tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

産地直伝!ハッサク(八朔)のうまい食べ方

2021年04月24日 | 九度山町
和歌山県の特産品、ハッサク(八朔)。紀州生まれの私は昔からハッサクが好きで、今もよく食べる。ミカンの季節が終わったあとに出てくるので、長く柑橘類が楽しめる。今は「はるみ」や「せとか」などの新品種のオレンジが春まで出回っているが、酸味の強いハッサクはまた独特の味わいがある。

最近は、グレープフルーツが売れないそうだ。強い酸味が嫌われているのと、一部の薬品と併用すると、効果が強く現れたり副作用が出やすくなるからだそうだ。ハッサクは酸っぱいから美味しいのだが、最近はずいぶん甘くなった。まあこの程度の甘さは私の許容限度内なのだが(私はリンゴでも、酸っぱいのを好む。以前ここに書いた)。


まずはハッサクを4等分に切る

奈良に移り住んだばかりの約40年前、大和高田市あたりを車で走っていて、道ばたで果物を売っていてる露店を見つけた。「ハッサク一袋1,000円」とあった。袋とは、ゴミなどを入れる45リットルのポリ袋なので、10kgのミカン箱よりずっと大きい。早速車を止めて買いに走ると「もう店じまいするので、二袋1,000円で良いです」とのことで、勢いで二袋も買ってしまった。家には妻と乳幼児だけ。結局、ほとんど私一人で全部平らげた。最後は傷まないよう、冷蔵庫に入れて食い延ばしたのであるが。

ハッサクの欠点は皮が硬くて「むきにくい」こと。しかし私の実家では、こんな風にして食べる。とても早く簡単にむけるが、あまり知られていないようなのでここで紹介しておく。


尖ったところを切り落とせば、出来上がり!

取り出しましたのは、スーパーで買った大ぶりの和歌山県産ハッサク(奈良県産には小ぶりのものが多いので)。①まずはこれを包丁で4等分。②つぎに尖ったところを包丁でスパッと削ぎ落とす。これだけです。この段階まで来ると、③あとは手でむけます。面倒だったハッサクが簡単にむけるやり方、ぜひお試しください!
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2 コメント

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Unknown (木方)
2021-04-27 11:25:26
はっさく大好きです、父にははっさく娘と呼ばれてました。そう今そう出会えないしまたそう昔に比べれば酸味も少なくなっているでしょうね。
昨日もテレビの中で歌手の方のおばあちゃんの農園でかな?伊予柑とか出てきたのですがはっさくの言葉も出て来たように思った(聞きたかったのかも?)ので柑橘買ってきました。もちろんスーパーではないですから道の駅とか行けるまで我慢ですが、売れないと耐えてしまうのではないか?と不安に思いました。なのではっさくに出会ったら間違いなく買う人間もいる事お伝えしておきます。

またそう爪や何かでやらないと皮が剥きにくく食べると決めてからも食べるまでにならないんですよね、意志がないと。食べ易くないと食べない人も家族でもいるし、そういう意味でははっさくに親しくされている方の知恵はとてもありがたいです。

画像見ただけでも匂いを感じて酸っぱくなりますよ。
テレビの場所は長崎の稲佐山でしたけど、九度山も柑橘には良い土地なのでしょうね。大和橘も気になりますが、産地自体にもこだわるのでコロナ明けは、いい時期にはっさくツアーしたいと思います。
今橘の種を大事に御守りにしているんですが、なんせ育てられないので父が居たらなあと困っています。
はっさくも種って当時はいっぱいでしたよね、今のみかんは種が少ない。そう思うと子孫繁栄しにくくなっているのかな?とも。消費が進まないならば違う方法で需要が増えてくる事を願います。橘やゆずに比べるとちょっと目立ちにくいですが、酸っぱさは度を超えているのでパテシエさんやシェフなどに目を付けて貰えるといいですね。はっさく応援団はきっと水面下で目立たずですがもっといるといいですね。
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頑張れ、ハッサク! (tetsuda)
2021-04-29 14:42:18
木方さん、コメントありがとうございました。

> はっさく大好きです、父にははっさく娘と呼ばれてました。そう今そう
> 出会えないしまたそう昔に比べれば酸味も少なくなっているでしょうね。

「はっさく娘」とはスゴイ、「はっちゃき娘」とかけているのでしょうか。今のハッサクはやや甘くなりましたが、それでも他の柑橘類に比べれば、相当酸っぱいです。酸っぱくないハッサクなど、食べたくないですね。地味な存在ですが、名脇役の風格があります。

> 酸っぱさは度を超えているのでパテシエさんやシェフなどに目を付けて貰えるといい
> ですね。はっさく応援団はきっと水面下で目立たずですがもっといるといいですね。

グレープフルーツとはまた違った酸っぱさですので、面白いデザートができそうです。頑張れ、ハッサク!
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