tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

すっぱいリンゴ/甘いリンゴ

2016年11月18日 | 意見
「すっぱいリンゴ」をいただいた。最初、「りんごジャムって召し上がりますか?」と聞かれ、「いえ、ウチはパンは食べませんので」と申し上げると、「では、すっぱいリンゴは大丈夫ですか? 青森のりんごをいただいたのですが、すっぱくて、いつもジャムにしています」。

私は果樹王国・和歌山県(農業に占める果樹の比率が最も高い県)の出身なので、果物は何でも好きだ。子供の頃から、ザボンとか夏みかんとかハッサクとか、すっぱい果物には慣れ親しんでいる。で、「はい、すっぱいリンゴは大好きです」とお答えした。

翌日、3個のリンゴ(真っ赤、赤に黄色混じり、黄色)をいただいた。果物籠に入れて応接間に飾りたいほど、きれいで立派なリンゴだった。袋の中から、いい香りが漂ってくる。持って帰って早速、最もすっぱそうなの(小ぶりでワインレッドほどの赤さ。かつての「紅玉」を思わせる)をいただいた。おっ、これは美味しい! 果実が硬く締まってシャキッとしていて、ほどよい酸味が利いている。リンゴ本来の美味しさだ。最近出回っている甘いだけのリンゴとは違い、これは私の好みの味だ。

私の子供の頃にも「印度」という変に甘いリンゴがあったが、私は紅玉とか国光のほうが好きだった。そういえば長い間、紅玉も国光も、スーパーで見かけない。たまにスーパーで大ぶりの新しい品種のリンゴを買うこともあるが、変に甘くて柔らかくて、全くリンゴらしくない。私と同じ好みの人も多いと思い、ネットで検索してみると、やはり「すっぱいリンゴ」派がいて、Yahoo知恵袋で、こんな質問をされていた。

青森の方 教えて下さい。どうしても、あのまぼろしのりんごがもう一度食べたいのです。8年位前になりますが、青森のりんご売りの軽バンが家の所に来ました。その時に、緑色でかなり大きなりんごを1つ他のフジりんごなどとともに、買ったのです。

その緑のりんごは、酸味が強く、味が濃く今までに食べたことがない位美味しかったのです。残念ながらそのりんごの名前が分からず、その後りんご売りも来ないので未だに分からずじまいです。




結局、そのリンゴは「サン陸奥(むつ)」(ただし黄緑色に限る)という品種だった。これは買ってみなければ…。最近はミカンもやたら甘くなって、美味しくなくなった。適度な酸味がミカンの味を引き立てるというのに…。単に甘いのは「ボケた味」のミカンだ。ハッサクまで甘くなって、たまらず当ブログに「甘すぎる!」という記事を書いたこともある。

かつて日本酒がどんどん甘口になっていて、途中で辛口が盛り返したことがあった。リンゴもミカンも、どこかでUターンしてくれないものだろうか。もちろん、柿や桃は、甘い方が良いのだが…。




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする