大和郡山市観光PR大使で、和歌山県観光キャンペーンガールなどをお務めになる演歌歌手・山口智世(さとよ)さんと、久々にお会いした。ならどっとFMの番組「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」(9/26放送分)のゲストとしてお呼びしたのである。
※写真は、すべて「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」(ならどっとFM)で
山口さんのこれまでの歩みや現在の活動をお聞きし、お歌もたっぷり聞かせていただいた。山口さんのことは、ニュース和歌山の「スマイリスト」コーナー(2012.7.11付)で詳しく紹介されている。タイトルは「いつまでも身近な歌手で 紀南と故郷 歌で応援する山口智世さん」だ。
夏祭りや福祉施設の催しでコンサートを重ねる和歌山市の歌手、山口智世さん。故郷の魅力を歌に込めてきた山口さんは今、紀南の水害復興イベントに積極的だ。7月27日(金)午後6時から県立近代美術館前のたそがれコンサートで、自らの『悠久の道~熊野古道~』を県警音楽隊と共演。秋以降も紀南を歌で元気づける計画だ。和歌山、奈良の観光発信も担う山口さんに歌へのぞむ心を聞いた。 (文中敬称略)
山口智世…和歌山市生まれ。8歳から演歌を歌い、ボランティアで福祉施設、更生保護施設などで披露してきた。学生時代は県や和歌山市のキャンペーンスタッフとして観光PRを経験。現在は「ふれあいコンサート」と題し、各地のイベントに出演している。
──紀南水害の後、田辺市などで歌いました。
山口 実は昨年9月に中辺路町などの催しに出演する予定でしたが、水害で延期になったんです。それで昨年末に被災地を激励する「がんばろう田辺災害復興祈念コンサート」に出演しました。まだ道がえぐれ、住民にも不安感がありました。それでもアコーディオンの伴奏で、みなさん一緒に歌って頂き、逆に元気をもらいました。
向かって右が山口さん。左はパーソナリティの羽原あき子さん
──今月には『悠久の道~熊野古道~』を県警音楽隊と共演します。
山口 『悠久の道』は2004年に熊野がユネスコの世界遺産に登録された時に発表した曲です。紀南では様々な場所で曲を使ってくれていて、私が現地で歌うと、地元の観光ガイドさんが「本物を聴けた」と喜んでくれます。熊野を世界の宝と歌うこの曲は思いが込めやすい。復興を祈る気持ちで県警音楽隊のみなさんと一致しました。
──小さい時からボランティアで歌っています。
山口 8歳からです。もとはクラシックバレエをやっていたのですが、家族の影響で演歌を歌うようになりました。そのうち、ちびっこのど自慢など大会に出場し、グランプリを幾つも頂きました。福祉施設でおじいちゃん、おばあちゃんの前で歌うのは私の原点と思っています。元気になって欲しいと願って歌うと、心から喜んでくれ、手をにぎって泣いてくれる。私の成長を見守ってくれた場所です。
──故郷の良さを歌った曲が多いですね。
山口 紀の川市誕生を記念する『紀の川音頭』、有田川町のあじさいを讃えた『あじさい情話』、和歌山の魅力を地元から発信することにこだわっています。これから夏祭りと忙しいですが、行く所で和歌山の良さをみなさんが教えてくれます。
──観光キャンペーンも経験していますね。
山口 県や和歌山市のキャンペーンスタッフとしてPRをしてきました。09年には県のわかやま応援団員に、また10年には奈良県大和郡山市の観光PR大使になりました。奈良の平城遷都千三百年に合わせ『ひとり大和路』などの歌を出した縁です。大和郡山市は金魚の産地として有名で、城下町の雰囲気と現在の街並が融合したいい所です。私は奈良では和歌山の魅力を、和歌山では奈良の良さを伝えます。紀南の水害後、奈良の人に紀南の現状を伝え、「じゃあ、和歌山の温泉へ行こうかな」と言ってもらいました。両県の架け橋にもなりたいですね。
──今後の目標は?
