時事通信社の「時事ドットコムニュース」に、こんな話が出ていた。見出しは「伝統野菜でご当地グルメ=奈良県川西町」(11/16付)。内容を紹介すると、
※写真は2枚とも、フードコーディネーター・松田弘子さんのブログから拝借した
奈良県川西町は、室町時代から伝わる地元伝統の特産ネギ「結崎(ゆうざき)ネブカ」を使ったご当地メニューの丼を披露した。「歴史グルメ」として結崎ネブカ丼を知ってもらい、町おこしにもつなげたい考えだ。
結崎ネブカは葉ネギの一種。観世能発祥地の川西町に天から能面とともに降ってきたと語り伝えられ、約600年前の室町時代から当時の結崎村で栽培されていたという伝統野菜。葉の柔らかさ、甘味や濃厚な味が特徴だが、その半面、出荷などの際に傷みやすく、生産の難しさから一時は廃れていた。しかし、町が復活に取り組み生産者を増やしてきた。
開発された結崎ネブカ丼はゆでたネブカと薄揚げを白みそや酢などであえた丼料理。甘みにとろっとした柔らかい食感、ヘルシーさで女性にも支持されそうだ。町役場近くの喫茶店が改良を加えたオリジナルメニューとして取り入れるという。
竹村匡正町長は「結崎ネブカの知名度を全国的に広げていきたい。今回のレシピはいわば基礎で、魚介類や鶏肉を使うなどいろいろと工夫してもらえばいいと思う。食材として多くの人に結崎ネブカを知ってもらい、聖地として本物の味を食べに来てもらえるようになれば」と話した。

この丼の開発には、フードコーディネーターの松田弘子さん(もと同僚)が協力しているようだ。松田さんのブログ記事「結崎ネブカ丼発表試食会」によると、
川西町にて、大和伝統野菜結崎ネブカを使った結崎ネブカ丼の発表試食会が行われました。メニュー開発に協力させていただきました。室町時代からあったであろう食材を使って、ぬた丼を作りたいとの相談をいただき、調整させていただきました。
鶏肉や刺身などを使えば、味はまとまりやすかったのですが、今回は加えずに…との事で、なかなか難しいご相談でした。甘みと酸味を比較的に控えて、ネギのシャキシャキ感を出したかったので和え衣(あえごろも=調味料)と混ぜずにソースとしてかけました。
当日は、300名分の試食の仕込みとあって、町のお母さん達が頑張ってくれました。使ったネブカの量は10キロ。すごい量です。マスコミ各社取材に来られていましたので、順次放送、掲載があるかと思います。今後の展開を楽しみに見守りたいと思います。
「ぬた」はよくいただく。たいていイカなどと和えてあるが、ネギと薄揚げだけを使って、というのは、なかなか大変だったことだろう。
結崎ネブカのことは以前から注目していて、当ブログでも何度か紹介してきた。町役場近くの喫茶店ということは、「カフェねぶっか」のことだろう。私もぜひチャレンジしてみたい。皆さんも、足をお運びください!
※写真は2枚とも、フードコーディネーター・松田弘子さんのブログから拝借した
奈良県川西町は、室町時代から伝わる地元伝統の特産ネギ「結崎(ゆうざき)ネブカ」を使ったご当地メニューの丼を披露した。「歴史グルメ」として結崎ネブカ丼を知ってもらい、町おこしにもつなげたい考えだ。
結崎ネブカは葉ネギの一種。観世能発祥地の川西町に天から能面とともに降ってきたと語り伝えられ、約600年前の室町時代から当時の結崎村で栽培されていたという伝統野菜。葉の柔らかさ、甘味や濃厚な味が特徴だが、その半面、出荷などの際に傷みやすく、生産の難しさから一時は廃れていた。しかし、町が復活に取り組み生産者を増やしてきた。
開発された結崎ネブカ丼はゆでたネブカと薄揚げを白みそや酢などであえた丼料理。甘みにとろっとした柔らかい食感、ヘルシーさで女性にも支持されそうだ。町役場近くの喫茶店が改良を加えたオリジナルメニューとして取り入れるという。
竹村匡正町長は「結崎ネブカの知名度を全国的に広げていきたい。今回のレシピはいわば基礎で、魚介類や鶏肉を使うなどいろいろと工夫してもらえばいいと思う。食材として多くの人に結崎ネブカを知ってもらい、聖地として本物の味を食べに来てもらえるようになれば」と話した。

この丼の開発には、フードコーディネーターの松田弘子さん(もと同僚)が協力しているようだ。松田さんのブログ記事「結崎ネブカ丼発表試食会」によると、
川西町にて、大和伝統野菜結崎ネブカを使った結崎ネブカ丼の発表試食会が行われました。メニュー開発に協力させていただきました。室町時代からあったであろう食材を使って、ぬた丼を作りたいとの相談をいただき、調整させていただきました。
鶏肉や刺身などを使えば、味はまとまりやすかったのですが、今回は加えずに…との事で、なかなか難しいご相談でした。甘みと酸味を比較的に控えて、ネギのシャキシャキ感を出したかったので和え衣(あえごろも=調味料)と混ぜずにソースとしてかけました。
当日は、300名分の試食の仕込みとあって、町のお母さん達が頑張ってくれました。使ったネブカの量は10キロ。すごい量です。マスコミ各社取材に来られていましたので、順次放送、掲載があるかと思います。今後の展開を楽しみに見守りたいと思います。
「ぬた」はよくいただく。たいていイカなどと和えてあるが、ネギと薄揚げだけを使って、というのは、なかなか大変だったことだろう。
結崎ネブカのことは以前から注目していて、当ブログでも何度か紹介してきた。町役場近くの喫茶店ということは、「カフェねぶっか」のことだろう。私もぜひチャレンジしてみたい。皆さんも、足をお運びください!