tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

なら奈良館

2007年08月16日 | 仏像
まずは写真をご覧いただきたい。山田寺仏頭(興福寺蔵)の後ろに、新薬師寺の十二神将像がずらりと並んでいる。奈良が誇る超一級の国宝が、一枚の写真に収まっているのだ。

これは、近鉄奈良駅ビル(4~5階)の「なら奈良館」だ。以前は近鉄が運営する「奈良歴史教室」だったが、現在は奈良市が引継いでこの名前に変わっている。高さや外観が不評の駅ビルだが、こんな良い施設もあったのだ。

広告などでは実物大の「大仏さまの左手」ばかりが取り上げられるので、私は「子供向けの施設なのか」とカン違いしていたが、実際に訪ねてみると驚きの連続だった。

薬師寺西塔の木製模型、法隆寺や唐招提寺の(実物大の)木組み模型、奈良町一帯(江戸時代)の立体復原模型、お水取り風景の復原模型、そして圧巻が写真の山田寺仏頭(加藤登紀子似!)と十二神将像の実物大の模造品。

このほか、たくさんのパネルやビデオ映像で、奈良の歴史や世界遺産が学べるようになっている。猛暑の屋外と違って涼しいし、何より駅のすぐ上という好立地だ。入館料も安い(大人300円、高校生200円、小中学生は無料)。私は写真の仏さまだけで、十分満足だった。
http://www.narakan.com/index.html

希望すれば、「なら・観光ボランティアガイドの会」による無料ガイドも利用できる。ついでに食事をするなら、8階に「北京料理 奈良百楽」がある。

親子で楽しく学べる「なら奈良館」。暑い昼間に訪ねたい、奈良のお薦めスポットである。
コメント (7)
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