山口 いつでも「さとよちゃん」と呼んで頂ける身近な歌手でいるのが私の目標です。音楽がくれる出会いの力を楽しんでいきたいですね。
彼女は近畿大学法学部法律学科卒。歌手として活動される一方で、法律の知識を活かし、大阪保護観察所などで勤務されてきた。歌手活動は、地方自治体などが主催する「お堅い」イベントや、福祉施設などの慰問が中心だ。今は有田川町(和歌山県)の観光大使にも任命され、11月8~9日に開催される「全国棚田サミットに向け、PR活動に注力している。
「これからは神社仏閣の行事への出演や、他のアーチストとのコラボもしてみたい」と意欲を見せる。以前私が当ブログで紹介したのでよくマネージャーと間違えられるが、残念ながらそうではない。公演などのご依頼はご本人(090-8651-4973)に直接申し込んでいただきたい。
皆さん、山口智世さんをどうぞよろしく。山口さん、ますますのご活躍を期待しています!
なお、ならどっとFMの番組「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」は、この9月で一旦終了した。私は10月から、ダイシン化工株式会社提供の新番組「tamayura α(たまゆらアルファ)奈良の響き」[毎週金曜日AM10:30~11:00(第2・4週は再放送)]の「第1部」に協力させていただくことになった。「tamayura α」は局のHPによると、
tamayura α-奈良の響き-【新番組】
毎週金曜日AM10:30~11:00(第2・4週は再放送)
第1部「たまゆら音風景」奈良の寺社風景レポート
第2部「たまゆら劇場」たまゆら音風景で訪ねた場所が背景になった、ショートドラマ
第3部「たまゆらの海」奈良に根ざす人へのインタビュー
提供:ダイシン化工株式会社
パーソナリティ:羽原あき子
たまゆら劇場制作:小野小町
なお《たまゆら(玉響)は、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、あるいは「かすか」を意味する古語》(Wikipedia)。羽原さんと私が奈良の寺社を訪ねて、様ざまな「音風景」を紹介し、2部のドラマにつなげていく。ぜひ、こちらもお聞きいただきたい。
※写真は、すべて「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」(ならどっとFM)で
山口さんのこれまでの歩みや現在の活動をお聞きし、お歌もたっぷり聞かせていただいた。山口さんのことは、ニュース和歌山の「スマイリスト」コーナー(2012.7.11付)で詳しく紹介されている。タイトルは「いつまでも身近な歌手で 紀南と故郷 歌で応援する山口智世さん」だ。
夏祭りや福祉施設の催しでコンサートを重ねる和歌山市の歌手、山口智世さん。故郷の魅力を歌に込めてきた山口さんは今、紀南の水害復興イベントに積極的だ。7月27日(金)午後6時から県立近代美術館前のたそがれコンサートで、自らの『悠久の道~熊野古道~』を県警音楽隊と共演。秋以降も紀南を歌で元気づける計画だ。和歌山、奈良の観光発信も担う山口さんに歌へのぞむ心を聞いた。 (文中敬称略)
山口智世…和歌山市生まれ。8歳から演歌を歌い、ボランティアで福祉施設、更生保護施設などで披露してきた。学生時代は県や和歌山市のキャンペーンスタッフとして観光PRを経験。現在は「ふれあいコンサート」と題し、各地のイベントに出演している。
──紀南水害の後、田辺市などで歌いました。
山口 実は昨年9月に中辺路町などの催しに出演する予定でしたが、水害で延期になったんです。それで昨年末に被災地を激励する「がんばろう田辺災害復興祈念コンサート」に出演しました。まだ道がえぐれ、住民にも不安感がありました。それでもアコーディオンの伴奏で、みなさん一緒に歌って頂き、逆に元気をもらいました。
向かって右が山口さん。左はパーソナリティの羽原あき子さん
──今月には『悠久の道~熊野古道~』を県警音楽隊と共演します。
