」(講師:橿原市世界遺産推進課 露口真広さん)などは、歴史好きにはたまらない。ほかにも健康、福祉、教育、生活、農業など、興味深い講座が続々。

畿央大学へは近鉄五位堂駅からバスで5分(徒歩だと15分)、エコールマミの西側である。ぜひ公共交通機関でご参加ください!



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