tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

鳥光(とりみつ)阪神尼崎店

2009年05月12日 | グルメガイド
以前、阪神なんば線で尼崎に出張したついでに、南京町(神戸市)で中華を食べてきた、と書いたところ、「それは惜しいことをした。尼崎にも美味しい店があったのに」と言われてしまった。確かに、尼崎にもたくさん良い店がある。で、大阪に出張した帰り、今度は尼崎に立ち寄ることにした。尼崎へは、梅田から阪神電車でわずか7~8分である。市外局番も大阪と同じ「06」だというから、ほとんど大阪市内である。
※阪神なんば線で「南京町」へ
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/952f776eb31169277da50df559d7208b



阪神尼崎駅前(北へ徒歩1分)に「鳥光(とりみつ)」(阪神尼崎店)という焼鳥屋さんがあった。本店は神戸市須磨区だ。京都で創業されたのが1892年(明治25年)というから、今年で117年という老舗である。
※鳥光の公式ホームページ
http://www.torimitu.com/


時代劇にでも出てきそうな店内

尼崎店の開店は1975年(昭和50年)だそうだが、建物は古色蒼然としている。別の商家として営業していたのだろう。真田幸村と同じ六文銭のマークがついていたので、幸村と関係があるのだろうかと期待して店に入った。



お店のHPに「鳥光のこだわり」が載っていた。《創業明治25年から守り続けられる秘伝の「たれ」を使用しています。百年余り継ぎ足しで使う「たれ」には、旨味がじっくり蓄えられ、焼鳥に良く馴染みます。鳥光の「焼鳥」は上質な鳥肉に深みのある「たれ」が乗る、絶妙の味わいです》。


2階でも焼けるようになっている

《炭火は強い火力を持つと同時に、赤外線効果を持っています。だから、表面を焦がしすぎず、中までやわらかく火を通すことが可能なのです。 また、炭の火が、煙を燻し、なんとも言えず香ばしいという香りで焼き上がります。鳥光では炭の中でも最高級と言われる紀州備長炭を使用しています》《炭火は燃え方も一定ではなく、炭の大きさも形もまちまちです。 この扱いにくい炭火を使って、最高の状態に焼き上げるのに、熟練の焼き手は欠かせません。鳥光では、100年余培った技術を伝えつづけています》。


2階の座敷。他にも部屋があって、とても広い

ところで「六文銭」であるが、店員さんにお聞きすると、経営者の姓が「真田」さんなので、六文銭マークをつけているのだそうだ。残念ながら紀州九度山(私の故郷で、幸村が配流されていた)や信州上田(真田氏の本拠地)とは関係がなさそうだ。


お通し、肝焼き(タレ 3本)400円、地鶏ネギ身焼き(塩 2本)430円とお酒

さて、メニューである。たくさんの焼鳥メニューが揃っている。私は1品ものを注文したが、割安な2500円の「おすすめコース」(先付、鳥刺身、串焼き盛合せ、鳥から揚盛合わせ、おすすめ一品 ただし2人前から注文)や、会席料理(3680円~)もある。


皮(塩 3本)400円、なんこつ串(塩 2本)400円。焼鳥は、皮に始まり皮に終わる

秘伝のタレに漬けたタレ焼きも良いが、私には、鳥の旨みがダイレクトに伝わる塩焼きが美味しかった。味噌漬焼きは、あまり他店で見かけないメニューだが、これはイケる。


手羽味噌漬焼き740円

それにしても大きな焼鳥屋さんだ。こんな規模の店は奈良では見かけない。味も雰囲気も良いし、値段はリーズナブル。こんなお店の2階で、歓送迎会でもやってみたいものだ。

阪神尼崎へは、近鉄奈良駅から快速三宮行きで約50分という近さである。ぜひ、いちどお立ち寄りいただきたい。
※ぐるなびの同店サイト
http://r.gnavi.co.jp/k681201/

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