山口 『悠久の道』は2004年に熊野がユネスコの世界遺産に登録された時に発表した曲です。紀南では様々な場所で曲を使ってくれていて、私が現地で歌うと、地元の観光ガイドさんが「本物を聴けた」と喜んでくれます。熊野を世界の宝と歌うこの曲は思いが込めやすい。復興を祈る気持ちで県警音楽隊のみなさんと一致しました。
──小さい時からボランティアで歌っています。
山口 8歳からです。もとはクラシックバレエをやっていたのですが、家族の影響で演歌を歌うようになりました。そのうち、ちびっこのど自慢など大会に出場し、グランプリを幾つも頂きました。福祉施設でおじいちゃん、おばあちゃんの前で歌うのは私の原点と思っています。元気になって欲しいと願って歌うと、心から喜んでくれ、手をにぎって泣いてくれる。私の成長を見守ってくれた場所です。
──故郷の良さを歌った曲が多いですね。
山口 紀の川市誕生を記念する『紀の川音頭』、有田川町のあじさいを讃えた『あじさい情話』、和歌山の魅力を地元から発信することにこだわっています。これから夏祭りと忙しいですが、行く所で和歌山の良さをみなさんが教えてくれます。
──観光キャンペーンも経験していますね。
山口 県や和歌山市のキャンペーンスタッフとしてPRをしてきました。09年には県のわかやま応援団員に、また10年には奈良県大和郡山市の観光PR大使になりました。奈良の平城遷都千三百年に合わせ『ひとり大和路』などの歌を出した縁です。大和郡山市は金魚の産地として有名で、城下町の雰囲気と現在の街並が融合したいい所です。私は奈良では和歌山の魅力を、和歌山では奈良の良さを伝えます。紀南の水害後、奈良の人に紀南の現状を伝え、「じゃあ、和歌山の温泉へ行こうかな」と言ってもらいました。両県の架け橋にもなりたいですね。
──今後の目標は?
山口 いつでも「さとよちゃん」と呼んで頂ける身近な歌手でいるのが私の目標です。音楽がくれる出会いの力を楽しんでいきたいですね。
彼女は近畿大学法学部法律学科卒。歌手として活動される一方で、法律の知識を活かし、大阪保護観察所などで勤務されてきた。歌手活動は、地方自治体などが主催する「お堅い」イベントや、福祉施設などの慰問が中心だ。今は有田川町(和歌山県)の観光大使にも任命され、11月8~9日に開催される「全国棚田サミットに向け、PR活動に注力している。
「これからは神社仏閣の行事への出演や、他のアーチストとのコラボもしてみたい」と意欲を見せる。以前私が当ブログで紹介したのでよくマネージャーと間違えられるが、残念ながらそうではない。公演などのご依頼はご本人(090-8651-4973)に直接申し込んでいただきたい。
皆さん、山口智世さんをどうぞよろしく。山口さん、ますますのご活躍を期待しています!
なお、ならどっとFMの番組「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」は、この9月で一旦終了した。私は10月から、ダイシン化工株式会社提供の新番組「tamayura α(たまゆらアルファ)奈良の響き」[毎週金曜日AM10:30~11:00(第2・4週は再放送)]の「第1部」に協力させていただくことになった。「tamayura α」は局のHPによると、
tamayura α-奈良の響き-【新番組】
毎週金曜日AM10:30~11:00(第2・4週は再放送)
第1部「たまゆら音風景」奈良の寺社風景レポート
第2部「たまゆら劇場」たまゆら音風景で訪ねた場所が背景になった、ショートドラマ
第3部「たまゆらの海」奈良に根ざす人へのインタビュー
提供:ダイシン化工株式会社
パーソナリティ:羽原あき子
たまゆら劇場制作:小野小町
なお《たまゆら(玉響)は、勾玉同士が触れ合ってたてる微かな音のこと。転じて、「ほんのしばらくの間」「一瞬」(瞬間)、あるいは「かすか」を意味する古語》(Wikipedia)。羽原さんと私が奈良の寺社を訪ねて、様ざまな「音風景」を紹介し、2部のドラマにつなげていく。ぜひ、こちらもお聞きいただきたい。